- Q. 志望動機
- A.
独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2022卒独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)のレポート
公開日:2021年8月23日
選考概要
- 年度
-
- 2022年度
- 結果
-
- 内定入社
- 職種
-
- 総合職
投稿者
選考フロー
選考情報
- OB・OG訪問
- 実施していない
- リクルーター
- なし
選考時の新型コロナ感染症対策
ES通過後、1次面接はオンラインでした。その後の2次面接、最終面接は対面でした。
企業研究
エントリーをするとUR都市再生機構の冊子が自宅に郵送されるので、その冊子を読み込んだ。URの業務は、「都市再生」「賃貸住宅」「災害復興」という3つの柱があり、それぞれがどのような業務を行っているのか、また自分はどの分野に関心があるのか等を自分の言葉で話せるようになっておくと良い。また、選考過程で「実際にURが携わった街や団地に行ったことがあるか?」と聞かれるため、郊外の団地等を訪れておくとなお良いだろうと思う。加えて、URが扱うまちづくりの現場では、少子高齢化、新たな家族形態、環境問題、子育てと介護、地域コミュニティの復活など、最新の社会問題が密接に関わってくるので、行政の取り組みや時事問題にも関心を持つことをオススメする。事前にOB訪問や説明会・インターンシップへの参加は全くしなかったが、選考までにきちんと調べてURへの関心を伝えれば、本選考も問題なく通過することができる。ただし、ESは就活会議などのサイトを利用して傾向と対策を練ってから書く必要があると思う。
志望動機
東日本大震災や新型コロナウイルス感染拡大など歴史に残るような大災害を複数経験し、最後には公的な仕事が人々を守るために重要になるのだということを痛感しました。こうした経験を通じて、公共性の高い仕事に就きたいと考えるようになり、また実際に御機構が携わったまちに暮らしているということから、御機構を志望いたしました。特に、御機構は半官半民の形態であり、行政機関と連携した社会的意義の強い業務を行える点に魅力を感じています。また、実際に団地に暮らしているという経験を生かし、少子高齢社会における新しい生活様式の提案や、地域コミュニティの再生事業に関わりたいと考えています。したがって、御機構の業務領域としては、特に賃貸住宅の分野に関心を持っています。
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2021年03月 下旬
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
ESの内容・テーマ
自分の強み、志望理由、携わりたい仕事、具体的な業務実績への気づき
ESの提出方法
マイページにPDFとしてアップロード
ESの形式
用紙を印刷して手書きで記入
ESを書くときに注意したこと
手書きなので字の間隔や大きさに気をつけた。太字でわかりやすく工夫した。
ES対策で行ったこと
半官半民なので、国土交通省や内閣府の資料も参考にした。サイトで通過したESをチェックして、どういった内容を書けばいいのか研究した。
対策の参考にした書籍・WEBサイト
就活会議
WEBテスト 通過
- 実施時期
- 2021年03月 下旬
- 実施場所
- 自宅
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
WEBテスト対策で行ったこと
ほとんどしなかった。自宅にあった公務員試験の問題を解いていた。
WEBテストの内容・科目
言語、非言語
WEBテストの各科目の問題数と制限時間
45分くらい
対策の参考にした書籍・WEBサイト
なし
1次面接 通過
- 実施時期
- 2021年04月 中旬
- 面接タイプ
- オンライン面接
- 実施場所
- オンライン
- 形式
- 学生3 面接官1
- 面接時間
- 60分
- 面接官の肩書
- 中堅の人事
- 逆質問
- あり
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 即日
会場到着から選考終了までの流れ
自宅でオンライン面接後、退出。
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
穏やかな雰囲気で、学生の話をよく聞いてくれるので、話しすぎには注意が必要です。質問に対してコンパクトに答えて、URへの関心の高さを伝えると評価されると思います。
面接の雰囲気
非常に穏やか。学生の人となりを伺おうとしているようで、勉強している内容や興味関心のある事柄を丁寧に聞いてくれる。
面接後のフィードバック
なし
対策の参考にした書籍・WEBサイト
なし
1次面接で聞かれた質問と回答
なぜこの業界を志望しましたか。
私はもともと不動産業界自体を志望していたわけではありません。東日本大震災や新型コロナウイルスのパンデミックなどの歴史的災害を通して、公共性の高い仕事をしたいと思い、まず公務員や独立行政法人、政府系金融機関等に興味を持ちました。そうした中で、行政と連携して災害に強い街を作ったり、高輪ゲートウェイや大手町の再生事業などの公共性の高い業務を行っている御機構を特に志望するようになりました。なぜ公共事業の中でもまちづくりの分野に興味を持ったかと言いますと、大学でヨーロッパ政治史の講義を受講したからです。その講義では、広場やモニュメントを中心としたヨーロッパ独特のまちの形態や、オランダやベルギーで盛んに造られた低所得者向けの公営住宅が紹介されており、「まちづくり」というものに強い興味を抱くきっかけとなりました。
