大学院での研究活動に力を入れて取り組んでいます。所属研究室では、研究テーマを決める際、卒業した先輩の研究を引き継ぐことが慣習となっていました。一方私は、大学院では主体性を持って学問に取り組むべきだと考え、新しい分野を自ら開拓し挑戦することを決意しました。半年がかりで最新の文献を読み漁り、論理的に教授を説得し承認を得られましたが、何もない状態からのスタートだったため、実験装置を自分で作り上げる必要がありました。装置の作成には、教授とベンダーとの密な連携が不可欠だと考え、教授と何度もコンセプトを摺り合わせ、予算をもらい、ベンダーの技術担当の方と密に連絡を取り合いながら装置の設計・製作を行いました。この結果、予定通りに所望の装置を完成させることができました。研究は途中段階のため大きな成果はないですが、私の取り組みを参考に、後輩たちも自身が取り組みたいテーマを教授に積極的に提案するようになり、それまで膠着状態にあった研究室における研究内容の活性化に貢献できました。またこの経験を通して、ゼロベースで課題に取り組むことの面白さに気づき、この主体的な行動力が今の自分の強みになっていると考えています。
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