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【医療革新への情熱】【19卒】テルモの開発技術職の本選考体験記 No.5013(鳥取大学大学院/女性)(2018/9/11公開)

テルモ株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。

※ 本ページに表示されるタイトルおよびHTML上のメタ情報には、生成AIが作成した文章が含まれます。

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2019卒テルモ株式会社のレポート

公開日:2018年9月11日

選考概要

年度
  • 2019年度
結果
  • 内定入社
職種
  • 開発技術職

投稿者

大学
  • 鳥取大学大学院
インターン
内定先
入社予定

選考フロー

企業研究

企業研究は企業ホームページのみを活用し、特に主力製品や一般公開されている中間期成長戦略などの資料をよく調べました。どの分野に伸びがあり、どの分野に着手しようとしているのか把握し、自分の専門性・能力・考え方とマッチする部分を見つけてアピールできるよう準備するためです。そのおかげか、「当社で何をしたいか」というような質問に対する応えを具体的かつ明瞭に伝えることができたと思います。
しかし注意したのは、「ある一つのことがやりたい」というよりも「幅広く興味がある」ことを伝えることでした。大手医療機器メーカーですが、iPS細胞を用いた研究なども行っており対象疾患も増やしていこうとしている会社ですし、ディスポーザブルの医療器具も展開している分野の広い企業です。だからこの企業は一点集中型よりもマルチなタイプが好まれると感じました。
「テルモで実現したいこと」を具体的に考えるのは当然ですが、その考えのみに固執せず、他のことをすることになってもモチベーション高くやり抜きますよ!という気持ちで臨みました。

志望動機

私が志望理由に挙げたのは以下の3点です。
1)「医療機器メーカーとして、注射針の細化・新しいカテーテルシステムの開発に代表されるように、より低侵襲な医療を実現する姿勢(いわゆる、企業の専門性の深化)」。これに加え、「再生医療や免疫細胞療法といった細胞療法など、これまでの分野外にも着手する姿勢(企業の専門性の広域化)」。これらのイノベーションの姿勢に惹かれたため。
2)事業内容の一つが、自分の現在の専門分野と非常に近いため
3)家族に心疾患を持っている者が多く、特に思い入れが強い。テルモの主な疾患ターゲットは心臓であり、この企業でこそ、心疾患治療に大きく貢献できると感じたため。
実際に喋るときはもっと簡潔になるように言いましたし、上記3つのうち2つしか言わない時もありました。面接の雰囲気を見て組み立てを変更しながら対応したのを覚えています。

インターン

実施時期
2018年02月

エントリーシート 通過

実施時期
2018年03月
通知方法
メール
通知期間
1週間以上

ESの内容・テーマ

自分の専門分野
自分の強み/弱み
志望職種(第4まで)
やってみたい仕事のイメージ
自己PRやセールスポイント
志望理由
テルモで挑戦したいこと・実現したいこと
研究・学業への取り組み方について、以下の選択肢から一つ選び、具体的に(1)新たに備わった考え方(2)最も重視したこと(3)最も苦労したことを解決策含め
学生時代の取り組み方について、以下の選択肢から一つ選び、具体的に(1)リーダーシップを発揮(2)高い目標にチャレンジ(3)新しい企画・アイデアを提案(4)自分で工夫して問題を解決
企業を選ぶ際に最も重視することは何か
研究概要

ES対策で行ったこと

先輩の書いたテルモのESを参考にした
学会抄録を読んでテルモの行っている最新事業をチェックした
企業ホームページの先輩社員のメッセージを読み、求められている力を自分なりに考え、アピールした

WEBテスト 通過

実施時期
2018年03月
通知方法
メール
通知期間
1週間以上

WEBテスト対策で行ったこと

SPIの問題集(解説よりも問題数が多いタイプ)を購入し、各単元の代表的な問題のみを軽くやった

WEBテストの内容・科目

性格診断

1次面接 通過

実施時期
2018年03月
形式
学生4 面接官1
面接時間
60分
面接官の肩書
人事
通知方法
メール
通知期間
1週間以内

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

学生時代のエピソードに対し、ただ漫然と取り組んでいるのではなく、一つ一つ自分の中で意味を持ってやっていたことでしょうか。あとは、自己PRの深堀に対して、「相手の空気を察する力や献身的な姿勢」という強みが、チームで動く企業の目線で評価されたと思います。

面接の雰囲気

人物マッチングメイン。ほぼ全ての質問に1分程度で答えるという時間制限があったので話を組み立てるのは大変だった。

1次面接で聞かれた質問と回答

自己PR(1分以内)

