
23卒 インターンES
経営コンサルタント
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Q.
【ツンデレラバーとロジカルキッズ】 戦略コンサルタントであるあなたには、付き合って1週間の恋人がいます。 その恋人から、結婚して子供が出来たら、どんな絵本を読み聞かせたいか尋ねられました。 大好きな恋人との甘い将来を想像しながら、「オオカミと七匹の子ヤギが良いと思う。ヤギの子供たちが協力して悪者を退治したストーリーから、悪いことをすると相応の罰を受けること、また、協力することの大切さを子供に知ってほしい」と何気なく答えました。 すると、恋人から、「本当にオオカミは悪者なのかな?自然界ではオオカミが他の動物を食べるのは当然であり、親ヤギから簡単にドアを開けてはいけないと言われていたのに、子ヤギの脇が甘すぎるだけなのではないか?」と反論をされてしまいました。 恋人との将来の甘い生活を想像していたのに、恋人のツンデレぶりに驚きながら、あなたも、たしかに子ヤギの脇は甘かったと思い、恋人に良いところを見せようと、自分が子ヤギだったら、簡単にトビラを開けずに、追加的にもう一つだけ質問・依頼をすることで、オオカミか親ヤギかを見極められると伝えました。 ※オオカミと七匹の子ヤギのあらすじ※ ●お母さんヤギは街へ出かけることになり、子ヤギたちに「誰が来ても、決してドアを開けてはいけない」と注意して家を出た。そこへ狼がやって来るが、狼のがらがら声で「お母さんですよ」と言っても子ヤギたちはすぐに見破った。 ●そこで狼は店でチョークを買い、それを頬張って声を変え再び子ヤギたちの家へ行き、「お母さんですよ」と言うと、ヤギはドアの隙間から足を見せて欲しいと言ったところ、狼の足は真っ黒だったのでまたも見破った。 ●狼は次に「パン屋で足を怪我した」と言いながら小麦粉を足に塗りたくって真っ白にし、三たび子ヤギたちの家へ。ドアの隙間から白い足を見た子ヤギたちは大喜びでドアを開けてしまう。 オオカミか親ヤギかを見極めるために、あなたは、扉を開ける前に追加的にどのような質問・依頼をしますか。 ただし、来訪者が本物の親ヤギである可能性もあり、その時に親ヤギが間違えてしまう可能性がある質問・依頼をしてしまうと、親ヤギを締め出すことになり、親ヤギがオオカミに食べられてしまいます。 【問い】 あなたは、扉の向こうの来訪者に、どのような質問・依頼をしますか? その質問・依頼の内容と、それによって検証したいこと、質問・依頼に対し起こりえる反応を、50~500字以内で説明してください(文字の多寡は一切問いません)。
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A.
「子ヤギ全員の誕生日はいつか」という質問をする。足元限定の視覚情報と聴覚情報のやり取りは可能であること、鍵が存在しない程度の文明レベルであることがあらすじから読み取れる。そのため、「視覚情報」・「聴覚情報」という軸と情報を「伝達」・「傍受」するという二軸で思考する。 1視覚×伝達 「子ヤギの足元をドアの隙間から見て誰の足かを尋ねる」という質問により、家族についての知識を検証できるが、ドアの隙間からでは判断できないという反応が起こりうる。 2視覚×傍受 「訪問者の頭部をドアの隙間から見せてもらう」という依頼により、角の有無を検証できる。しかし、子ヤギが小麦粉で白くなった足を信じるほどの判断力であることを考慮すると、オオカミ側も角の偽装は可能である。 3聴覚×伝達 「子ヤギの声がどの子供の声かを当てさせる」という依頼により、子ヤギの声の把握度合いを検証できるが、耳の調子が悪いという反応が起こりうる。 4聴覚×傍受 「子ヤギ全員の誕生日はいつか」という質問により、家族として当然の情報を知っているかを検証する。普通の親であれば子の誕生日は把握しており、これをごまかす言い訳もない。 続きを読む