私は教授を含めた17人のゼミにて、仲を深めより良いゼミ活動に貢献しようと考え、皆で旅行することを提案し、旅行のプランニングにチャレンジした。具体的にはゼミ生の皆からまずどこに行くのか、移動手段、そこで何をしたいのか、食事・ホテルはどのような形式が良いか、予算はどれくらいか、時期はいつにするかなどを聞いて回ることから始まった。仲を深めるといっても、「仲良くなろう!」と言ってなれるものではないため、皆で楽しめることを目標にプランニングを進めた。とは言っても、私1人では心許ないため、結局は皆で進めた。市内はもちろん呉や尾道など様々な楽しみ方ができる広島に決定。広島で皆何がしたいか、見たいのか聞いて回り、皆の意見を全て実現させたかったため、移動手段としては多少強引な方法を使うなどして対応した。食事処はボランティアにて出会った広島出身の友人にお勧めを聞き予約。2泊3日の最終日だけ少し贅沢な旅館に宿泊した。旅先で突然女子が「ウサギの島に行きたい!」と言って皆共感したためプラン変更するなど柔軟に対応した。実際に人を牽引する側に立ち、強く感じた事は、純粋に旅行を楽しむ、ついていくだけの何も考えない状態に入る人が多く、私の牽引次第では旅行プランが破綻する可能性のある責任重大な役割を任されていることだ。皆の資金を預かっている立場でもあるため、楽しみつつ時間調整などやることはやる、スイッチの切り替えが上手にできるきっかけとなった。成果としては、旅行先の目的地を堪能することはもちろん楽しいが、場所関係なくたわいない話をしている何気ない空間が一番幸せであることを再認識したこと、事前に皆とどれだけ計画を練ったかが、当日のパフォーマンス力に繋がることへの気づきである。総合的に教授含め皆大満足の旅行ができた。教授の普段は見せない人柄、ゼミ生の新たな一面など本来の自分をさらけ出せる人が増え、親睦は深まったに違いないと感じる場面が多々あった。皆良い旅だったと言ってくれ非常に嬉しかった。しかし、これは私自身だけで達成できたものではなく、皆の同じ目標を目指してくれる姿勢、様々な角度からの提案があったからこそ実現できたに違いない。またこれらの経験は人々の笑顔を下支えしたいと考える要因の一つになった。
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