【法律知識活かす銀行へ】【16卒】住信ＳＢＩネット銀行の本選考体験記 No.1464（首都大学東京/）（2017/6/13公開）

特に困惑させるような質問もなく、文字通り「面談」形式で志望動機や大学時代に力を入れたこと等を問われるにとどまった。少々ぎこちない回答になり、面接官に難しい顔をされた場面もあったが、結果的には問題なかった。よって、内容の良し悪しというよりは、履歴書との矛盾の有無や熱意が重要視されていたように感じる。本番では、円滑にコミュニケーションを取れるよう、笑顔で受け答えするようにした。面接官にも笑顔が見えるようになり、後半は大分リラックスして臨むことができたので、結果的には笑顔が奏功したように思われる。

1次面接は「面談」という名目で、時間も短時間にとどまった。提出した履歴書に応じて、志望動機や大学で力を入れてきたこと等、一般的な質問が主で、特に圧迫という印象もなかった。

なぜ、住信SBIネット銀行を志望したのですか。

私は、大学で学んだ法律学の知見、宅建の勉強を通じて得た知識を活かしつつ、人々の生活基盤をお金の面から支えることができる銀行業界を志望しています。銀行業には、法律知識を使う場面も多いように思いますので、少しでも大学での勉強が活かせれば、と考えております。また、貴行は、少数精鋭で事業展開されており、若手の内からキャリアを形成し、能力を高めていける環境があり、大変魅力的に感じました。貴行がリテールバンキングビジネス国内ナンバーワンを目指されている点にも、一番になるということに対し強い拘りを感じました。注意した点としては、棒読みにならないようにすること。主張する中身で重要な点を強調し、自然な語り口になるように努力した。

実際にどのような業務をやってみたいですか。

宅建の資格を持っているので、この資格が活かせるような仕事をやってみたいと思います。貴行においては、住宅ローンの取り扱いが2兆円を超え、ネットバンクの中でナンバーワンであるという特徴があり、ローン関係の仕事には特に興味があります。その他の業務においても、法律学における知見・論理的思考を活かし、新しいことにも臆さず勉強を続けることができると思いますので、様々な仕事に挑戦していきたいと考えております。注意した点としては、やりたい仕事を絞り過ぎないこと。やりたい仕事は、と問われているので、具体的な仕事（部署や課）を指摘した上で主張すべきではあるが、それ以外の業務についても興味があることは伝わるように心掛けた方が良い。

物腰はとても柔和であるが、1次よりも更に、主張に矛盾がないかを調べるような質問が多かったように感じる。よって、主張の一貫性は非常に重要であり、それが十分に評価された結果、選考を通過できたと思われる。また、具体的な仕事の内容に話が及ぶことも多く、こちらが逆に質問をすべき時間も長かった。当日までに会社の事業内容や具体的な取り組みについて、2～3の質問は用意しておいた方が良いかも知れない。

「個人座談会」という名目で実施され、面接官との距離も非常に近い中で行われた。全体を通じて穏やかな雰囲気で、殊更な深堀や圧迫は全くなかった。むしろ、こちらが業務内容等について質問をするよう求められた。本番では即興で3つ質問したが、それだけで大丈夫か等と確認を求められるほどであったので、いくつか用意しておいた方が焦らなくて良いかも知れない。

ここまでの選考を通じて、住信SBIネット銀行の印象はいかがですか。印象が変わったところはありますか。

説明会を通じて感じたことは、本気で一番になることを目指しているのだな、ということでした。私自身貴行の口座を保有しており、消費者として便利に感じるところは多かったのですが、その裏では大変な努力を続けておられているということを、改めて強く実感しました。また、銀行業というと閉鎖的な印象でしたが、社長はじめ風通しの良い、オープンな雰囲気であるということを知りました。注意した点はスムーズに回答すること。本番では、説明会の内容を思い出しながら、素直に印象について話した。社長が直接発した言葉など、選考に進んでいる者だけが得られる情報を交えることで、より説得的な内容になるよう努めた。

株式投資に興味があるとのことですが、SBI証券にはエントリーされなかったのですか。

株式投資は、経済について勉強をしようと思い始めたもので、これを仕事することを目的とはして参りませんでした。私としては、金融業の中でも、社会インフラとしての側面が強い「銀行」という職業を通じて、人々の支えになりたいと考えており、そのような中で、急速に勢力を伸ばしている貴行には、強い関心を抱いております。ネット証券も開設しているとの話題から展開され、予想していなかった質問であったが、飽くまで「銀行」に興味があるという主張と矛盾がないよう、冷静に受け答えるのが重要であると感じる。それと同時に、志望動機や企業研究の成果を発表できると、より好感触を得られると思われる。

この段階では、社長と雑談に近いコミュニケーションを取ることが中心であり、志望動機等はあまり深堀されなかったため、社長とのマッチングが非常に重要であるように感じた。面接官の両名も終始笑顔であったため、自然な受け答えができているか、適切に応えられているかなど、基本的な部分を怠らなかった点が評価に繫がったと感じる。

2次面接の人事の方と、社長との面接であった。社長は気さくな方で、面接というよりは雑談に近い雰囲気であった。実際、（あとになって知った話であるが、）最終面接は内々定に近い状態であり、当日も入社後を見据えての話が多かった印象であった。

法学部ということですが、法務部には興味はないのですか。

一般に法務部は会社でも勤続年数の長いベテランの方がやることが多いであろうと思い、志望はしておりませんでした。しかし、法学部で勉強してきた知見が活かせるのであればどんな仕事でもやっていきたいと考えております。法務部についても、チャンスを頂けるのであれば是非、挑戦したいと思っています。新入社員のうちからは凡そ目指すことのできない仕事であると思い込み、全く主張してこなかったため、意外な質問であった。焦ったり考え込んだりせず、普通に受け答えをするように努めた。

説明会での私（社長）の印象は。

非常に明るい雰囲気で、気さくな方だなと思いました。説明会では、一番にならないと社会は変えられないという話を頂きましたが、その通りであると思い、大変共感しました。社員との風通しの良さも意識されているとのことで、それが社風にも色濃く出ているように感じました。多少冗談っぽい質問の仕方ではあったが、本人を面前にしていたので、とにかく失礼のないように心掛けた。あまり極端に褒めるのも不自然になると思い、率直な印象を語った上で、会社全体の話と絡め、その雰囲気の良さを伝えられるように気を配った。