18卒 本選考ES
技術職
18卒 | 東北大学大学院 | 男性
-
Q.
あなたが過去1~2年間で取り組んだことの中で,ご自身で成果が上がったと思われる取り組みには,どのようなものがありましたか?400
-
A.
卒業研究から修論研究を通して論理的思考力と課題遂行能力を身に着けることできたことです.研究室ではいかに無駄な実験をせず有用なデータを用意するかという点に注力してきました.初めは,出したデータについて鋭い指摘をされることも多々ありましたが,そういった際には人一倍論文を読み,教授や准教授とディスカッションを重ねるようにしました.そこから,“優れた研究者はどのようにデータを展開し議論を進めているのか”を学び自分にフィードバックしました.その結果,ある意見を主張したいなら,どんな実験系でどういったデータを出せばよいか自ら判断行動できるような論理的思考力を身に着けることができました.また課題遂行能力についても数々の実験を行う中で,常にPDCAサイクルを意識することにより課題遂行能力を身に着けることができたと考えています. 続きを読む
-
Q.
そのなかで,なかなかうまくいかずに苦労したが,それを克服するためにとったあなた自身の行動事実を第三者にもイメージできるように記述してください.600
-
A.
卒業研究において,困難な計測を成功させるため意見交換会を開いたことです.研究室配属から半年がたち実験にも慣れてきた4年生の夏頃に行った実験で,計測がうまくいかないという問題に直面しました.私は当時,タンパク質モーターの回転を計測する実験を行っていました.3週間ほど実験系の条件検討をしましたが何度繰り返してもネガティブデータばかりが蓄積され,非常に焦っていたのを覚えています. このまま一人で考え実験しても結果がでそうになかったため,私は周りの力を借りようと考えました.そして担当教員とのディスカッションはもちろんのこと,研究内容の異なる先輩や同期に意見を仰ぐため,資料をまとめ自主的に意見交換会を開催しました.異なる研究内容の人もいたため,まずは自分の研究内容と考え得る原因を分かりやすくまとめプレゼンしました.また自ら意見を求めることで場にいる皆から意見を仰ぎ議論を活性化させるよう心がけました.意見交換会では自分の思いもつかないような意見が多く,そこから得られた方法をまとめ戦略を練り直し再度,実験を行いました.結果として交換会で得られた“計測条件を変える”という意見を参考に行った実験で計測を成功させることができました.理論的には正しく計測条件に原因はないと決めつけていたため,私一人ではたどり着けなかった結果だったと考えています.この経験から周りの意見を仰ぐことの重要さを学びました. 続きを読む