URについて何か聞きたいことはありますか。
【逆質問】他のデベロッパーとの違いやURならではの強みを教えてください。
【回答】確かにURは半官半民なので、他のデベロッパーとは少し違うこともあります。ですが、大手町の事業では、URが他のデベロッパーを誘致するような形で一緒に業務を行っており、それほど違いはありません。強いて言えば、他のデベロッパーでは、本拠地のような場所があるかと思いますが、URは全国各地、様々な自治体で事業を行っています。市役所から依頼されて防災に強いまちづくりを担ったり、東北や熊本で災害復興の現場に立ち会うこともできます。独立行政法人だからこそできる公的な業務に携わるというのが、大きな違いであり強みであると言えます。一方で、尖ったアイデアが通りにくいというのは弱みかもしれませんね。
2次面接 通過
- 実施時期
- 2021年04月 中旬
- 面接タイプ
- 対面面接
- 実施場所
- 新宿会場
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 60分
- 面接官の肩書
- 年次が高めの人事が2人
- 逆質問
- あり
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 即日
会場到着から選考終了までの流れ
控え室で15分ほど待機後、面接会場に通される。面接終了後はそのまま解散。
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
ESに沿った質問なので、書いたままを言うのではなく、具体的なエピソードを交えてESより詳しく話すことを意識しました。
面接の雰囲気
1次と同様に、非常に穏やかな雰囲気。ESに沿った質問をされる。アイスブレイクがあるのでリラックスできる。
面接後のフィードバック
なし
対策の参考にした書籍・WEBサイト
なし
2次面接で聞かれた質問と回答
あなたの強みを教えてください。
私の強みは何事にも果敢に挑戦するところです。学生時代も、部長や班長のようなリーダーを務めることが多く、未経験のことや苦手なことにも臆すること無く挑戦してきました。現在祖属している部活動でも、部長を務め、大学祭のリハーサルや当日運営を行いました。また、勉学においても挑戦を続けています。例えば、専攻の講義以外に他学部の講義を継続的に聴講しています。単位付与の有無や慣れ親しんだ分野かどうかに関わらず、幅広い領域への興味関心に応じて、勉強への挑戦を忘れずに努力しています。このように、様々な場面において初めてのことや苦手なことに挑戦してきた甲斐あって、無理難題に直面したときや諦めかけたときでも、最後までやり抜こうとする姿勢が培われました。
URが手がけたまちや団地について、改善点や気づきを教えてください。
私が実際に暮らしている○○団地についてお話しさせていただきます。この団地は、樹木や川などの自然環境が豊富です。また、地域コミュニティを生かしたつくりとなっており、隣接する公園や歩行者専用の遊歩道が特徴的だと思います。一方で、JRの駅から少し距離があることから多くの住人が自転車を利用します。高速で運転する自転車と、自由に走り回る子どもたちがぶつかりそうになっている場面に遭遇したことがあり、やや危険に感じます。そのため、自転車専用道路を整備するなど、公園で遊ぶ子どもと自転車との安全な共存を実現させる設備が必要では無いかと考えます。そうした設備を充実させれば、より暮らしやすい環境が整うのではないでしょうか。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2021年04月 下旬
- 面接タイプ
- 対面面接
- 実施場所
- 横浜本社
- 形式
- 学生1 面接官3
- 面接時間
- 60分
- 面接官の肩書
- 役員レベル
- 逆質問
- あり
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 3日以内
会場到着から選考終了までの流れ
会場到着後控え室で待機、その後面接室へ。終了後は若手の人事の方と話をして解散。
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
学生の時のエピソードを話す機会があり、失敗談やそこから学んだことなどかなり細かく聞かれました。具体的なエピソードを話せるように準備しておくと良いと思います。
面接の雰囲気
学生一人に対して役員クラスの方が3人なので緊張するが、面接自体はとても穏やかな雰囲気だった。志望動機を深掘りされた。
面接後のフィードバック
特になし
対策の参考にした書籍・WEBサイト
なし
最終面接で聞かれた質問と回答
将来やってみたいことや仕事はなんですか。
