【信頼と協力の力】【20卒】三井倉庫ホールディングスの総合職の本選考体験記 No.8003（早稲田大学/男性）（2019/7/23公開）

深掘りをされないため、周囲の学生との差がどのようについているのかが分かりづらいですが、自分の意思を持って話す必要があると考えます。

非常に固い雰囲気。中心に座る人事部長らしき人物は足を大きく開いており、横柄な態度であった。逆質問もなく、また深掘りもほとんどされなかった。

大学時代のことについて教えてください。

日本のことを多面的な角度から考察することで、より日本のことを知り、複合的な視点を持った人間になりたいと考えたからです。その目的を達成するため、スペイン語の学習に3年間取り組み、スペイン語の習得に力を入れました。具体的には、スペイン語の小説やスペイン文化論についてスペイン語で講読するとともに、日本文化についても日本以外の文化と比較することで多角的な思考を持ちながら学びました。この取り組みを通じ、複合的な視点を持って物事に取り組むことの大切さや、自らの主観的な視点で思考を進めていくのではなく、常に疑問を持って行動することの必要性を学びました。その結果、スペイン語で小説を読んだり、実際のネット記事を読む力をつけました。

職業選択について、大切にしていること

「仲間と共に協力しあい、チームワーク力で勝負できる環境であるか」を大切にしています。イギリスに2カ月間短期留学した際に、地元の大学生1名に対し3名で日本語を教えるという異文化交流をしました。当初、日本語特有の表現をどのように英語で伝えるか悩んでいましたが、他の日本人学生と試行錯誤しながら、最終的にイラストを用いて表現する方法を試しました。結果として外国人学生に理解してもらうことが出来ました。この経験から、一人で悩むのでは無く、多くの人々が協力して困難に立ち向かい、互いに知見を持ち合って貢献することで、成功に繋がることを学びました。海外経験をそのまま話すのではなく、その経験からどのようなことを得たのかがわかるように話した。

様々な会社の方と交流をしたり、実際に業務を行うことがあるため、そのような時に使われる信頼関係構築力が評価されていると考えられます。

人事面談会と比較して、温厚な感じを受けた。また、こちらの性格をしっかりと聞いてくれるような面接をしていただいた。

学生時代に力を入れて取り組んだことを教えてください。

1年間、予備校の校舎のアルバイトリーダーとして14名のスタッフを統括し、校舎に在籍する生徒数を増やす取り組みに力を入れました。どんな戦略で校舎自体をアピールして校舎の認知度を上げ、生徒を入塾させるか考えました。その取り組みを行うために、スタッフ全員が率先出来るよう、リーダーとしてスタッフの統括を行いました。しかしながら、当初は前年度の生徒の在籍数を上回ることが出来ず、スタッフのモチベーションも下がるという困難が生じました。このような状況でも、私自身が諦めずに積極的にビラ配布活動や勧誘の電話掛けといった地道な活動に携わり、モチベーションを維持し続けることが出来るよう働きかけました。結果として、前年と比較して110%の生徒在籍率を達成し、校舎に活気をもたらすことが出来ました。この経験から私自身が粘り強く取り組み続ける力を持ち、率先して動くことでチームを鼓舞することが出来ることを学びました。

自己PRをしてください。

私の強みは「誰とでも信頼関係を築き上げることが出来る」ことです。3年間予備校のチューターとして、毎年50名以上の生徒の「心を動かし」、第一志望大学合格に向けた指導を行いました。特に、生徒との年1回ある契約更新の際には、担当していた生徒全員と契約更新するという目標を設定し取り組みました。また、担当生徒1人あたりの単価が30~100万円と高額で、保護者や生徒との長期的な信頼関係の構築が必要であるため、何度も生徒や保護者の方との面談を行いました。その過程で塾を辞めたいと話してきた生徒がいました。課された契約更新のノルマを達成するためだけに契約更新をさせるのではなく、その生徒達に寄り添い、粘り強く面談や電話掛けを行いました。結果としてその生徒を含め、担当していた生徒全員の契約更新を行うことが出来ました。この経験から私は何事にも妥協せず取り組み続けることで、誰とでも信頼関係を築き上げることが出来ると考えます。