【化学工学の未来へ】【22卒】東レの冬インターン体験記（理系/化工系）No.16579（九州大学大学院/男性）（2021/8/5公開）

研究室では化学工学に近いものを学んでおり、研究室の先輩方で化学メーカーを受験している方が多かったからです。東レは繊維業界でトップであり社会への貢献度もかなり高いことから本選考で受ける可能性があると思ったため参加しました。

化学業界の中での東レの強みと弱み、インターンを通して何を学びたいのかESに記述できるよう、ホームページや四季報を通して企業研究を行いました。

選考はエントリーシートのみで、設問は志望動機とやりたいことを多く聞いてきたため、具体的な記述と熱意が重視されていたのかもしれません。ですがオンラインでのウェビナーと座談会という形式なので参加人数が多く、合格者もかなり多いと思われるため、もしかしたら選考要素はほとんどないのかもしれません。

オンラインでの化学工学系の業務紹介と座談会

1日目はzoomでのウェビナーで業務紹介を受けます。2日目は1班に就き6人程度の学生で社員との座談会を行います。

東レの業務概要と化学工学系の働き方

化学工学系の業務紹介・座談会

1日目にやったこと

zoomでのウェビナーで業務概要を学習します。東レの会社説明から始まり、前年度の対面でのインターンで行った内容の紹介や、具体的な技術的なお話も聞くことができました。

2日目にやったこと

zoomのブレイクアウトルームに分かれて座談会を行います。私の班は学生が6人程度で、社員は1人です。これを社員が入れ替わりながら3回程度行います。時間は１人の社員につき３０分程度でした。

なし

発表等は無かったため、特にフィードバックのようなものはありません。1日目のウェビナーの際は社員が説明をして下さりました。2日目の座談会では社員のざっくばらんなお話を聞くことができました。

特に苦労したところはありません。1日目は会社概要の説明や化学工学の働き方、技術の理解なのでずっと講義を聞いているような感じです。2日目の座談会で質疑応答をするだけです。不満があるなら、実際に自分で頭を使いワークを行うことが無かったため、業務イメージが若干つかみづらかったくらいでしょうか。

グループワーク等は無かったため、周りの学生との直接の関わりはありませんでした。2日目の座談会で同じ班になるくらいです。

化学プラントの様子や化学工学の活用、環境への取り組みや東レの製品などをスライドを用いながらオンラインで説明して下さったため、現地行くことなく気軽に学習することができました。インターネットだけでは理解しにくいような内容も分かりやすく学習することができたと思います。

特に準備しておくべきことはありません。事前に東レや化学工学の活用について調べておけば、もしかしたら当日の理解がスムーズかもしれません。

オンラインということもあって対面と比較してしまうとイメージの明確化には繋がらないかもしれません。しかしながら、化学プラントの外観や化学工学の具体的な活用などはスライドを通して紹介して頂き、イメージを掴むことができました。会社概要や座談会を通して実際の働き方が理解できましたが、できれば実際に化学プラントを見学し、スケールの大きさを体感したかったです。

東レの社員の方のお話、強みや弱みとやりがい、化学業界についてなど多く学ぶことができ、面接で話せるネタが増えると思います。オンライン開催ということもあり多くの方が参加できるインターンではありましたが、参加することで志望度をアピールできると思います。

全国転勤が結構な頻度であるということを知ったためです。また、やはり自分の第一志望業界であるエネルギー業界に魅力を感じていたためです。そのほか、場所によっては寮が狭く古く、虫が出るところもあると聞き、志望度は少し下がりました。ですが先端素材の需要は今後高まっていき将来性としては良いと思います。素材・化学工学が好きで将来性にこだわる人にとっては良いかもしれないです。

前述のように本選考面接時にもインターンについて触れられず、参加したからと言って特別有利になるわけではないと思います。強いて言うならインターン参加による熱意を示せるくらいでしょうか。

インターン参加前からエネルギー業界に興味がありました。素材業界は化学・鉄鋼・非鉄金属などあるわけですが、今回は化学業界・素材業界大手の理解を深めることができました。東レは環境への取り組みでグリーンイノベーションなど行っており、環境へは特段注力していると感じました。ですがエネルギーを通して環境へ貢献したいという気持ちは変わらず、第一志望業界はエネルギー業界で変化が無かったです。

化学業界における化学工学専攻の人の活躍の場がイメージできました。化学メーカー受験時には、このインターンで得られた仕事のイメージや技術的な話をすることができると思います。また、東レは思ったより体育会系という感じは無く、しかしながら真面目で芯のしっかりとした方が多かったです。化学が好きで真面目な会社で働きたく、大手が良い人にとっては魅力的かもしれないです。