20卒 本選考ES
研究開発職
20卒 | 九州大学大学院 | 男性
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Q.
学業・ゼミで取り組んだ内容(200文字以内)
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A.
【凍結可能なレタスの作出に関する研究】レタスは凍結に弱く、長期貯蔵が困難・生食による食中毒の懸念などが問題です。そこでレタスに凍結耐性を付与できれば、価格や供給の安定化・安全性の向上が期待されます。現在2度の低温に数日置いたレタスで発現量が増えた特殊な糖を合成する遺伝子に着目し、同遺伝子を導入した大腸菌で凍結耐性の向上を確認しました。今後は同遺伝子を高発現するレタスを作出し、凍結耐性を評価します。 続きを読む
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Q.
ADEKAを志望した理由(400文字以内)
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A.
私は食関連の研究開発を通してお客様の課題を解決する仕事がしたいです。特に様々な最終商品に関われることが更なるやりがいに繋がると考えられる、食品素材を扱う会社で働きたいです。会社選びでは①ニーズ・課題を得るための工夫、②それらに応える技術力、③どの段階まで提案可能か、などの観点からお客様に寄り添える会社なのかを重視しています。貴社は①情報発信・技術交流の場も設け情報収集に注力している点、②油脂技術の受賞数が多く油脂加工技術の高さに強みを持っており、その技術に基づき様々な食品の種々の課題に対応できる点、③製品の設計から上市まで携われる点が魅力的です。また私の今までの成功体験はどこかで誰かに支えられてきたことから、働く環境として互いに助け合える環境を望みます。貴社の新入社員アンケートでは人の温かさという言葉が頻出です。人材育成の制度が整っていることも併せて、私が望む環境に合っていると感じました。 続きを読む
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Q.
当社の2つの経営理念のうち、より共感するものはどちらですか。また、あなたはそれについてどのように貢献していきたいと考えていますか。(400文字以内)
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A.
「世界とともに生きる」により共感します。なぜなら世界という言葉に成長や競争が結びつく理念を掲げる会社が多い一方で、「ともに」という言葉が入っている点が素敵に感じられたからです。私は50年先も変わらず美味しいものが食べたいと強く思っており、そのためには世界中で食資源に限らず資源全般に負荷をかけない事業の仕組みが必要だと考えます。貴社は行動憲章の序盤に環境の保全を掲げ、実際に「持続可能な」をキーワードに様々なCSR活動に取り組まれています。私が仕事として行いたいのは食品の研究開発ですが、このCSR活動を活発にできる利益を生み出す人材となり貢献していきたいです。私が現在、直接商品化には至れない遺伝子組み換えの研究に注力できているのも、基礎研究として将来絶対に役立つ研究だという誇りがあるからです。同様の考え方で、このような経営理念で社会に貢献している会社で働けることに誇りを持ち、貴社の利益に尽くしたいです。 続きを読む
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Q.
学生時代に打ち込んだこと(400文字以内)
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A.
農業合宿の改善と運営を4年間行いました。私が所属した農業団体は、5日間の就農体験を通して参加者に食や農への考えを深めてもらう合宿を年に2回開いていました。しかし目的と内容が乖離しており、農作業の体験に終始していました。農家の方は目的に賛同して作業時間を割き協力して下さっていたので、私は目的に沿った上で何か農家の方に還元できる合宿を望みました。そこで1年生で合宿長となり、考える場として、参加者が作業や農家の方との会話を共有する場とそれに伴う議論の場を毎晩設けました。さらに参加者が興味のあるテーマを議論に反映させるなどの工夫を年々増やしました。結果考える場が活発化し、5日間考えた成果物を農家の方に発表することを恒例にできました。また出た案の一部を実際に合宿外で実現させることで農家の方の問題解決にも貢献でき、望んだ合宿にできました。本経験で、現状に満足しない向上心と集団を引っ張る行動力を磨きました。 続きを読む
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Q.
現在あなたが所属している学科(専攻)を選んだ理由と、そこで学んだことをどのように当社で生かしていきたいか教えてください。(400文字以内)
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A.
食料の安定供給にはロスの低減が重要と考え、食品保蔵などの研究を行う研究室を選びました。冷凍可能なレタスを作る研究の中で、課題に対し即行動することの大切さを学びました。1年半かけて作ったレタスの数百個の種が全て発芽しない課題に直面したときのことです。他に植物を扱う人や詳しい人がおらず、すぐに他研究室の先生や参考にした本の著者の方などに連絡をとり助言を求めました。また返答が得られ次第解決策を十個ほどに整理し、着手や実現までにかかる時間などの観点から優先度が高い順に試しました。結果約4千粒中1粒だけが発芽し、研究を一からやり直さずに済みました。後々種が未成熟だったこと、未成熟な種は発芽能があっても寿命が極端に短いことが分かりました。分からないことを一人で考え行動を止めず、恥を捨ててでも即行動してよかったと改めて実感しました。この即行動の意識をスピード感が求められる貴社の研究開発で生かしたいです。 続きを読む