20卒 本選考ES
総合職(技術系)
20卒 | 名古屋大学大学院 | 男性
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Q.
大陽日酸の志望理由を教えてください。
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A.
産業ガスの安定供給という大きな使命を背負い、責任感を持って働きたいと思い、志望しました。産業ガスは鉄鋼、医療、半導体などいたるところに必要とされる「産業の血液」であり、現代社会において産業ガスは無くてはならないモノだと知り、産業ガスに魅力を感じました。また、私は貴社の持つ低温や超伝導に関する高い技術力にも強い興味を持っています。物性物理学の研究で培った高圧ガスや低温、真空に関する知識を活かし、ガスの第一人者として産業ガスやガス機器に携わり、世界中の産業を支えたいと思っています。 続きを読む
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Q.
事務系を選択した方は、学生時代に学んだこと・頑張ったことを、技術系を選択した方は、研究概要(院生)・今後研究したいこと(学部生)を記入してください。
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A.
価数搖動物質SmSの非線形伝導について研究しています。SmSは常圧では約1000 K程度のエネルギーギャップを持つ黒い半導体ですが。圧力や磁場の印加によりギャップは減少し、室温では臨界圧力P_C~6.5 kbarでSm^(2+)の黒い半導体相(Black-phase)からSm^(2+) とSm^(3+)の価数揺動状態である金色の金属相(Golden-phase)へと相転移します。これまでBlack-phaseではSm^(2+)では理解ができないような奇妙な物性が複数観測されており、これらの起源は未解明のままです。近年、SmSのIV特性において負性微分抵抗を伴う非線形伝導現象が観測されました。私はBlack-Phaseで観測される数々の異常の原因がエキシトンによるものだと考えています。エキシトンとは電子と、電子と正孔が対を作り束縛状態を形成したものです。通常の半導体ではエキシトンは有限の寿命しか持ちませんが、SmSではエキシトンが基底状態として無限の寿命を持って存在する「エキシトン凝縮」が起きていると推測しています。エキシトン凝縮は理論ではよく研究されていますが、実験で示せた例はありません。SmSの非線形伝導に着目して研究することでエキシトン凝縮を世界で初めて立証し、物性物理の新しい世界への道を切り拓くことが研究目的です。 続きを読む
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Q.
あなたを表すキャッチフレーズとその理由を教えてください。
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A.
「いっぱいになることのない器」 勉学においても陸上競技においても現状に満足することなく、常に上を目指し続けてきたからです。私はもともと学力も身体能力も平凡な人間でしたが、その分努力をすればするほど結果として表れてきました。自分が成長していく感覚が癖になり、常に上を目指してあらゆる努力を惜しみませんでした。 続きを読む