「私の強みは『求められる以上の仕事をする工夫を主体的に考え、行動する点』です。例えばこの力は、新入生の大学入学準備をサポートする学生スタッフをした際に発揮しました。入学前は友達や勉強、一人暮らしのことなど様々な不安を抱えています。これらを解消するために、相手からの質問に答えるだけでなく、積極的に会話をすることを心掛けました。人によって抱える不安は様々で、潜在的なものもあります。隠れた不安まで察するには、会話を通した信頼関係が必要だと考えたからです。このように顕在的・潜在的な不安まで解消することで顧客満足度を高める工夫を行った結果、『入学が楽しみになった』と言ってもらい、スタッフの中で一番多くお礼のお手紙をいただく結果にも繋がりました。」
※ESにも書いた内容であり、1分という短時間だったので、細かい部分は省略するよう努めました。

(自己PRの深堀で、)何をもって顧客満足度と捉えたのか

「主には相手の表情や仕草です。もちろん、相手の質問に的確に答えることや不安を解消することは前提です。スタッフ活動の性格上、こちらが新入生親子に説明するシーンが多くなります。だからといってこちらが一方的に長々と喋っては、相手にとって苦痛となってしまいます。そうならないよう、他愛のない質問をしたり、新入生だけでなく親や兄弟などお連れ様全員に万遍なく話しかけたりして、相手との距離を縮め素を引き出すことを心掛けました。そうすると最初は口数の少なくても、段々と笑顔で自分から自分のことを話してくれたり、物怖じせず質問をしてくれます。結果、生じた疑問はその場で解消でき、お帰りになった後に再度お問い合わせいただくことはありませんでした。
会話中につまらなそうにしていないか、あるいは踏み込み過ぎていないか、お帰りの際に笑顔か、といった相手の様子を観察し、より良い表情でお帰りいただくことを目標に努力しました。」
※自己PRで挙げた強み以外に、他の強みも伝えるようにしました。

2次面接 通過

実施時期
2018年04月
形式
学生4 面接官2
面接時間
90分
面接官の肩書
技術/技術
通知方法
メール
通知期間
3日以内

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

技術マッチングというくらいですので、自分の研究内容に対する発表・質疑応答を簡潔明瞭に的確に分かりやすく伝えることは重要です。それと同じくらい、他の学生の研究内容への質問力も見られていたと思います。

面接の雰囲気

技術マッチングがメインでしたが、人柄に関する質問も少しありました。5分で研究内容を紹介し、その場の全員から研究に対する質問を受ける形式でした。最初は趣味などの質問からしてくれ、にこやかに応じてくれたので緊張は全くしませんでした。企業側の計らいだと思います。

2次面接で聞かれた質問と回答

英語はどの程度できるか

英語に自信はなかったうえにTOEICの有効期限も切れていたので、正直にそれらを伝えました。
ただし、研究室に在学している留学生さん(日本語は全く喋れない)に積極的に英語で話しかけたり、お昼を一緒に食べたりしてアウトプットの機会を掴みに行くようにしています。英語が得意ではなくてもコミュニケーションを取ることに積極的であること、不得意でも英語を使う機会を自分から掴みにいっていることをアピールしました。
海外展開を積極的に行っている企業ですし、自ら手を挙げ希望する仕事を掴み取る制度を実施している企業でもあります。他の学生はTOEIC高得点の方ばかりでしたが、それでも私が通過したのは企業の特色にマッチしているはず!と自信を持って話せたからだと思います。

希望職種と違う職種になった場合、やっていけるか

「もちろんです。私は自分の今の専門性を活かせる職種(ESで選択した職種を言いました)を、順序を付ければ一番に志望しています。しかしその根底にあるのは、「人々の健康に貢献するモノづくりに携わりたい」という想いです。医療機器メーカーとして様々な面でイノベーションを目指してきた御社であるならば、全ての職が社会貢献に直結すると感じており、私の想いを達成できると確信しています。だからこそ、例え一番に挙げている○○職でなくとも、遣り甲斐を持って自分の強みを発揮し、御社ひいては社会に貢献します。」
※何でもいい、という投げやりな印象にならないよう注意しました。あくまで自分の軸と企業の全職がマッチしており、意欲も高いということです。

最終面接 通過

実施時期
2018年04月
形式
学生2 面接官3
面接時間
40分
面接官の肩書
人事/技術/技術
通知方法
電話
通知期間
1週間以上

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

常に笑顔で楽しそうに話せたことが大きかったと思います。実際自分を知ってもらう機会で楽しかったですし、だからこそ心にも余裕があり、自信を持って伝えられました。また、時事ネタについての質問もありましたので、研究以外の普段のニュースなどに対しても自分の考えを持っておくことが大切です。