URには都市再生、賃貸住宅、災害復興の3部門がありますが、中でも賃貸住宅の分野で新しいライフスタイルの提案の仕事に携わってみたいと思っています。少子高齢社会において、子育てや介護がしやすい住宅・環境問題に配慮したまちの構築は急務であると考えています。大学の政治学の講義で学んだ、ヨーロッパの「広場」の役割やコンパクトシティ構想などの知識を生かして、そうした社会的課題に、住環境やまちづくりという面から携わってみたいと思っています。私は御機構が手がけられたまちに暮らしたことがあり、実際に街に暮らす人々に寄り添った提案ができると思っております。また、大学では美術や建築史の講義を聴講しており、デザイン性の高い住宅や建築家とのコラボレーション企画にも興味を持っています。
公務員ではなくなぜうちなのか。
(志望動機が「公共性の高い仕事がしたい」というものであったため、なぜ公務員ではなく独立行政法人であるURで働きたいのかということを深掘りされた。)
私は今年の夏に、省庁のインターンシップに参加しました。そこで感じた公務員としての働き方や仕事内容などを踏まえて、都市再生機構で働きたいという気持ちが高まりました。というのも、公務員は人事異動によって様々な部署を経験することが基本であるため、なかなか自分のやりたい仕事に長くいることができないというデメリットがあります。また、制度設計や土地計画、予算の確保など、あるプロジェクトに対して大枠を決定するのが公務員であるのに対し、URでは実際に街を計画し、人々を集め、コミュニティを支えるという業務をすることができます。
内定者のアドバイス
- 内定時期
- 2021年04月 下旬
内定を承諾または辞退した決め手
公共性や社会貢献度の高さを基準に決めた。
内定後の課題・研修・交流会等
内々定者懇談会が6月上旬にある。8月には研修もある。
内定者について
内定者の人数
100人くらいはいたと思う。事務系より技術系のほうが人数は多い。
内定者の所属大学
早慶、GMARCH、国立大など
内定者の属性
女性のほうが多いように感じた。事務職は文系が多い。他の不動産会社を受けている人が多かったが、「儲け」よりも「公共性」を重視してUR都市再生機構にした人が多いようだった。
内定後の企業のスタンス
内々定の電話のとき、就活を止めるように電話で言われた。その後、特別面接という名の内々定者懇談会に出席する必要がある。
内定に必要なことは何だと思うか
第一志望かどうかをかなり聞かれるので、面接の時には自信を持って第一志望である旨を伝えることを心がけた方が良いと思います。また入社後にやりたい仕事をよく聞かれるので、業務内容をきちんと把握しておく必要があります。逆質問に備えるためにも、団地の現状やまちづくりのことを調べたり、実際にURが手がけたまちへ足を運んで見ることは必須です。私は参加しませんでしたが、インターンシップではまちづくりツアーのようなものを実施しているようです。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
志望度の強さだと思います。第一志望かどうかを何度も確認されますし、逆質問の機会が何度もあります。逆質問の際は、現在の団地の問題点やURとしてはどんな対策を行っているのかを事前に調べて、それを踏まえた質問をすると、志望度の高さをアピールできます。
内定したからこそ分かる選考の注意点
ESが手描きなので、ギリギリになって焦らないように、提出の際は注意してください。また、各選考はESをもとに行われるので、深掘りされても十分に話ができるようなエピソードをESに書くようにした方が良いと思います。
内定後、社員や人事からのフォロー
セミナーや業務説明会への参加を勧められた。
内定後入社を決めた理由
入社を決めたポイント
- 会社のブランド・知名度
- 福利厚生・手当・働きやすさ
- 給料・待遇
入社を迷った企業
日本年金機構
迷った会社と比較して独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)に入社を決めた理由
内定者懇談会がある場合には、同じ内定者の人たちの属性や雰囲気を参考にして入社先を決めるのが良いと思います。UR都市再生機構の場合、まちづくりや地域貢献をしたいと考えている人が多くいました。内定者懇談会で、「他のデベロッパーの説明会に参加した際、貢献よりも利益追求重視の姿勢を強く感じたからURに決めた」と言っている人がいて、とても共感しました。同僚になる人たちの考え方や雰囲気が一致しているかという観点は大切だと思います。
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独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)の 会社情報
会社名 | 独立行政法人都市再生機構(UR都市機構) |
---|---|
フリガナ | ドクリツギョウセイホウジントシサイセイキコウ |
設立日 | 2004年7月 |
資本金 | 1兆717億円 |
従業員数 | 3,187人 ※2018年4月 |
売上高 | 1兆781億円 ※経常収益:2017年度実績 |
決算月 | 3月 |
代表者 | 中島 正弘 |
本社所在地 | 〒231-0005 神奈川県横浜市中区本町6丁目50番地1 |
平均年齢 | 45.0歳 |
平均給与 | 825万円 |
電話番号 | 045-650-0111 |
URL | https://www.ur-net.go.jp/ |
採用URL | https://www.ur-net.go.jp/jinji/newgraduate/#Top |
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