22卒 本選考ES
技術職
22卒 | 法政大学 | 男性
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Q.
当社に入社後やってみたい仕事は何ですか
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A.
私は、貴社の交通計画分野で大きく分けて二つの観点から、人々が抱える移動に関する課題の解決をしたいです。一つ目は、過疎地の公共交通の適正化です。過疎地で公共交通の運営に関して、路線の変更や路線の集約、時刻の最適化などを提案して持続的な交通手段の確保をしたいです。過疎地などの人口減少地域ではバスの減便や廃止が進んでおり、自家用車が運転できない高齢者などは、移動手段がない交通弱者となっています。貴社では、交通弱者のために栃木県那須町でのデマンド型乗合交通導入に携わるなど、新たな交通形態のあり方を提案してきた実績があります。私も、デマンド型交通のような新たな解決手法を提案し、一人でも多くの人に持続可能な移動手段を提供したいです。二つ目は、都市部の円滑な移動の実現です。この実現のため、人流や車の流れのデータをビックデータ化することで、どこに問題があるのかを明らかにすることから取り掛かりたいです。これにより見えてきたボトルネックの解消には様々な方法が考えられるが、私は受注者の立場に立ち、毎回新規の道路建設のような大がかりな工事を提案するよりは、案内の工夫や信号の時間の変更・車線や通路の運用変更などといった、低予算で済む解決方法も視野に入れて提案を進めていきたいです。こうした新たな着眼点での提案で、受注者の本心を汲み取り確かな信頼関係を築き、持続的な受注を得られるようにしていきたいです。都市部の公共交通についても、運行の費用対効果が最大となるようなバス路線網の構築、新たな停留所の設置だけにとどまらず、既存の他の鉄道などの公共交通機関との連携を強化し、これもまた広い視野を持って取り組みたいです。最近では、MaaSなどの新たな移動のあり方が提唱されており、これに関連した幅広い分野との連携にも取り組みたいです。そのためにも、まずは自らが現地に足を運び実際に利用することで、その地域が抱える課題を知ってから改善の提案をしたいです。そして、利用者が本当に必要としているのはどういったものなのか、依頼者である自治体などの希望をかなえるだけでなく、その裏側に隠された利用者のこともしっかりと考えたいです。また、仕事の依頼のほとんどが将来に残る仕事になるので長期的な視点も大事にしたいです。 続きを読む
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Q.
当社への入社を希望する理由は何ですか
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A.
私は、技術者として全ての人がどんな場所でもどんな時でも、安全で円滑な移動ができる社会の実現に携わりたいと考えています。 貴社の交通計画分野では、調査の結果をもとに最適なプランを提案することで、私のそうした思いを叶えられると感じたため貴社を志望します。 以前、私は約一ヶ月の間スキー場で住み込みのアルバイトをした際に、地方の公共交通の現状を知りました。私が働いていたスキー場は、最寄りのコンビニまで15㎞以上離れているなど、周りに生活必需品を購入できる施設は全くない場所でした。しかし、付近を走る交通機関は、一日4本のバスのみで、土休日の便はありませんでした。スキー場の近くには民家が何軒か点在しており、住民は自家用車がなければ満足に生活できない状態となっていることを知りました。人口減少や少子高齢化が急速に進む地方部では、高齢者の移動手段確保と公共交通の持続的運営の両立が難しくなっています。 一方、都市部では多くの住民が居住しているため、過密状態となっています。最近では、一部地域で再開発が行われた結果、駅や列車の収容力を越えた人数がラッシュ時に集中するなど問題となっています。私も、大学に入学して都心の大学に通うことになりましたが、コロナ前には通学だけで体力を大きく消費していました。都市部での過密は鉄道だけにとどまらず、道路についても問題は生じています。単に、渋滞により時間が余計にかかるだけだなく、大気汚染や交通事故の発生など、周辺住民の生活にも悪影響を与えています。 こうした様々な課題は、地域の実情に対応した路線網や道路網の最適化や、新たな形態の公共交通を提案することで解決できると考えています。 建設コンサルタントは実際に現場に行き、顧客の声を直接聞き、その状況に応じた最適な解決手法を提案することで、自分の思いを形にできると理解しています。私は、このような仕事を魅力に感じ、この業界を志望しました。 特に、貴社は調査から設計維持管理に至るまで、様々な分野をトータルプロデュースできる総合力を武器に、半世紀以上に渡っての歴史を刻んできています。そのなかで、全国各地に日本の発展の礎となった社会インフラ整備に関わっていました。こうした社会インフラを支え、関連各所との連携をしながら自分の手で未来を描き、広く社会貢献をすることができるという点が魅力に感じました。 続きを読む
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Q.
あなたの将来の目標を教えてください
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A.
私の将来の目標は、技術者としてあらゆる立場の人と確かな信頼関係を築き、すべての人に安全に円滑な移動を実現することです。私は文学部に所属しており、理系特に土木系専攻の同期と入社時点での差は大きいかもしれません。しかし私は、大学時代にほぼ未経験でありながら野球サークルに所属し、野球を始めたという経験をしました。そのサークルでは、自分以外の全員が中学や高校時代に野球部に所属していました。これまで、中学高校で陸上部に所属していた私との差は、とても大きいものでした。その差を少しでも埋めるために、毎回の練習の際に誰よりも早く練習場所に行き、練習時間を少しでも無駄にしないようにしました。また、技術的なものをいろいろなところから吸収したいと考えたので、同期や先輩だけでなく、後輩や違うチームの人に指導を仰ぎ、上達できるよう努めました。結果的に、レギュラーとして毎試合に出ることはできませんでしたが、途中交代などでヒットを打つことが出来たりと、経験の差を大きく縮めることができました。この時のように新たな事を素直に吸収し、技術や知識を身につけていきます。業務時間以外にも自己研鑽を忘れず、技術士資格への挑戦をすることで、早い段階で一人前の技術者となりたいです。そして、理系の思考の枠を超えた文系出身ならではの新たな切り口でのプランを提供し、圧倒的な知識不足という弱味を強みへと変えていきたいです。また、現在ヒートアイランド現象緩和のための屋上緑化について研究を行っていますが、ここで得られた知見から環境への配慮など、ただ交通分野についてだけを考えるのではなく、分野横断型のコンサルティングにも取り組んでみたいです。何年か技術者としての経験を積んだ後、いずれは海外事業にも携わりたいと考えています。海外では、特に新興国での都市部における渋滞は深刻となっています。そもそも、道路状態も良くなかったり交通網も満足に整備されていなかったりと、建設コンサルタントが関わることのできる余地は大きく、やりがいも非常にあると考えます。将来は、最終的にはこうした海外でも移動の課題の解決を通じて、地球上全ての場所と人に安全で円滑な移動の提供をしたいです。 続きを読む