【銀行提案の真価】【21卒】三井住友銀行の夏インターン体験記（文系/大企業営業編）No.7608（慶應義塾大学/男性）（2019/10/17公開）

メガバンクのやっていることの幅が広すぎ、全く働くイメージができないため、誰しもが通る道である法人営業を体験しようと思い申し込んだ。また、三井住友銀行は３メガバンクの中で唯一インターンで本選考優遇を得られると聞いたため、それも参加した理由の一つである。

三井住友銀行に入行した大学の先輩に何度も話を聞きに行ったりESの添削をお願いしたりして入念に対策を行った。

顧客企業に銀行として自由に提案せよ。

前半にやったこと

初日午前に銀行業務理解を深めるためのビジネスゲームを行い、午後から別の班で本ワークに入る。まずは有価証券報告書が配られ、後は自由。２班に一人メンターがつくため、質問はいつでもできる。

後半にやったこと

３日目は本社ビルに行って人事部長クラスの人にプレはぽ用を行いフィードバックをもらう。それを元にブラッシュアップし、４日目午前に最終発表。午後は振り返りと懇親会。

人事部部長/法人営業次長

高級ノートとペンのセット

顧客企業のどの立場の人に提案するかで提案内容は大きく変わるということ。例えば、社長に現場での仕事効率化の話をして、それに関わる具体的な数字を出しても意味がなく、社長には会社全体としての売り上げや利益などに関わることを提案すべきであるということ。

かなり自由なワークであったため、いくらでも手を抜くこともできれば力を入れることもできる。そのため、チーム内でどのような提案をするのか、そしてその内容をどこまで詰めるか、歩調を合わせるのが難しかった。最終的には毎日夜遅くまで残業してなんとかなった。

銀行がただの金貸しではなかったということ。インターンシップ参加前は、メガバンク＝三代業務（法人貸付がメイン）というイメージを持っていたが、実際には貸付は手段の一つであり、顧客や社会全体の未来を企ててその将来像形成に助力するというのが銀行だとわかった。

有価証券報告書を読めるようになっておくこと。また、それだけでなく株主総会用の資料にも目を通せるようになっておくと顧客企業の情報収拾が容易になる。

インターンシップ中、多くの社員に囲まれながら作業することで、三井住友銀行の行員の方々の人の良さを直接感じ取ることができた。また、実在する企業に対して提案を行うため、実務に近い体験ができ、より具体的な働いている姿をイメージすることができたと思う。

インターンシップ参加学生の中で三井住友銀行への志望度が高い人があまりいなかったため、前もってOB訪問などを通してぢ某度の高さをアピールしている自分は差がつけられると思ったから。また、インターン参加者は優遇ルートがあると聞いており、今後その案内が来ると考えているため。

銀行ビジネスの面白さと三井住友銀行の行員の人柄の良さの２点に惹かれたため。やはり、銀行はただの金貸屋ではなく、顧客や社会全体の未来を企ててその将来像形成に助力するという役割を持っていることがわかり、その魅力的な業務内容と社会貢献度の大きさに興味を持った。

このインターンシップに1万人規模で応募があった中でわずか五百人前後に選ばれていること、そしてこのインターンシップのみが複数日程であり一番力を入れているということの２点が理由である。

金融業界を中心にデベロッパーや商社などを見ていた。金融業界の中でも、特に証券や銀行・信託を見ており、直接お金をメインで扱う業界に注目していた。保険に目を向けなかったのは、自分は常に物事をポジティブに捉える性格出るのに対し、保険業界は常にリスクばかりを考え続けるネガティブな職業であるというイメージがあるため、自分に合わないと思ったからだ。

このインターンシップを通して、銀行のイメージが変わり、常に顧客や社会の未来のことを考え続ける仕事であるため自己成長が見込めると思った。一方で、コンサルに銀行業務を加えただけのイメージも同時に持ってしまい、明確な違いを得られないまま終わってしまった。個人的にはコンサルを行いたければコンサルティング会社に入るべきだと思うため、志望理由を作りこむのに苦労しそうだ。