【薬学修士の挑戦】【22卒】中外製薬の夏インターン体験記（理系/臨床開発職）No.14918（東京理科大学大学院/女性）（2021/5/24公開）

自分が薬学修士であったため、周囲に開発職を目指す学生が多かった。その環境から臨床開発職に興味を持ったこと、中外製薬の雰囲気を知りたいということの他にも、インターンシップを通して一連の流れ(ESや動画などの応募の流れ)や、オンライン就活の雰囲気を知りたいと思い応募した。

製薬メーカーに絞って就活をしていた先輩に、業界やそれぞれの企業の特徴を聞くなどした。和気藹々とした会社というよりは真面目な社風だと思ったので、動画では落ち着いた雰囲気を意識して話した。

面接選考がなくESのみで参加出来た。自分のESは誤字や脱字が多く分として成り立っていない部分もあったが通過した。当日参加していた学生は旧帝や偏差値の高い有名私立の学生しかいなかったので、学歴とガクチカがあれば、参加者の母数も多いので通過できるのではないかと思う。

職種説明やワーク

基本的に2日間かけて臨床開発職についての職種説明→ワークの流れの繰り返しだった

臨床開発職の業務内容

臨床開発職とは

1日目にやったこと

臨床開発の役割について、事前に何かを聞く前にまず話し合いを行った。その後少しずつ説明を受け、どのような役割を担っているのかを理解→また話し合いを行った。話し合いの後は毎回班の誰かが発表をする機会があった。

2日目にやったこと

1日目の続きだった。班のメンバーは変わる。2日目は実際に臨床開発職の人が行っている業務を体験する場面があった。その場面でも話し合いの後は発表の機会があった。後半は臨床開発職の中でも様々ある細かい部署について説明があった。

人事部、臨床開発担当の人事

なし

グループワークの際にカメラオフで社員が入ってくることがあった。とくに話しかけられることはなく、話しかける事もなかった。最終日にその日参加していた社員1人1人に質問できる時間が設けられており、そこでのみ会話した。

ほとんどの学生が初めてのインターンシップだと話していたが、とても落ち着いていて逆に緊張してしまった。社員に見られているとそれを意識してしまって上手く話せなかったことも悔やまれる。また、2日目のインターンシップ朝から夜までオンラインでひたすら続くので、目や肩などがすごく疲れた。

5、6人のグループで何回もワークを行っていたので、話す機会が多くあった。

オンラインのインターンシップの雰囲気を知ることが出来た。また、自分は緊張しすぎる性格なので、なれるという意味でも大きな経験になった。会社について職種についてはもちろん、働いている社員の方々の雰囲気というものは実際に話している様子を見なければ知ることが出来ないので、企業理解という点でも参加してよかったと思う。

臨床開発職の中で出てくるワードについて意味を予め調べておけばよかったとおもう。何も知らず参加するよりもある程度知識がある状態で参加する方が話をスムーズに理解してグループワークにも貢献できると思う。

社員の方々は堅物という印象はなかったが、まじめできっちりとした感じがあり、自分はこの会社ではのびのび働くことは難しいと感じてしまった。自分の性格と雰囲気が合わなかっただけなので、会社としては成長性や事業内容という点でとてもいい会社であると思った。

インターンシップに参加していた学生の雰囲気が、知性に溢れ落ち着きのある優等生のようなものだったため、自分では難しいと思った。会社の雰囲気ともあっていないように思うし、業務内で英語を使う部分が多くあるそうなので、英語に自身の無い自分では難しいと感じた。

会社に対する志望度というよりかは、臨床開発職に対する志望度が下がったと感じた。自分は薬学部出身であるが薬剤師免許を取得する予定もなく、薬学の知識を発揮することは難しいと思った。大学院での研究内容なども活かせるとは思えなかったので、職種そのものを志望することをやめた。

私が参加したサマーインターンの後に冬季インターンも実施されていたので、どちらかというと冬季インターン生が優遇されるのではないかと思った。実際の所は正直分からない。

インターンシップ前後で、製薬業界を志望する気持ちに変化はなかった。開発職という職種はかなりマイナーである一方で薬学修士や6年制薬学生には人気のある職種なので、業界内の職種について理解を深めるためにも参加してよかったと思う。製薬メーカーは業務内容が細分化されているので、同じ名前の職種でも企業によっては内容が異なることもあり、注意して調べようと思った。

すごくまじめで努力家だった研究室の先輩が入社していたので、そのイメージが強かったが、遠からず当たっているのではないかと思う。和気藹々というよりはノリとかに左右されない冷静な人なんだろうなという社員の方が多かったように思う。中外製薬はロシュと社内競争関係にあるので、意識が高い人が集まっていてもおかしくないとおもう。