【ICTで顧客と繋がる未来】【20卒】ＫＤＤＩの技術系総合職の本選考体験記 No.6819（大阪大学大学院/男性）（2019/6/25公開）

業界研究の際に、各三大キャリア（場合によっては楽天も）の内、選考を受けない企業も含めて徹底的に企業研究をするべきである。ＫＤＤＩの面接では、なぜＫＤＤＩなのか、ドコモやソフトバンクではだめなのか，ＫＤＤＩの弱みと強み等の同業他社との比較要素を聞かれる。その際に、他社でも通用するような理由を答えた場合や返答できない場合は評価が悪くなってしまう。ＫＤＤＩの強みとして、ミャンマー等の海外展開や固定と移動の両方を兼ねそろえた総合通信業者であることが挙げられる。特に、近年、5Ｇの発展により自動車の自動運転が発展しているが、ＫＤＤＩはトヨタ自動車と協力して自動運転の開発を行っている。こういった近年の業界や企業の動向をニュースリリースでチェックし、面接で話せるとよい評価が得られる。また、リクルーターのフォローがかなり手厚いため、できるだけ早いタイミングでＯＢ訪問等のイベントでリクルーターと連絡を取るとよい。

私がＫＤＤＩを志望する理由は、世界中の顧客に対して、相手のニーズを把握し、ICTを用いて新たなビジネスモデルの構築を実現したいと考えているからである。私は幼い頃から人と話すことが好きで、普段から人との関わりを大事にしている。また、学生時代の経験から顧客の要望を正確に把握し適切な対応を行う大切さを学んだ。そのため、大学時代に培ったICTに関する知見を基に多くの人と関わりながら、様々な顧客のニーズに合わせたサービスの企画や開発を行いたい。貴社は、固定通信と移動通信の組み合わせで顧客に合わせた最適な通信サービスを提供し、通信キャリアとして多数の企業と関わりがある。さらに、トヨタ自動車との「つながるクルマ」に代表されるグローバル一括のサポートによる顧客目線の事業展開を行った上で、海外展開にも力を入れている。世界規模で人を繋ぎ、顧客に寄り添った貴社だからこそ、私は多種多様な人と関わり、顧客の要望に沿った新ビジネスの提案ができると考えている。

通過連絡の際に、他社の選考状況と内々定の有無を確認された。推薦での応募であったため、その際に他社を断るという返答を行った。

通信業界への志望のために、各キャリアのインターンやイベントにはなるべく参加した方がよい。キャリアごとの特徴の把握や差別化が目に見えて理解できるからである。キャリアごとの差異を述べる際に、自身の目で見た経験であれば説得力が生まれる。また、基本的には学歴不問で、学歴よりも人間性が重要視されている。チームで何かを行った経験や面接中の準備できないような質問に対する対応力、コミュニケーション能力が評価ポイントであるため、選考を受ける前に、何かしらのチーム経験を用意し、模擬面接を知人と何度も行うことが合格の秘訣である。

仕事はチームで行うことが多いため、チームで何かに取り組んだ経験のある人が内定者には多い。チームで取り組む際に必ずしもリーダである必要はなく、重要視されるのは何を思ってそのチームの役割をしたのかということを論理的に話すことである。それに加え、コミュニケーション能力等の人間力の高い人がかなり多い印象である。

推薦応募の最終面接は4割から５割ほどは落ちるため、注意した方がよい。とはいっても、最低限の人間力があれば、心配することはないと思われる。重要なのは、面接中のコミュニケーション能力と対応力であると考える。また、インターンやイベントに参加することで大学ＯＢであるリクルーターがつき、模擬面接等の援助を受けることができる。援助の中で、リクルーター面談が存在し、良い評価を受けると早期選考を受けることができる。

内々定者懇親会が実施され、ほかの内々定者と交流する機会があった。また、大学ＯＢとの懇親会も実施予定である。入社に向けて、ＩＴスキルを高めるための研修素材も配布されるため、プログラミングスキルに不安がある人でも十分に勉強することができる。

• 会社のブランド・知名度
• 会社の事業内容・サービス・やりたいことが実現できる
• 給料・待遇

NTTコミュニケーションズ株式会社

私が、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社よりもＫＤＤＩを選んだ理由として、固定通信のみならず移動体通信やライフデザインに関わることができるためである。もちろんＮＴＴグループの強みを生かした戦略も魅力的ではあったが、やはり総合通信業者であることを活かした事業展開の速さや強みにひかれたためである。それに加え、給与面でも決め手となった。給与が少し低い代わりに、ＮＴＴコミュニケーションズは転勤がほとんどなく、勤務先も東京に固定されるのに対し、ＫＤＤＩは全国転勤はある分、給与もそれに応じて高くなるという点がある。転勤には抵抗がなかったため、ＫＤＤＩに入社を決めた。