私は自分の強みとして,分析力,継続力,他人の意見を聞く傾聴力が長けていることが挙げられます.これらを特徴付けるエピソードを2つ紹介したいと思います.
【ディスクゴルフ】私の趣味は,ディスクゴルフ(ディスク=フリスビーを使ったゴルフ)というスポーツで,小学生の頃に始めて,現在でも続けており,地方の大会では1位,また日本で最も大きな大会で3位になった経験もあります.ディスクゴルフとは,専用のゴールにどれだけ少ない投数で入れられるかを競うスポーツであり,1コース一般的に18ホールで構成されています.小学生の頃にこのスポーツに出会い,自分の思い通りにディスクを飛ばせるときの快感が癖になり,本格的にスポーツとして続けていました.高校に入学するまでは,体の成長とともにできることが増え,成績が向上していくことに面白さを感じていました.しかし,高校では思うように成績が伸びず,競技を続けようか迷っている時期もありました.そのときに,自分とトッププロの方の決定的な違いは何かを考え,トッププロのプレーを間近で観察・分析することに決めました.そして,その違いはディスクの回転量であると思い至りました.ディスクは空中を浮遊する際に,風の影響を強く受けるため,風の影響を読んでプレーすることが重要であると考えていました.しかし,トッププロの方は風の影響を読むのではなく,ディスクに強い回転をかけることでそもそも風の影響を低減していました.そのことに気づいてから,自分の投げ方をもう一度見つめ直し,ディスクの回転量を増やす投げ方に改良することができました.また,トッププロの方とお話しする機会があったときに,ディスクを選ぶ基準について聞きました.ディスクゴルフは,ゴルフで様々なクラブを使用するのと同様に,いろいろな特性を持つディスクがあり,投げたい飛距離・軌道によって最適なディスクを選ぶことが重要です.トッププロの方は,僕が重視していた,そのスローによってどれだけゴールに近づけるか,次のスローが簡単なところに向かうか,といった要素よりも,ディスクが自分の予想外の動きをする確率をどれだけ小さくするか,ということを最重要視しており,それが安定した成績につながっているのだと知りました.これら2つのディスクの回転量を増やすこと,ディスクを選ぶ基準をトッププロの方から学び取り,自分のプレーに反映することにより,大学に入ってから,安定して上位にくいこむことができるようになり,日本で最も大きな大会で3位に入賞することができました.以上のように,小学生の頃から続けてきたディスクゴルフというスポーツを通して,うまくいかないときも粘り強く続ける継続力,問題を明らかにする分析力,他人の意見を柔軟に取り入れ,自らの向上につなげる力が身についたと考えられます.
【アルティメット】私は大学時代にアルティメットというスポーツを行うフライングディスク部に所属しており,4年生の時には創部初の全国大会出場を果たすことができました.アルティメットとは,ディスクを用いた対戦型チームスポーツで,私はディスクゴルフを幼いころから行っていたため,ディスクの扱いには自信があり,大学3年生ではチームの主力として活躍していました.しかし,4年生の時に,先天性の病気が原因で手術を伴う大きい怪我を引き起こしてしまい,部活動生活最後の大会に出場することができなくなってしまいました.その時に,勉学が忙しかったこともあり,引退することも考えましたが,部活動のためにプレー以外に自分に何ができるのかを考えるきっかけとなりました.そこで,ほとんどの部員はディスクを扱うことが部に入って初めてであるのに対して,自分はディスクの扱い方に関して知識と経験が豊富であることを活かし,部員のディスクを扱う技術を向上させられるのではないかと考えました.そして,部員の投げ方を分析し,その部員の意見を聞いた上で,最適な投げ方,その練習方法を提示することで,部全体の技術が向上したと考えられ,これが創部初の全国大会出場の一助になったと思います.この部活動を通して,けがという困難に遭遇しても部に貢献する継続力が向上し,自分の分析力,他人の意見を聞いた上で改善方法を見つける力が生かされたと思います.
以上のように,私の強みは分析力,継続力,傾聴力であり,この力は誰にも負けない自信があります.また,これらはエンジニアに必要な能力にもつながっていくと思います.貴社のインターンシップでは,問題を多面的に分析し,壁にぶつかっても継続して問題に取り組み,社員の方の意見を注意深く聞き,柔軟に取り入れることで,製品の開発に貢献できる自信があります.
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