18卒 本選考ES
研究職
18卒 | 大阪大学大学院 | 男性
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Q.
あなたが参天製薬を志望する理由や、参天製薬で将来実現したいことを教えてください。(500文字以内)
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A.
私は創薬研究の中でも探索研究に携わり、革新的な新薬の開発をもって世界中の人々を病気から救いたいと考えています。様々な病気の中でも、特に「目」に関わるものは人生そのものに重大な影響を及ぼします。そのため、「目」の病気を治療する新薬を生み出すことは、人々の豊かな生活に多大な貢献となると考えています。貴社の高い眼科治療薬の開発技術、ノウハウによって常に最新の眼科治療薬の探索に挑戦できると考えたため、志望致しました。 私は大学ではウイルスの働きを抑制する低分子化合物の全合成を行い、大学院では病気の原因を特定するようなタンパク質の合成研究を行ってきました。この経験を活かして、現在注目されているADCなどの抗体医薬の研究に注力したいと考えております。また、これから本格的に実現されていく再生医療や細胞治療にも積極的に学び、常に最先端技術での新薬の探索研究に関わっていきたいです。それらで培った知識、技術を存分に発揮して、世の中のありとあらゆるニーズを満たす新薬を生み出したいです。そして、世界中の人々へと薬を一日でも早く届けて、病気の苦しみから救いたいです。 続きを読む
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Q.
あなたが今までに挑戦し、乗り越えてきた事柄の中で、最も目標が大きく、最も葛藤したものを具体的に一つ挙げ、それをどのように乗り越えたかを教えてください。 その時のあなたの「目標」「役割」「葛藤」「結果」「今後の更なる目標」を必ず含めてください。
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A.
最も苦労して乗り越えた事は学部生時に行った全合成研究で、合成の鍵となる反応の条件検討を行ったことです。 鍵となる反応は出発原料から合成を行い、10段階目にあたる反応でした。最初に試みた条件は、その反応でよく用いられる試薬、濃度、温度に従って行いました。しかし、結果は無数の副生成物を生み出し、精製が非常に困難となるものでした。 そこで、私は反応前の化合物の構造が関与しているのではないかと考え、合成経路の見直しを行いました。いくつかの経路で検討を行い、一番有望な合成経路を見つけることが出来ました。その合成経路に的を絞り、鍵となる反応の条件検討を行うことにしました。 様々な条件を検討し、副生成物は多いものの目的物らしき化合物の合成を確認することが出来ました。続いて、精製条件の検討に焦点を当てることとしました。シリカゲルカラムでは同時に複数の化合物が溶出されることや、化合物の分解などの問題があり目的物の単離が出来ませんでした。そこで、再結晶による単離を目指し、様々な条件を検討しました。 その結果、目的物の単離に成功しました。壁にぶつかった日から半年が過ぎた頃でした。反応の成功により、全合成の達成への道が大きく開かれました。この経験から、様々な視点で問題を見て解決案を考え、諦めずに努力することが結果へと導く上で重要だと学びました。貴社での研究においてもこの気持ちを忘れず精進していきたいです。 続きを読む