【数字と決断、挑戦の3days】【19卒】山田ビジネスコンサルティングの冬インターン体験記（文系/コンサルタント）No.2435（京都大学/男性）（2018/4/11公開）

当時、コンサルティング業界に興味があった。外資系コンサルティング会社のインターンシップだと、選考で落とされてしまい経験できていなかったので、知名度もそれほど高くなく自宅パソコンでの適性検査のみで済んだことは助かった。

あまりないが、インターンシップ選考で出題されるWebテストの形式を調べて少し練習してから試験に臨んだ。

事業再生体験型3daysインターンシップ

1日目にやったこと

コンサルタントの仕事がどのようなものか、いかに現場に踏み込んだ泥臭い仕事であるか、メインクライアントである日本国内の中小企業の現状について講義があったあと、三日間でする課題についての説明があった。

2日目にやったこと

解決策を考えるにあたり、与えられた膨大な資料を読み解きながら、仮説検証をして、データからグラフを製作した。パワーポイントにまとめる作業が難しかった。社員の方による指導もあった。

3日目にやったこと

執行員の方による講演をきいた。パワーポイントを時間ギリギリまで編集して、プレゼンテーションをした。順位付けとフィードバックをしたあと、最後は、夕食に懇親会をして解散。

人事、コンサルタント、執行役員

なし

クライアントとなる社長の思いを汲み取り、守るべき物の優先順位をつけた上で、社長を説得して決断してもらうことが何よりも重要で難しいということ。銀行に融資をしてもらうためには、確実性の高い計画を提示すること。

限られた時間の中で、細かい数字を扱いながら、黒字化を目指して考えるのは非常に大変だった。二日目と三日目に関しては昼食や休憩時間にも作業をしないといけないくらいだったり、帰宅してもグラフをまとめないといけないくらい、やりこむとなると大変だった。

難易度の高いグループワークだったので、チームワークとコミュニケーションの重要性を感じた。コンサルタント業務の泥臭さを体験させると社員の方が言っていたように、その大変さを垣間見ることができたと思う。他のコンサル企業のインターンシップだと、実務の様子までは見えてこず、机上の空論で終わりかねないという話もある中、事業再生について深く知ることができたと思う。

データの扱いの際に、計算の知識やパソコンの技術が必要だった。班の中に出来る人がいたから助かったがそれでも大変だったので、すぐに習得できるかは分からないが準備しておけばよかったと感じた。他に専門的な知識が必要なわけではなかった。

社員の方の話から、案件にどのように向き合ってどのような仕事をするのかを具体的に理解することができた。中小企業の経営立て直し事業の意義について説明があり、それに賛同することができた。コンサルタントの仕事は一概に大変そうだと身をもって知ることができた。

やはり本選考では論理的思考力が問われると思われるが、インターンシップで自分には自信がないと感じた。ケース問題を解く力などがネックになると感じた。また、志望動機として、中小企業の経営立て直しを志すことや、ファーストキャリアとして仕事をした後いずれは独立したいという意志を持つような人が望ましいのだと思い、自分にはそれがあまりないように思った。

若い社員が多く活気があり、社員がやりがいを感じて働いているように感じられたのが魅力的だったので。また、様々な業界の中小企業の社長と直接コミュニケーションをとって仕事をすることから、学ぶことが多く成長できそうだと感じた。ただし、仕事として続けることを考えると悩む。

人事の社員の方が、インターンシップに参加した人は選考でも優遇するので頑張るようにと言っていた。インターンシップのなかで印象付けることが出来ていれば、やはりある程度は有利だとは思う。

もともとコンサルティング業界に興味があった。特にこれと言って興味を持てる仕事がなかった当時、様々な業界と関係を持ちながら仕事ができるのは、仮にファーストキャリアとしてするにしても、面白そうで有利だと思ったので。仕事をしていくなかで、具体的にやりたいことが見つかったときに、転職するのが良いと考えていた。

コンサルティング業界は、思考耐性がとりわけ必要となり、それを生業として続けるには覚悟が必要だと感じた。結果的に、自分にはあまり合っていないと判断し、今は商社かメーカーを志望するようになった。出来る限り、他の業界や企業に転職しても通用するようなスキルが身に付くような仕事を選ぶべきだと考えるようになった。