【リスクとリターン、銀行の挑戦】【17卒】りそな銀行の夏インターン体験記（金融工学インターンシップ）No.287（大阪大学大学院/男性）（2017/12/14公開）

自分が所属してる研究室に募集がかかり、なんとなく興味をもったから。りそな銀行でインターンすることも早々無いだろうし、良い経験になると考えたため。

独自の選考

メールでの志望理由書記入（研究室単位での募集）

200字程度の志望理由及び自分の専攻と研究室名を付けてメールで応募した。特に選考というほどのものではなく、研究室に来た募集に応募したらそのままインターンシップに参加が決定した。

指定された15社ほど株のデータから、リスクとリターンを適切に設定して、ポートフォリオを組め。

前半にやったこと

最初にポートフォリオ、為替オプション、融資判断の3つから興味のあるものを選択し、先方が用意した資料に基づいて3つのテーマに関する講義を聞くという形式だった。

後半にやったこと

最終日にそれぞれのテーマに関して出された課題に対して、自分たちで調べてパワーポイントで回答のプレゼンを行った。そのプレゼンの準備にインターンシップの後半は追われていた。

融資審査の部長や社員

なし

他のチームが行った融資判断の発表に対して、「そもそも企業の融資希望理由が返済期間と明らかにあっていない」などの矛盾した点があると社員が発表し、「単に分析するだけでなく本質的なところも見るべき」とおっしゃっていたところ。

最終日の発表準備が一番苦しかった。データの計算ミスなどが目立ち、パワーポイントでまとめた資料を再び修正するなど遅々として完成まで進まなかったが、無事に発表を終えた瞬間の快感はかなりあった。

単に理論だけを使って考えるのではなく、実務特有のノウハウが存在し、それらと照らし合わせながら最適な判断を下す大切さを学んだ。最終日の発表ではやや矛盾した点を突っ込まれたが、概ね社員の方は優しく、充実した5日間を遅れたと思う。

ポートフォリオ理論のさらなる理解と、実際にエクセルを用いた計算方法の知識。入力ミスで変なところで時間を取られてしまったのが後悔している。

あくまで講義を理解したうえでの課題発表だったので、実際の実務の単純なケースを想定しているだけであると感じた。実際は更に複雑でかつ責任が高いので、こういった気軽な形でまとめて発表はできないだろうと思い、あまり働いている自分は想像できなかった。

発表や講義で使われている理論は知っていたが、実務への活かし方がイマイチ理解しておらず、足を引っ張ったことが多々見受けられ申し訳無さでいっぱいだった。充実した5日間であることは確かだったが、これで面接の際に人事の方を説得できるほどの能力が自分にあるかと言われたが疑問なので、内定は出ないと思った。

社員の方からは親切かつ分かりやすく教えて頂き、また融資判断やポートフォリオ作成などの作業が非常に楽しいと感じたため、志望度は上がった。ただし実際には営業に回されることもあると思うので、志望度がかなり上がったというわけではない。

採用に関しては無関係であると明言しており、また特に採用の裏ルートの紹介もなかった。周りを見ても特に有利になった感じはない。

後日、アクチュアリー関連に興味がある学生に対して別のアクチュアリーインターンがあるとのメールが届いた。その際は別に選考を受ける必要があるとの事だった。

インターンシップに参加する前は特に志望業界や企業もなく、なんとなく経済学研究科所属なので金融業界に進むのではないかと考えていた。出来れば営業ではなく内部の審査や運用の方に回して欲しいと考えていた。

講義や発表自体は非常に苦しくも楽しかったが、実際問題内定を頂いて入社してもおそらく営業に回され、このような業務は受けさせてくれないだろうなと思った。就活ではメガバンクは狙わず、別の金融業界の企業や別のIT業界を志望している。