22卒 インターンES
技術系総合職
22卒 | 非公開 | 男性
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Q.
研究テーマの概要
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A.
一部の高分子は水分を吸収しゲル状物質となり摩擦を低減します。通常では摩擦が大きくなる機械の運転開始時のような低速で高加重が加わる場合においても低摩擦であるため注目されていますが、メカニズムは未解明です。メカニズムの解明を目指し、当研究室独自の測定方法を用いて、しゅう動隙間をnm単位で制御しながらゲル状物質の粘弾性測定を行いました。試料のゲル状物質は先行研究を参考に工程を改良して作成し、不均一であると言及のあった膜厚の均一化に成功しました。また、しゅう動の振幅を変化させて粘弾性を測定した結果、粘弾性は振幅に依存することがわかりました。今後はしゅう動の周期を変化させて測定、比較を行っていきます。 続きを読む
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Q.
上記テーマで、あなたなりのオリジナリティを発揮した点、画期的な点など特に主張したい点を3つあげて下さい。
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A.
・試料の膜厚の均一性の改善 ・粘弾性が分子の運動に関係することを示す結果を得られた ・振幅および周期をかえることでせん断速度による違いを比較できる 続きを読む
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Q.
学生時代に、あなたが最も力を入れて取り組んだことを述べて下さい。
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A.
サークル活動でモデルロケットを製作し、種子島ロケットコンテストに出場しました。サークルでは大学生の力で成層圏に到達することを目標にし複数のチームが異なるアプローチで活動を行っていました。その中で毎年種子島で行われるモデルロケットの大会において到達高度を競う部門での入賞を目指しモデルロケットを製作しました。誰もモデルロケットを作成したことがない中、参考資料を調べ試行錯誤しながらの作業になりました。到達高度を上げるため重量や空気抵抗を減らすことを心がけました。軽い木材から切り出した翼部を、断面が流線型となるよう丁寧にやすりがけを行い、胴体や先端部は市販の紙筒を利用しましたが塗装とやすりがけを繰り返し行い滑らかな表面にしました。コンテストでは私たちのモデルロケットは他と比較しても綺麗な軌道で打ち上がりました。新たな試みでも十分な下調べと丁寧な作業を行うことで成果を出せることを学びました。 続きを読む
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Q.
あなたが東レというフィールドで成し遂げたいことを述べてください。
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A.
私が御社で成し遂げたいことは「素材を通して社会に貢献すること」です。具体的には既存の素材の異なる利用法や、新たな素材の効率的な生産法を確立することでより高性能な製品をより安く提供していきたいです。研究で人工関節に利用される生体適合性材料が機械の始動時のような低速で高荷重の場合でも低摩擦であることを知り、他の既存の素材でも同様に異なる有用性があるのではないかと推測したからです。また、仮に有用な素材あっても製造が困難な場合は高価な製品となり普及の妨げとなってしまうため、効率的な生産法を確立することは重要であると考えられるからです。御社では炭素繊維製品において新素材の製法を確立し普及させ、また現在においても炭素繊維の多様な特性に注目した製品開発が行われています。そのため御社であれば素材に関わる開発で社会をよりよくしていくことができると感じました。 続きを読む