16卒 本選考ES
総合職
16卒 | 早稲田大学 | 男性
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Q.
日本銀行への志望理由を述べてください(公的な機関で働くことの意義、日本銀行でどのような貢献・活躍をしたいと考えているか等)(400文字以内)。
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A.
私は、仕事を通じて社会を根底から支えたい。東日本大震災の際に、当時高校生だった私は東北で生活をしていた。あれだけ甚大な被害にも関わらず、普段通りの経済活動を行うことができたのは、貴行が日銀ネット等を通じて金融機関に資金供給を行い、金融インフラの安定に尽力したからだということを知り、社会を根底から支えている貴行に大変興味を抱き、志望した。また、貴行のインターンでは経済学や経済統計の知識を用いて金融政策の現状分析を行い、適切な金融政策を実行することで、経済の基盤である物価の安定に努めていることを学び、分析を通じて社会に大きく貢献できることに魅力を感じた。入行後は、これまでに培ってきた経済学の知識を更に深めながら高い専門性を身につけ、同時に折衝力や知的好奇心を活かして幅広い分野で活躍し、国民の皆が安心して経済活動を送れるよう尽力したいと考えている。 続きを読む
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Q.
あなたが一生懸命打ち込んできたことを挙げ、打ち込むことができた理由とそこで得られたことについて述べて下さい(600文字以内)。
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A.
経済学習サークルの運営に尽力した。このサークルでは企業の方から経済についての講演会を開催しており、経済を学びたいと考えていた私の希望と合致したため、サークルの運営に尽力できた。私は社会人の講師をお招きする講演会の企画・運営を担当する代表を務めている。ご多忙な社会人の方々との折衝が多く、迅速に対応して欲しいという講師の期待があるのだが、後輩に指示を出しても締め切り近くまで動いてもらえず、迅速に準備を行えないことで運営に支障が生じていた。このことを後輩に話すと、私と後輩のスピード感に乖離があることに気が付いた。スピード感を持って業務に取り組むことで社会人の講師の期待に応えることができると考えた私は、チーム一丸となって迅速に準備を行えるように下記の2つのことに取り組んだ。(1)締め切りをこまめに設定し、毎日進捗を報告してもらうことで後輩に時間意識をもたせる。(2)後輩に主体性を持たせるために裁量を与える。これら2つの取り組みによって、ただ後輩に一方的に指示を与えるだけでなく、後輩にやりがいを与えることで以前よりも迅速かつ自発的に運営の準備を行えるようになった。また、代表である私がしっかりとマネジメントを行うことで、裁量を与えた際に後輩が失敗するリスクを最小限に抑えてきた。この経験から、自ら考え行動することの重要性を得た。 続きを読む
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Q.
金融、経済、その他の最近の出来事の中から、あなたが関心を持ったものを1つ選び、あなたの意見を述べてください(600文字以内)。
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A.
政府の財政健全化の取り組みに関心を抱いている。内閣府が今年の2月に示した「中長期の経済財政に関する試算」では、名目経済成長率が約3.5%の楽観的な経済再生ケースでさえも2020年度の基礎的財政収支は約9.4兆円の赤字になると見込まれており、仮に経済成長だけで黒字化を達成しようとすると約5%もの名目経済成長率が必要とされている。このことから、私は経済成長頼みの財政健全化は達成が困難であり、同時にどこまで痛みを伴った歳出削減を行えるかが今後の財政健全化の行方を左右すると考えている。その中でも、私は社会保障改革が必要だと考える。ここまで財政状況が悪化した原因は明らかに社会保障支出の急増であり、これをいかに抑制できるかが重要である。具体的な抑制策としては、年金分野においてはマクロ経済スライドを常に発動させることや、公的年金等控除の見直し、支給開始年齢の引き上げ等が挙げられる。また、制度の抜本的な見直しも考えられるが、一番重要なことはただ数字の辻褄を合わせるのではなく、この国をどうしていきたいのかというビジョンを示しながら議論を進めることであると考える。将来の財政状況に不安を抱いてしまうがために消費や投資が落ち込んでは、経済成長に悪影響を及ぼすばかりか、物価の安定もおぼつかなくなってしまう。金融政策の効果が適切に波及できる環境を整える意味でも、財政の健全化は必要不可欠であると私は考える。 続きを読む