【新薬開発の真の協力】【22卒】 中外製薬 開発職の通過ES(エントリーシート) No.42802（東京大学大学院/男性）（2021/5/5公開）

私が臨床開発を志望する理由は2つあります。1つは、責任とやりがいの大きさです。研究職の努力により創出されたタネに有益な情報を付加し、医薬品へと変える臨床開発の仕事は、その力量次第で新薬の価値や患者さんのもとに届くまでの早さが大きく変わるという点に大きな責任とやりがいを感じました。特に貴社では、早期からプロジェクトの主担当を担うことができるため、大きく成長できると考えています。もう1つは、多くの人と協力し、大きな価値を生み出す職種だからです。私は部活を通して、多くの人たちがそれぞれの個性を最大限活かし、協力することでより大きな力を発揮できることを経験しました。臨床開発としても、戦略的提携をするロシュ社をはじめとして、社内外問わず様々な立場の人とお互いの強みを持ち寄ることで、一人では成し遂げることができないような高価値の新薬を世に送り出したいと考えています。 続きを読む

研究テーマはRNAを足場とするインスリン受容体基質（IRS）複合体の機能の解明です。動物の代謝や成長を司る主なホルモンとしてインスリンやインスリン様成長因子があります。IRSはこれらのホルモンが働くために必須のタンパク質であり、IRSに異常があると糖尿病やがんなどの疾病が発症することが知られています。近年、IRSが生体分子の一つであるRNAを介して、多くのタンパク質と複合体を形成することがわかってきましたが、その複合体が持つ機能はほとんど解明されていません。そこで私は、「RNAを介してIRSと結合するタンパク質」と「結合を仲介するRNA」の2つの側面から、IRSが形成する複合体の機能を明らかにすることを目標としています。本研究により、IRSが代謝や成長を制御する新たな機構を解明することができれば、様々な疾患に対するRNAやタンパク質を標的とした治療法の確立に繋がると考えています。 続きを読む

私の強みは「高い目標に向けて、多くの人と協働する力」です。大学時代には80名以上が所属する躰道部で幹部を務めていました。目標である全国大会優勝に向けた練習計画を立てることが主な役割でしたが、そのための話し合いの中で指導者や競技リーダーそれぞれの立場や考え方の違いが原因で衝突が起きることもありました。その中でも「理屈と感情のバランス」を意識し、効果的かつ全員が納得できる計画になるように努め、結果として全国大会優勝を達成しました。貴社は医療関係者に加え、戦略的アライアンスを組むロシュ社など、より多くの人々と協力し新薬開発に取り組んでいます。そんな貴社において最大限の成果を生み出すためには、様々な立場や考えの人と真の協働を果たすことが不可欠だと考えています。そのため私の強みを活かし、表面的な協力ではなく、心を一つにする真の協力によって、貴社の画期的な新薬創出に貢献できると考えています。 続きを読む