22卒 本選考ES
研究開発職
22卒 | 東京理科大学大学院 | 男性
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Q.
研究テーマの概要
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A.
本研究では自動車などの表面を保護するコーティング材料の軽量化、塗布の簡便化を目指します。従来は高物性を得るべく有機と無機の複合型を用いており、下層に柔軟・密着性に優れる有機樹脂、上層に高硬度の無機樹脂という2層構成でしたが、高重量かつ界面剥離という問題があります。そこで有機と無機を混合した1層の樹脂を塗布した後、無機樹脂を表面に浮き出させ、上下に分離(傾斜)させることで物性を保ちつつ、軽量化を目指します。以上より高物性かつ軽量なハードコート剤が簡便に作製できます。現在は様々な条件検討の結果、1層で上下に分離した傾斜膜の作製に成功しました。今後は表面をより硬くし、さらなる物性向上を目指します。 続きを読む
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Q.
学生時代に、あなたが最も力を入れて取り組んだことを述べて下さい。
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A.
学園祭での伝統メニューの変更です。所属サークルでは創立以来37年間学園祭でおでんを販売しており、この売上はサークル運営に不可決でしたが近年の売上は低迷していました。そこでヒントを得るべく地元で人気の屋台に足を運ぶと、常温でも味が変わらない物を持ち運びやすい様に小分けで提供している事に気付きました。これを参考にカットチョコバナナを提案しました。伝統メニューの変更に批判が多く、初めは何度も否定されましたが自ら費用や作り方を検討し、実際に低コストの仕入れ先や簡便な調理法を示すことで認められました。皆で協力して費用を削減し、事前に試作を重ねて入念な準備を行った結果、当日は老若男女にとぶように売れ、昨年の2倍の利益を得ました。この経験より先入観や伝統に囚われすぎず物事を考えることの大切さを再認識しました。貴社では目標を見据えた上で柔軟な発想を持ち、新たな価値を生み出す挑戦的な研究者として貢献します。 続きを読む
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Q.
あなたが東レというフィールドで成し遂げたいことを述べてください。
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A.
材料の力で新しい価値を社会に提供し続け、より豊かな生活を作り出したいです。私は化学こそ、材料こそ世の中を豊かにすると考えます。これは材料には様々なものに変われる無限の可能性があると感じるためです。私は機能性高分子を扱う研究室に所属し、有機・高分子・光化学など幅広い知識を養うよう心掛けました。その中で様々な角度から物事を考える難しさと材料の持つ多くの可能性という楽しさを学びました。例えば曲がるディスプレイのような柔軟で剛直な材料を傘の骨に組み込み、ポケットに収納可能なサイズにするというような、今では想像できない物を材料の力で生みだし、社会に感動を与えます。またインターンシップを通し技術の方々の研究への熱い思いに感動すると共に、炭素繊維の世界1位確立など、圧倒的な技術力に魅了されました。この高い技術力と熱い思いの仲間と共に、研究室で培った知識や経験を活かし「将来の社会の常識」を具現化します。 続きを読む