【設計志望者の挑戦】【20卒】竹中工務店の夏インターン体験記（理系/設備夏季インターンシップ）No.4586（早稲田大学大学院/男性）（2019/4/3公開）

先輩から夏のインターンシップには参加した方がいいと言われて、参加を検討しました。私は施工よりかは設計を志望していました。しかし、組織設計事務所でインターンシップをやっているところを見つけられなかったので、スーパーゼネコンで唯一設計のインターンシップをやっていた竹中工務店に応募しました。

竹中工務店が掲げているスローガンと、自分の研究内容で共通するところを見つけて、それを志望動機に盛り込みました、

実務体験型のインターンだったので、体験内容は場当たり的に、様々でした。

1週目にやったこと

設計のインターンシップを、東京本店で行いました。基本的には実務を体験する形式で行いました。5年目の社員さんが2人、主に私の面倒をみてくれました。実際にやったことは、①設備図面作成補助、②熱負荷計算、③Rhinocerosのモデル修正、④FlowDesignerを用いた気流解析です。ただし、作業内容は配属される部署などに大きく依存します。また、自分がやりたいことを主張すれば、それに合わせた作業をできるように図ってくれます。

2週目にやったこと

施工のインターンシップを、実際の施工現場近くの事務所にて行いました。こちらは基本的には実務の見学でした。2年目の社員さんと、40代くらいの社員さんが、主に私の面倒を見てくれました。実際にやったことは、①施工現場巡回、②各種会議の出席、③品質検査の立ち合い、④配管工場の見学です。ただし、施工中に見られるものや、品質検査に立ち会えるかどうかは、配属される施工現場の工事の進捗具合に大きく依存します。私の場合は、運よく設備工事が旬なときでした。

なし

本インターンシップでフィードバックを受ける機会はありませんでした。ただし、インターンシップでお世話になった方々に、後日OB訪問に伺った際、「コミュニケーション力があり、積極的に質問する姿勢がいい」とほめていただきました。

指示された業務を行う上で大変だったことはありません。分からないことがあれば、担当の社員の方に質問すれば解決します。質問しづらい雰囲気というのはありません。強いて言えば、眠気を我慢するのが大変でした。長時間社員さんの目があるところで作業するので、休憩がとりづらかったです。

普段馴染みのない設計の全体調整を学べてよかったです。学生時代は、自分だけで設計することは多いですが、チームで行う機会はあまりありません。ゼネコンほど組織が大きくなると、自分で手を動かすのではなく、人に指示を出して、上がってきたものを確認することが業務の大半を占めます。

会社のHPを見て、竹中の作品の事例に関する理解を深めておけばいいと思います。企業理念については、理念を押さえてインターンの雰囲気と照らし合わせてもいいし、その逆でもいいと思います。

インターンの為だけに造られたワークショップではなく、実際に働いている現場に、長期間配属されたことが理由です。業務内容はもちろん、働いている場所の雰囲気や社員の人柄を知ることができました。また、設計・施工共に最終日に送迎会を兼ねて飲み会を開いて下さりとても楽しかったです。

施工のインターンシップを経験して、現場の雰囲気は自分に合うなと感じました。施工現場では人の入れ替わり立ち代りが激しく、多くの人と関わります。私は新しい人と会うのが苦ではなく、むしろ好きなので、職人さんやサブコンの方と信頼関係を築いて業務を遂行するのは可能ではないかと感じました。

施工現場には明確なトップダウンの力関係があります。現場において竹中工務店は一番力が強いですが、サブコンや職人の方々からとても好かれていました。他のゼネコンは偉そうだけど、竹中の人柄はとてもよく、一緒に仕事をしていてとても気持ちがいいとサブコンの方から熱弁されて、とてもいい会社だと感じました。

インターンシップに参加した人限定のイベントに招待されたり、選考ステップが省略されたりといったことはないからです。ただしもちろん、インターンによって事業への理解が深まり、志望動機の厚みが増すという意味では、有意義だと思います。

【志望業界】
①組織設計・②総合建設業・③不動産・④エネルギー
【志望企業】
①組織設計：日建設計、日本設計、三菱地所設計、梓設計、佐藤総合計画
②総合建設業：竹中工務店、鹿島建設
③不動産：森ビル、野村不動産、NTT都市開発
④エネルギー：東京ガス

設計志望だったので、総合建設業は設計がつよいところ、不動産は自社で設計部をもっているところを志望していました。

特に変化はありませんでしたが、設計・建設は悪くないと感じました。組織設計と総合建設業は、不動産やエネルギーに比べて選考時期が早いので、まずは設計・建設に注力して、だめだったら他に行こうと考えていました。それと、大企業は自分の肌に合っていると感じました。ジョブローテーションを経験すると、様々な部署で知り合いが増えるという話を聞いて、とても楽しそうに感じたからです。