【鉄道業界の挑戦】【23卒】東日本旅客鉄道（JR東日本）の夏インターン体験記（理系/車両）No.22318（非公開/男性）（2022/4/14公開）

鉄道会社で技術系の社員がどのような業務をするのかを知りたかったのが志望理由。そのなかでコロナ禍でも対面で2週間開催されること、日本最大の鉄道会社とも言えるJR東日本で学べることに魅力を感じて、夏のインターンシップのなかで1番の志望度だった。

就活会議やワンキャリア、unistyleに目を通して、過去の選考内容やインターンシップの内容を頭に入れた。ESでは、JR東日本のインターンシップで学びたいという熱い思いを伝えるように工夫した。

実際にメンテナンス現場での作業があるため、ルールを守るなど安全を脅かさない真面目さは大事だと思う。

車両メンテナンス業務の課題点とそれに対する改善策を発表

鉄道業界・JR東日本・総合車両センターの講義→実際に業務を体験・見学→資料作り→発表(ここまで総合車両センター)→支社の業務見学

鉄道業界、JR東日本の車両分野での働き方(車両メンテナンス業務や総合職の社員)

総合車両センターで車両メンテナンスを見学・体験し、自分が感じた課題とそれに対する改善策を発表

1週目にやったこと

1、2日目は学生や社員の方々の自己紹介や様々な講義(オンライン含む)が中心。2日目午後と3日目午前は各科を回って見学。3日目午後から各科に配属(3つの科に2人ずつ)され、実習の説明。4、5日目は社員に付いて業務を見学、簡単な作業であれば実際に体験させてもらえる。

2週目にやったこと

6、7日目は4、5日目の続き。8日目と9日目の午前中は実習で感じた課題点やそれに対する改善策を一緒の科に配属された学生と話し合って、担当の社員の方にアドバイスをもらいながら資料作り。9日目午後は研究開発の社員の方々と意見交換会と、作った資料を用いて発表。最終日は支社で業務の見学や車両課の社員の方々との意見交換会をした後、総合車両センターに移動して全体の振り返り。

車両センターの所長・副所長/各科の科長と担当社員/インターンシップを通じて学生の担当をしてくださった社員など

なし

インターンシップ担当の2名の社員が10日間講義やインターンシップで困ったことに対して親身になって相談に乗ってくださる。実習でそれぞれの科に配属された際は、10名以上の社員の方々が面倒を見てくださる。また、発表では「新しいアイデアで、こちらも勉強になった」と肯定的なフィードバックをくださった。

発表の本番に向けて、前日の夕方に自分の科の科長や助役の方々にリハーサルとして発表した際、発表内容に理解を得られず、一からやり直しになったこと。1日かけて発表内容を固めたが、それが没になったときはつらかった。社員の方にも付きっきりでアドバイスをもらいながら2時間残って案を練り直して、さらに持ち帰って考えた結果、翌日によりよい発表ができた。苦労はしたが、とても充実感があった。

一緒の科に配属の学生と資料作り・発表する。実習中も朝はインターン生全員で集まって、点呼や健康チェックを受けるので話す機会が多かった。全員が「自分が持っている知識を鉄道にどう応用するか？」の視点をしっかりと持っていた。

鉄道が安全・安定輸送を実現している理由を学べたと思う。部品を細かく分解して検査したり、1つの検査項目に対してクロスチェックをして、車両センターの外に不具合がある車両を出さないように細心の注意を払っていた。現場を見たことで、直接お客様と接する業務ではないが、鉄道会社で働く魅力を十二分に体感できた。

特になし。鉄道車両の知識を事前に得ていると幾分楽にはなると思うが、講義や実習を通じて一から丁寧に教えていただける。

2週間総合車両センターに出勤して業務に取り組むので、自分が働く姿を十分イメージできた。実習では見学だけでなく、実際に手を動かして作業するので車両メンテナンス業務を肌で感じることができる。そして、ただ作業するだけでなく、課題点に目を光らせて、改善策を考えるという総合職の社員の働き方を体感できた。

この2週間の経験は他では決してできないような貴重なもので、ここで感じたことを自分の言葉で伝えると、他の学生との差別化はできると思うため。3会場の合計で20名程度の学生しか経験できないので、他の学生より"社員目線での"鉄道車両の知識が身に付く。

JR東日本での働き方やキャリアステップへの理解を深めることができたため。総合職でも現場での勤務を若手のうちは経験するので現場の業務内容や、総合職の社員として意識すべきことも学び、自分が働く姿を具体的に想像できた。また、東北や甲信越など地方のお客様も相手にしていることから、会社全体で物腰の柔らかい社員の方が非常に多く、この方達と一緒に働きたいと思った。

上記の通り、直接的な優遇は一切ない。10日間の経験は社員でないとできないようなことばかりで、JR東日本だけでなく鉄道業界の選考を受ける際にこの経験から学んだことを伝えられる面ではかなり有利にはなると思う。

機械の知識が活かせる企業、業界を幅広く志望していた。そのなかで移動を支えられるという観点で鉄道業界やタイヤメーカーを重点的に見ていた。直前にタイヤメーカーのインターンシップに参加し、B to BとB to Cの両方のビジネスがあり、私の研究を活かしやすいという理由からタイヤメーカーへの志望度が上がっていた状態だった。

鉄道会社の社員の方々は皆真面目で、上下関係が厳しいイメージを持っていた。しかし、物腰の柔らかい社員の方がほとんどで、職場全体で温かい雰囲気が流れていた。しかし、作業をする際は目つきが変わって、安全第一で作業する姿には感銘を受けた。本インターンシップを経て、鉄道業界を第一志望とするようになり、都市部から地方までネットワークを持つJR各社に絞るようになった。