18卒 本選考ES
研究職
18卒 | 北海道大学大学院 | 男性
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Q.
あなたが今までに挑戦し、乗り越えてきた事柄の中で、最も目標が大きく、最も葛藤したものを具体的に一つ挙げ、それをどのように乗り越えたかを教えてください。 その時のあなたの「目標」「役割」「葛藤」「結果」「今後の更なる目標」を必ず含めてください。 ※受験勉強に関すること以外でご記入ください。(600字以下)
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A.
大腸菌における遺伝子組み換えタンパク質の作製について挙げさせて頂きます。私の研究室では新規に同定されたタンパク質の機能解析を行っておりますが、私はそのタンパク質を作製、精製する役割を担っていました。しかしながら、目的のタンパク質は定法で作製しようとしても0.1%程度しか可溶化せず、実験に使える量が得られませんでした。そこで、様々な文献を調査したり、他研究室の専門家に技術を教わりに行ったり原因を分析したところ、菌体内部で誘導したタンパク質が凝集、変性している事で機能性のタンパク質が得られていない事が分かりました。そこで、大腸菌に最適化された遺伝子配列を導入する事、折り畳み効率を向上させた菌株を用いて、更にタンパク質の誘導条件を温和なものに変更する事で変性したタンパク質が機能的なものに戻るようにする事、更には他研究室の高性能な破砕装置を使う等試行錯誤を行いました。これらの試行錯誤の結果、可溶化効率が10倍以上となり、機能的なタンパク質の大量精製に成功しました。これらのタンパク質は細胞レベル、動物レベルの実験に供されて多くのデータが得られ、3年間で4回の学会発表ができる程となりました。この経験から、行き詰った時に簡単に諦めることなく粘り強く試行錯誤する事の大切さを学びました。研究室での研究活動にこの粘り強さを活かしておりますが、就職後の活動にもこの経験を活かしていきたいと考えております。 続きを読む
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Q.
あなたが参天製薬を志望する理由や、参天製薬で将来実現したいことを教えてください。(500)
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A.
人間は外界の情報源を8割以上視覚に頼っていますので、眼の疾患は致命的でない場合でも患者様のQOLは著しく下がります。眼領域に注力した研究開発を行う製薬会社である貴社ならば自分の培った生物系の技術や知識を活かし、アンメットメディカルニーズを満たす品質の高い目薬を生み出す事で人々の健康状態の向上に貢献できると考えて志望させて頂きました。研究職として入社した暁には貴社が挑戦している未知の分野を開拓するようなもので、尚且つ誰でも手に取る事のできる新薬を届けたいです。世に送り出すものは画期的なだけでなく、患者様の経済的な負担を少しでも和らげるようなものが重要であると考えています。そこで、情報収集を行い、どういった疾患の需要がまだ満たされていないか分析し、独自性のある提案、研究を行いたいと思います。また少しでも経済的な研究開発を行う為、最も効率的かつ経済的なモダリティーについて周囲の合成系、製剤系研究者と連携を緊密に取った研究を行っていきたいと考えています。 続きを読む