
23卒 本選考ES
技術系操業技術職

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Q.
研究内容とその意義(学問的、工業的、社会的など)
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A.
私は学部時代の頃から一貫して、「燃料電池の低コスト化」に関する研究を行っている。燃料電池とは、水素と酸素を反応させて電気を発生させる発電装置の一種である。燃料電池は二酸化炭素を排出させずに電力を得ることができるため、脱炭素化の観点から近年注目されている。燃料電池の内部で水素と酸素の供給や集電を行う部品には、白金などの高価な材料が一般的に使用されている。私の研究では、これらの材料をより安価な代替材料で置き換えることを目指している。これまでの研究では、電池内部の強酸性に耐えられる材料を模索し使用してきた。そして実際に、現在広く使われている材料よりも高い耐食性を示す材料の開発に成功した。これからの研究では、耐久性だけでなく発電装置としての性能も高められるような優れた部品の開発を目指す方針である。 続きを読む
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Q.
上記テーマを選択した理由
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A.
水素エネルギー社会の構築を目指す、先進的な研究環境に魅力を感じたからだ。学部時代、米国への短期研究室派遣に参加し、環境負荷低減に向けた研究に興味を持った。中でも私の所属する大学は燃料電池研究に関して豊富な設備を有し、積極的な学会参加の実績があった。また、国内外の企業や研究者たちと連携した大規模なプロジェクトに参加できる点にも魅力を感じ、上記テーマを選択した。 続きを読む
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Q.
自身の魅力と今後変えていきたいところ
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A.
私の魅力は探究心だと思う。大学では、専門分野に限らず興味を持った講義を全て履修し、勉学に努めた。その結果、成績が認められ、教育奨励賞をいただくことができた。かねてより海外での働き方に興味があったので、受賞時の奨学金を利用して一ヶ月間のシリコンバレーへのインターンシップに参加した。現地の企業文化や日本企業の活躍に触れ、グローバルなエンジニアへの憧れが強まった。他方、発表など人前に立つ経験を増やすことで、心配性な性格を今後変えていきたいと思う。現在のところ、自分に注目が集まる行事では事前準備を徹底することで安心感を得ている。例えば卒業論文発表の際は、発表の数日前から練習を繰り返し行った。 続きを読む
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Q.
学生時代に最も力を入れたこと
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A.
大学から始めた柔道で、主将として地方大会での団体戦優勝を達成したことだ。 主将になってからはこの大会での団体戦優勝を部の目標として掲げていたが、経験者の数が足りず、初心者の技術向上が必要不可欠であった。しかしそれまでの練習は上級者向けであり、私を含め大学から柔道を始めた部員に適していなかった。そこで私は部員間の意見共有を徹底することで、全部員の実力向上を見込む練習を計画・実践した。特に部員や監督との打ち合わせを通し、初心者への技術指導のみの時間を新たに20分間設けた。時間の割当に関して反対意見も出たが、「団体戦優勝」という目標認識を一致させ、その上で達成に向けては練習環境を変える必要があることを確認し、最終的には全部員の納得を得ることができた。 結果、大会では経験の浅い部員も活躍でき、悲願の団体優勝を達成した。 この経験から、目標に向けた柔軟な対応、またチームの士気高揚の難しさと重要性を学んだ。 続きを読む
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Q.
志望動機
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A.
産業の根幹をなす鉄鋼業界での働きを通じて「環境保全と産業発展の両立」に貢献したいと考え、貴社を志望した。学部時代、短期インターンシップ先のシリコンバレーでエンジニアの方々と交流する機会があった。そこで環境問題に対する彼らの意識の高さに強く感銘を受け、将来は世界のエネルギー課題の解決に貢献する仕事がしたいと考えるようになった。また、貴社グループ主催の説明会やインターンシップへの参加を通じ、産業と環境の両方に対して鉄鋼業が持つ影響力の大きさを実感した。自分自身も社会的な影響力の大きい業界にエンジニアとして携わり、国際的なフィールドで環境保全と産業発展を促進させていきたい。鉄鋼業界の中でも最大規模かつ世界進出への積極的な姿勢と実績を持つ貴社でなら、強い使命感とやりがいを持って業務に取り組むことができると思う。入社後は機械系エンジニアとしてのスキルを高めるとともに、海外赴任を通じて世界の鉄鋼産業の規模拡大に貢献したい。そして将来は、培ったスキルを活かしつつ世界の産業動向を俯瞰し、産業の活性化をグローバルに主導していくことができる技術者になりたい。 続きを読む
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Q.
希望職種とその仕事で自身が活かせるポイント
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A.
操業技術関連の職種を希望している。私は将来、様々な人と関わりながら広い範囲を扱う機械系エンジニアになりたいと考えている。操業技術の仕事では、様々な部門とのコミュニケーションを通じて工場や設備の効率化に向けた調整を行っており、私の希望する働き方との共通点が多いと感じる。操業技術の仕事で自分が活かせるポイントとしては、部活動で主将として大学生協や他大学の学生たち、またOBの方々と幅広く交流してきた経験が挙げられる。加えて、研究においては普段から研究者の方々との打ち合わせを通し、研究プロセスの工夫を追求している。論文に載っている実験方法に関しても「何を目的とした実験なのか」「この方法が本当に最適なのか」と、合理性に基づいて理解を深めることを常に意識している。このように研究で習慣付けた分析能力は、仕事でも効率性の改善などに活かすことができると思う。 続きを読む