【未知への挑戦、新たな視点】【19卒】川崎重工業の冬インターン体験記（文系/事務職）No.2363（京都大学/男性）（2018/4/10公開）

秋頃、メーカー企業を志望し始め、通学で利用する電車の車両で会社の商標を見かけることもあり、何となくこれまで関心の無かった重工系を見てみようと思って。古くからある会社がどういうものなのか、興味があった。面接の練習の意味もあったし、春休みに他に参加するインターンも少ないため、何かしておきたい気持ちもあった。

面接に備えて、一般的によく訊かれる事柄について話せるように自分なりに用意した。あとは、事業について採用ページで軽く勉強した。

当社のビジネスについて理解する。会社経営について学ぶ。事務系職種に求められる能力について学ぶ。

前半にやったこと

より複雑な二日目に行うゲームに向けた、川崎重工業のビジネスを学ぶための簡単なゲーム。チーム戦で、人事の社員さんたちが見て回っていたが、個人を評価していたかは不明。社員さんとの懇親会。

後半にやったこと

一日目と同様の、難易度が上がったゲーム。各カンパニーで働く社員さんとの座談会。三日目はゲームの振り返りをチーム内でしたあと、最後にカワサキワールドの見学をして解散。

ゲームのチーム戦があり、優勝チームには会社のクリアファイル

ビジネスをするには、取引先とWin-Winの関係を築き、互いの強みを活かすことが重要であるということ。長期的な視点と短期的な視点のバランス。チーム内での分担による効率化。

特にない。体力的に厳しいわけでも、課題がハードだったわけでもなかった。他の学生もみな楽しんでいたように思う。ただ、自分はまだカンパニーに興味を持てていなかったので、カンパニーごとに大きく異なる仕事内容についてそれぞれの説明を受けても大変なだけだった。

重工業というだけあって、仕事も長期間に及ぶ案件が多いようで、その一つ一つが重いように思った。人事の社員の方の話で、辛くなっても逃げずにやりきる大切さが繰り返し強調されていたので、実際の仕事でも大変なことが多いんだろうと感じずにはいられなかった。

各カンパニーでどのような事業をしているかについて、もっと予習しておくべきだったと思う。自分でも、当初からあまり興味がなかったのだと思う。

作る商材にあまり興味が持てなかったのと、事業に将来性が感じられなかったので、そこで自分が働いているのをイメージできないと思った。あと、社員の雰囲気が自分とは少し合わないような気がした。カンパニーにもよるが、社員の方の一日の流れなどは聞くことができたのはよかった。

インターンシップ参加者は本選考でも有利であるという情報を聞いたことがあり、また同じ京都大学出身の人が多いと社員の方から聞いたので、比較的有利だと思ったから。今年はニューヨークの地下鉄の車両の受注を達成した一方で、新幹線の製造ミスがニュースで取り上げられたことで、やや入社志望者が減り競争率が下がってもおかしくないと考えられるので。

志望度としては、やや上がった。が、選考に応募しようとまではまだ思えない。理由としては、やはり企業としての将来性が気がかりだから。たしかに、複数のカンパニー制を敷いてリスクマネジメントはできているようで潰れることはなさそうだが、今後大きく伸びそうな部門があまりないと感じた。

特に確実な根拠はないが、参加者のある学生から、インターンシップ参加者のなかから何人採るらしい、というような話をきいた。これを抜きにしても、合計五日間も割いているので、多少なりとも有利になるとは思う。

メーカーと商社を希望していて、どちらも今でも志望業界である。企業までは絞りきれていない。メーカーであるならば、グローバルに事業を展開できている、あるいは展開しつつある企業が良い。自分の中で、会社・業界の将来性とそれに伴ってグローバル性を重視しているため、それを満たす企業が望ましい。たとえば、サントリーなど。

重工業の類は、案件一つ一つが長期間であったり、自分の手で何か新しいことを始めることが難しそうだと分かり、自分はもっと経営判断が速くてスピーディなところが良いのかもしれないと思うようになった。また、一つの職種に絞られることなくキャリアを積める環境のほうが良いと感じるようになった。自分がしたいことが実現できる会社なのかを見極めたい。