18卒 本選考ES
研究職
18卒 | 名古屋大学大学院 | 女性
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Q.
あなたが高砂香料工業を志望する理由、また、当社で挑戦したいことを教えてください。500文字
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A.
私は、「香りの開発を通じて人々の彩りある心豊かな生活に貢献したい」という夢を叶える環境があると考え、貴社を強く志望致します。この夢を持ったきっかけは2点あります。1点目は、私自身の人生に香りが関わることが多く、目には見えない香りだけれども、生活を彩るのに欠かせない要素であることを実感しているからです。例えば、松ヤニの香りでハンドボールに打ち込んだ中学高校時代、ゼラニウムの香りで集中力を高めた受験期、香水ごとに異なる恋愛の思い出などを回想します。人や物や思い出の印象を左右する香りには大きな付加価値があります。2点目は、不登校女子中学生の家庭教師経験を通じて、当たり前の今日を積み重ねられない苦悩を目の当たりにし、日々の生活を豊かな心で過ごすことの大切さに気付いたからです。人々の生活に身近な商品を通じて、心豊かな生活に貢献したいと思うようになりました。国内トップシェアを誇る貴社において、香料の開発を通じて、食品・日用品・化粧品など、人々の生活に身近な商品に幅広く関わることができるため、自身の夢を叶える土台があると考えています。貴社はアロマコロジー分野の研究に歴史があり、大変興味深いです。私は、香りの効果に科学的根拠をもち、最も心豊かになる香りを開発したいです。 続きを読む
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Q.
専攻・ゼミ・研究について、テーマ設定の理由や進捗状況、また、過程での気づきや発見、苦労した点や工夫したことなどについてご記入ください。600文字
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A.
私の研究テーマは「筋特異的分岐鎖アミノ酸代謝亢進による肥満との関連」で、世界中で急増する肥満を予防するために、遺伝子改変により体内BCAA濃度を低下させた「低BCAAマウス」を用いて、BCAAと肥満因子の相互関連を探っています。ところが当研究テーマが始動して以来5年間、どの因子に対しても有意差が出ないという壁があり、諦めてテーマを変更する者もいました。しかし私はデータのバラつきによって僅かな差が抹消されている可能性に着意し、1年かけてマウスの個体誤差及び実験手技の安定化に奮闘し、有意差の見出しに成功しました。この着意の鍵は、教授の前の席を確保し、人の5倍の頻度で教授との技術討論を心掛けた点にあると考えます。教授の些細な発言にも傾聴し、潜在的な意図を考え抜いてきました。成果のために粘り強く取り組むことと、第一人者から物怖じせず学ぶことの大切さを学びました。現在はこの着想と改善策をチームで共有し、一丸となって遺伝子レベルの有意差を見出し、チームで成果をあげていきます。 続きを読む
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Q.
あなたの強みは何ですか?その強みが活かされた、大学以降の経験に触れて説明してください。600文字
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A.
私の強みは「相手の視点に立って考える力」があることです。この強みを発揮して、家庭教師アルバイトとして不登校女子中学生を復学に導いた経験において、生徒の隠れた本心に寄り添うことができました。この経験で最も苦労したことは 生徒の不登校の要因解明とその除去です。これらは学習指導以上に、復学への糸口になると考えましたが、私自身は不登校の経験もなく、彼女の閉ざした心を開くのは至難でした。私は「話したくなる雑談」のために、彼女の年代の流行を勉強し、親から得た彼女の趣味を会話に盛り込む工夫をしました。また生徒に興味があることを示し、信頼関係を構築するために、帰宅後には会話の内容を全て記録・記憶しました。そして要因の一つに「友人と噛み合わない会話」が発覚しました。そこで私が生徒の友人役として接し、聞き手目線の意見を伝え、生徒の発言から受ける印象をフィードバックし続けました。結果、以前よりも性格が明るくなり、彼女から友人の話も聞けるようになりました。そして復学を果たし、彼女とは現在でも連絡を取り合う間柄です。私はこの経験から、仕事に「これだけやればいい」ということはなく、常識外れで遠回りのようで不安に感じても、相手の視点に立ち自ら行動することで良い結果を出せることを学びました。 続きを読む