入部していた廃部寸前のサークルの新入部員を増やすために、主体的な行動を2つとりました。1つ目はサークルを知ってもらうためのイベントを企画し、開催しました。
新入生に漢方のイメージについて聞いたところ「古臭い」や「服用方法がわからない」などの意見があり、漢方研究会よりも漢方薬そのものを知ってもらわなければ新入部員を増やすことができないと考えました。そこで、漢方に興味を持ってもらうためのセミナーのようなイベントを企画しました。薬学について知識の浅い新入生にも、比較的わかりやすい「最先端の薬物治療とのつながり」「食品と漢方の関連性」を扱うことを提案し、講義を行いました。
講義では、がんの化学療法の副作用対策は新薬での治療が主であると考えてしまいがちですが、漢方は使用経験が豊富なため副作用対策がしやすいことや、食品として目にする植物も構成生薬になることも説明し、漢方が身近な存在であることを伝えました。
2つ目は、イベント開催を知らせるために、宣伝方法を考えたことです。部員から集客のための宣伝が大事なのではないかとの意見が上がり、いかに効率よく宣伝を行えるかを考えました。サークル勧誘に制限があったため、チラシでの宣伝を行いました。どこでチラシを配布すれば新入生に受け取ってもらいやすいかなどを他のサークルに聞き込みを行い、多くの新入生に宣伝を行い、イベントの集客に繋げることができました。
また、私はチラシにSNSにリンクするQRコードを付けるアイディアを出しました。SNSは新入生の多くが使用し、予算をかけず、さらなる宣伝につなげることができました。
イベント後のアンケート調査では「講義が面白く、入部を決めた」や「SNSでのサークル案内で興味を持ちでイベントに来ようと思った」との意見が多くありました。
続きを読む