【教育業界の未来を拓く】【20卒】ベネッセコーポレーションの冬インターン体験記（文系/総合職）No.4397（上智大学/男性）（2019/3/12公開）

教育業界のビジネスモデルが知りたいと思ったのが一番の動機。特にベネッセは教育業界の中で、売上・利益の面で他社と圧倒的な差を生み出している企業であり、業界をリードする企業のインターンシップに行くことでそのビジネスモデルの理解が飛躍的にできると考えた。

インターンシップ選考はオーソドックスだが長文のエントリーシートと、他社ではなかなか見られないWebテストの形式で構成されており、自己のエピソード分析と基礎学力の向上が重要であると感じたため、書き上げたものを自ら批評的な目線で添削したり、普通のテスト対策本などで公式などを思い出した。

ベネッセの成長の要因を捉えよ/ベネッセの持つ市場の参入障壁について考えよ/ベネッセがこれから注力すべき新規事業を立案せよ

1日目にやったこと

午前は講義とグループワークを交互にやり、午後から新規事業立案グループワークとプレゼンテーション、発表を行った。講義はグループワークで行ったテーマについて、外部コンサルタントがファクトとエヴィデンスを用いて分析したものを話すというものであった。

人事開発部部長/外部のコンサルタント

なし

ベネッセがベネッセとして付加価値を創出できるものを考え、例え他社から真似されコモディティ化に近付いてもベネッセが選ばれるようなものを作ってほしいとフィードバックされたこと。ビジネスの本質を捉えると共に、グループ全員が認識を共通化させ、取り組む指針を作ってもらえた。

学生のレベル感が良い意味でも悪い意味でも一致しておらず、役割分担や意見出し、認識一致の点で大変だったと思う。アイデアベースで発案することが多いこともあり、認識を共通化して皆が同じ方向を向くようにするのが難しかったと感じた。ただそこまで興味や出身が異なることもあり、最後の方の収斂の仕方は鮮やかで面白かった。

お客様からお金をもらってビジネスをする、という至極当たり前だが学生が気付けていない大事なことを学べたと思う。教育という一見大きなビジネスにするのが難しいような業界の中で、常に新しいコンテンツの形や内容を社会・お客様に提供し続けるベネッセだからこそ、本質的に見えることができたのだと感じる。

グループワークでの自分の価値の出し方を見つめることが良いと思った。グループワークは自分が秀でて見えることが重要なのではなく、協調性の中で如何に自分の持つ付加価値を提供し、皆でいいものを作り上げるかが重要であり、そのための自分の持つ付加価値についてより捉えるとよかったと感じた。

ベネッセの持つビジネスマインドが合致していると感じたため。教育業界のリーディングカンパニーであり、プロフェッショナルのビジネス集団という存在の中で、ビジネスを生み出し、人を巻き込んで事業を作り上げていく姿が想像できたと共に、社員の方々の考えに触れたことで、より想像しやすかった。

教育業界の興味が高いかどうかが本質ではなく、ビジネス集団の中で自分なりの付加価値が出せるかという所が重視されているのではないかと感じた。教育に興味を持つことはとても大事であり、重要点であるとは思うが、それ以上に教育を今の教育だけで終わらせないという強い意志を評価されると思い、自分の思いに合致していると感じたため。

社会貢献だけを目的とした集団でないと感じたため。正直に社会貢献とビジネスの両面に向き合い、自分たちなりの価値を社会に提供することで如何に営利に近付けるかを徹底的に考えている姿を見て、信念を大事にする、ということを本質的にトライしていると感じたため。

優秀者は選考パス直結のインターンに招待される点。ベネッセの企業研究において実に深いところまで理解できるため、面接などでも上っ面でない本質的なコミュニケーションができるようになると感じた点。

志望業界は基本的にはコンサルティング業界を考えていた。人や社会の大きな変化に携わる仕事がしたく、世界の全てを知り尽くしたいという思いに合致していると感じたからである。教育業界のビジネスモデルが知りたいという一番初めの動機も、このコンサルティング業界を志望しているのが理由で、クライアントになりうるあらゆる業界のビジネスモデルや信念を知りたいと思ったからこのインターンシップにも参加している。

特別変化はしていないが、コンサルタントとしてどこまでの責任と改革が支援できるのかという点を考えさせられた。多くの業界も自らの力で成長しようともがき戦っていることを知り、その中で自分がどのような付加価値をクライアントに生み出すことができるのかを考えるきっかけになった。だからこそ自分は一つの企業に入るのではなく、多くの企業に携わって成長のお手伝いがしたいと思うようになった。