【宇宙と結ぶ新たな旅】【16卒】国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構（JAXA）の本選考体験記 No.1204（慶應義塾大学/）（2017/6/13公開）

ほとんど深堀されず、世間話のような面接だった。質問内容はESとほぼ同じで、ESに書いたことの確認をされていたと思う。一問一答に近い形式だったので、話の内容というよりも瞬発力や話し方を見られていたと思う。すぐ隣で他の学生が面接をしているので、他の人が話していることに惑わされずに自分のペースを保つことが大切だと思う。

雰囲気はとても和やかだった。大部屋に面接官が5か所に散らばっていて、指示された場所に学生が行く形だった。隣で他の学生が話している声が聞こえたので、あまり落ち着かなかった。

JAXAで何をやってみたいか。

国際会議に関する業務に携わりたいです。国際会議は世界中から様々な知見が集結する場であると認識しています。その場を円滑にコーディネートすることは、世界の宇宙開発を肌で感じ、貢献度の高い仕事であると考えています。この業務には、立場や考えの異なる人を思いやるなど、俯瞰的で幅広い視点をもつことが求められると考えています。私の強みである冷静さや、交響楽団で意見調整役として行動した経験を生かせると感じています。事務系ならではの、自分の英語力を示すことができる仕事を挙げた。

学生時代頑張ったことは何ですか。

交響楽団の活動に力を入れました。楽団では、演奏メンバーを選抜するか否かについて揉めていた。私は、そもそも楽団のコンセプトが「皆で音楽を楽しむ」であったため、選抜に反対でした。しかし、演奏の質にこだわりたい団員の気持ちも理解できたため、解決のために行動しました。ベテラン団員に初心者の頃の思い出話をもちかけることで初心者を思いやる気持ちが芽生え、「全員で演奏する」ことで合意に達しました。また、ベテラン団員による初心者への個人指導を推進し、初心者の技術を向上させた上で全員での演奏を実現できた。ホームページでは「チームワーク」「技術職と事務職との意思疎通」などと言ったことが強調されていたので、大きなグループの中で意見を調整したエピソードを選んだ。