【証券営業の真価を知る】【21卒】三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券の夏インターン体験記（文系/営業部門）No.7621（慶應義塾大学/男性）（2019/10/17公開）

証券営業というものがどういったものなのかを一番率直に学ぶことができるインターンであると聞いたため。そしてインターンシップの中で自分に証券営業に対する適性があるかを判断できるのではないかと考えたためである。

就活サイトで過去のESについて複数調べ、受かった人たちの共通点を見つけようと考えたが、総じて読みやすくシンプルな文章が多かったため、自分も同じような文章を書けるように心がけた。

顧客に対して最適な外国株式の保有金額・保有割合を提案せよ。

1日目にやったこと

最初に軽いアイスブレイクの証券クイズを行ったのち、証券に関する講義を行い、最後に証券営業の理解度を深めるビジネスゲームを行なった。帰り際に翌日以降使う資料が配布される。

2日目にやったこと

与えられた外国株式と顧客情報を元にどういった提案がベストかを考え、一枚の紙にまとめた。その後、３つのグループでお互いに発表試合フィードバックを出し合って微修正した。

3日目にやったこと

全体を二つの大きなグループに分け、それぞれで発表会をして１位を決め、最後にそれぞれの優勝チームで決勝戦を行なって全体の総合優勝を決めた。その後、現場社員との座談会があった。

現場の営業社員

高級ブランドペン

証券営業というのは、ただ証券を売るだけでは絶対に結果を残すことはできなく、顧客のためにできることを考え抜いた上で証券が選択肢に入ってきて初めて提案につながるのだということ。

１日目の最後に数百ページある資料を渡され、翌日２時間程度の時間でそれを元に提案を作り込まなければならないため、とにかく時間のない二日目が一番大変であった。しかも、１日目にビジネスゲームで打ち解けた班とは違う新しい班でやるため、最初はお互いのことがわからずに手際が悪かった。

証券営業の提案内容は全てオーダーメイドで作ることができ、提案の種類はいくらでも増やすことができるということ。そもそも株式や債券だけでも数え切れないほどの種類があるのにそれに加えて投資信託や国債などの金融商品も含めると莫大な選択肢があるため、それを特定の顧客のためだけに提案内容を考えることがいかに大変かがわかった。

インターンシップ参加前ではなく、１日目のインターン後に配布資料をしっかり読みこんでおくことが重要であると思った。

現場の社員さんとの座談会の中で赤裸々な話をいくつも聞くことができたため、自分のイメージもすることができた。例えば、夏に営業に行く際は自分の顔に霧吹きをかけて汗だくになりながらも顧客の元に駆けつけたようにするなど、証券営業の泥臭さを垣間見ることができた。

インターン参加者の中で証券営業に興味があった人がそもそも少なかったため、そこで志望度の高い自分を差別化できるのではないかと感じた。また、証券に対する地検の深い学生も少なかったため、そこの知識をつけておくことでより高い志望度のアピールになると思う。

証券営業は泥臭くブラックであると聞いたことがあり、なんとなく嫌な感じがしていたが、実際に社員の方々の生の声を聞くとそこまでブラックではなく、むしろしっかり育ててくれそうなイメージを持てたため、実際にその社員さんの後輩として働いてみたいと感じたため。

インターンにとっている人数が多く、しかも選考内容もES・ウェブテストだけでとても簡易的であったため。さらに、ワーク中に社員が見回る回数も少なく、評価されている様子がなかったから。

金融業界を中心にデベロッパーや商社などを見ていた。金融業界の中でも、特に証券や銀行・信託を見ており、直接お金をメインで扱う業界に注目していた。保険に目を向けなかったのは、自分は常に物事をポジティブに捉える性格出るのに対し、保険業界は常にリスクばかりを考え続けるネガティブな職業であるというイメージがあるため、自分に合わないと思ったからだ。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、証券業界の中だと小規模であるためそこまで志望度が高くなかったが、実際に尋ねてみると少数精鋭のイメージで、外資の血も感じられたため、十分に自己成長が見込める企業であると思った。また、日本最大手の金融グループである三菱と外資大手のモルガン・スタンレーの合弁会社に死角を感じ取れなかった。