【半導体業界の挑戦】【21卒】東京エレクトロンの夏インターン体験記（理系/エンジニア）No.7918（名古屋大学大学院/男性）（2020/1/24公開）

長く企業に努めたいという想いがあり，将来的にも安心できる業界を探した結果，拡大を続けている半導体業界に興味を持った．その中でも，半導体製造装置において世界トップクラスの技術と売り上げを誇る東京エレクトロンに魅力を感じインターンに応募した．

インターン選考はwebテストと自己PR動画のみだった．特に自己PR動画が重視されるだろうと感じ，身だしなみ（髪型，服装等）を整え臨んだ．

新規事業を立ち上げ，東京エレクトロンに売り込め

1週目にやったこと

初日は顔合わせとグループワークのためのグループ分けを行う．一週間目は工場見学が主，東京エレクトロンに売り込む新規事業を考えるために，現場の問題点や社員の声を聴くことになる．

2週目にやったこと

2週間目は，事業立案のための講義や，技術実習を行った．講義はマシュマロタワー等のグループワークを交えつつ，何かを作る際の思考方法を学んだ．最後の二日間で，新規事業の発表と，それとは別に，ひとりひとりが2週間で学んだことの発表を行った．

人事部長

特になし

5,6人のグループでワークを行うため，ひとりひとりに役職を持たせるようにアドバイスされていた．各人がそれぞれの役割を明確にもち，役割分担をしろというものだった．フィードバックでは，最初に決定した役割が役にたっていないこと，力のあるメンバーのスタンドプレイが目立ち，グループとして機能していないことを言われた．

新規事業の立案に2週間の時間をもらえるが，基本的にグループでの話し合いができるのは，夜の2,3時間程度．そのため，意外と時間少なく満足の行く事業立案は難しかった．また，新規事業は半導体関係に関わらずなんでもいいと言われたため，自由度が増し難しさも増した．

半導体業界の雰囲気が知れてよかった．技術の進歩が特に早い業界であるため，企業全体としても，社員個々人としても技術ファーストという雰囲気があった．就活において一般的に重視されるやりがい，成長といったことを意識している雰囲気は全くといっていいほどない．

人事も「何も調べてこなくていい」と断言するほどに事前知識は不要．必要とされることはインターン中にインプットされる．

社員それぞれが技術に対してひたむきであり，就活で意識されるやりがいや達成感，社会貢献等といった薄っぺらなことは考えていないところが自分に合っているように感じた．また，新入社員の研修制度もかなり整っているようで安心して働けるように感じ好印象だった．

インターン参加学生がそもそも採用人数に対して少なく，人事の口ぶりからしてもかなりインターンは絞って学生を取っており，インターンに参加した学生は来るなら取るといった感じだった．私個人としても，学歴では他の学生に劣る部分もあったが，グループワークや発表等でかなり人事に好印象を与えることができたと感じており，内定はかなり近づいたいと感じている．

志望度はかなりあがった技術を何よりも重視し，やりがいや成長達成感といったよくわからないものを追い求めていないのが何より好印象だった．また，業界全体としても企業単体として，今後数十年にわたって成長が見込めることもわかりかなり志望度が上がる要因になった．

例年，東京エレクトロンの2weekインターンに参加し，本専攻も受けた人は，ほとんどが内定を得られるとのことだった．人事のサポートも手厚く早期専攻も受けれるということで，このインターンシップに参加すれば東京エレクトロンの内定に近づくの確実だと感じた．

インターンシップ前は，メーカー，インフラ，コンサル，ベンチャー，商社等広く企業を見ていた．自分のやりたいことが定まっていないということと，理系だから大手メーカー就職という安易な考えで決めることへの抵抗があったためである．自身の力を試してみたいということを特に考えていたため，コンサル，ベンチャーへの意識が強かった．

自分を試してみたいということなら何も，コンサルやベンチャーにこだわる必要はないと感じた．どの業界，どの企業でもその環境内で自身力を試すチャンスはあることを知り，それならば自身の理系としての力を試せる大手メーカーもよいのではと思うようになった．このインターンシップに参加して以降は主に，メーカーを見ている．