面接の雰囲気

最終面接の割には、技術的な質問が大半でした。人事責任者クラスの方がESに基づいた質問を数個してから、技術責任者クラスの方々の質問という流れです。

最終面接で聞かれた質問と回答

入社後に挑戦したいことを具体的に

「細胞療法と内科的治療を組み合わせた新たな治療法の開発に挑戦したいです。私は大学で研究をする中(詳細は伏せます)で、細胞のポテンシャルを最大限発揮させ、社会に還元したい想いを持ちました。
現在の細胞療法は患部に直接注入する方法や静注する方法がありますが、これらの方法では細胞の生着率・生存率の低さが問題となっています。一方で、この問題点を解決するための細胞シート療法では、外科的侵襲が大きくなるデメリットが生じます。これらの問題点を解決するために、患部に生着しやすく生存率も上がるようコーティングあるいはプレコンディショニングされた細胞を、カテーテルを用いた内科的治療法でより低浸潤に移植できる治療法の確立を目指したいです。」

研究で最も苦労したことと乗り越え方

ESに書いたエピソードを、詳しい情報を足しながら紹介しました。要約すると、「○○が不明→遺伝子解析を計画→そのための実験は成功率・効率が悪い→安定して成果を得られるための条件を模索→成功」というエピソードです。多くの可能性を挙げ、実験の都度得られる結果から分かったこと・不明なままなことを整理し、次にどういった実験をするかを考え一歩ずつ着実に進行しました。結果、安定条件を設定でき、当初の計画通り遺伝子解析も行えたのですが、面接官の方から「企業の研究ではある種当然のこと」という尤もなご指摘をいただきました。面喰いつつも、「企業で当然のように求められる力を、学生のうちに経験でき達成できたことは自分の財産であり、必ず御社の役に立ちます」と自信を持って返しました。

内定者のアドバイス

内定後の企業のスタンス

内々定後も、他の企業を受けることを許容していました。内々定に対する返事を保留できる期限は決まっていますが、その期限を過ぎてしまっても再度意思確認の場を設けるという救済措置があったので、非常に寛容だと思います。

内定に必要なことは何だと思うか

企業研究と自己分析のすり合わせ。どの企業にも言えることですが、企業の特色と自分の強み・能力がマッチしていなければ自分を売り込むことは難しいです。私は語学力やリーダー経験などの大層な経験はしていません。しかし、主体的に物事に挑戦した経験はいくつかありましたし、やることの一つ一つに意味や目標を見いだして取り組んでいました。エピソードの大小ではなく、姿勢や学んだことが評価されると感じたので、社風とマッチしているエピソードを探してみてください。

内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか

軸がしっかりしており、何事にも自分の考えを持っている人の方が内定を取りやすいように思います。行動原理がはっきりしていることを意味するので、厳しい質問に対しても回避できる地盤が構築されているのかなと思います。

内定したからこそ分かる選考の注意点

一次面接から最終面接まで全て集団面接なので、喋りの上手な人・凄い経験をしている人・高学歴の人などと一緒になります。コンプレックスはしまっちゃいましょう。学歴で見ていないというのは私自身痛感したので!また、集団面接だからといって他の人と答えが被ることもほとんどありませんでした。変に気負わず、周りに左右されず、熱意をアピールすることが大切です。

内定後、社員や人事からのフォロー

内々定者SNSへの案内があり、入社前の社員さん・同期との交流の場を設けていただきました。

内定後入社を決めた理由

入社を決めたポイント

  • 会社のブランド・知名度
  • 成長市場で働きたい
  • 会社の規模
  • 会社の事業内容・サービス・やりたいことが実現できる

入社を迷った企業

株式会社ハーバー研究所

迷った会社と比較してテルモ株式会社に入社を決めた理由

一番の理由は、自分の今の専門分野と企業の事業内容が一致していることです。中学の頃からやりたかった専門分野なので、それを今後も職として続けられることが何よりも嬉しく、迷わず入社を決めました。
他の理由としては、業界が比較的安定であること、業界トップの企業でありレベルの高い同期や社員さんのもとで濃密な自己成長の機会が掴めると期待したこと、俗ですが給与水準・福利厚生のレベルが高いこと、などでしょうか。

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テルモの 会社情報

基本データ
会社名 テルモ株式会社
フリガナ テルモ
設立日 1921年9月
資本金 387億1600万円
従業員数 30,924人
売上高 9218億6300万円
決算月 3月
代表者 鮫島光
本社所在地 〒151-0072 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目44番1号
平均年齢 40.3歳
平均給与 755万円
電話番号 03-3374-8111
URL https://www.terumo.co.jp/
NOKIZAL ID: 1130500

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