22卒 本選考ES
開発職
22卒 | 東京大学大学院 | 男性
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Q.
研究テーマをご記入ください。研究の概要について記入した上で、下記の点について簡潔に記載ください。①研究を進める上で最大の障壁であったことは何ですか?②それに対しどのように取り組みましたか?※6年制薬系の方は薬局病院実習の経験についてでも結構です。※記入時に改行はしないでください。1000文字以下
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A.
動物の正常な生命活動は、栄養状態やホルモンなどによって複雑に制御されています。その中でも代表的なホルモンであるインスリンやインスリン様成長因子(IGF)は、インスリン受容体基質(IRS)を介して糖代謝や成長を調節します。これが異常になると、糖尿病やがんなど、高齢化社会で問題となっている疾患を発症します。そのため、健康寿命の延伸には、IRSの適切な制御が必要となります。近年、IRSが生体分子の一つであるRNAを足場として、多種類のタンパク質と結合することでタンパク質複合体を形成していることが明らかになりました。そこで本研究では、RNAを介してIRSと結合するタンパク質の機能、役割および、RNAを介するIRSとその他のタンパク質との結合機構を解析することによって健康寿命の延伸を実現するための手法の開発を目的としました。①研究を進める上で最大の障壁は、RNAという研究領域が研究室として初めて取り組む分野であったため、実験系が確立されておらず、また周りに相談できる人がいなかったことです。②この課題に対して、2つのアプローチで取り組みました。1つ目は、RNAを専門としている外部の先生に助言をいただいたことです。1人で考えるよりも、より効率的に実験を進めることができると考え、このアプローチを選びました。相談を進める際には、自らの研究背景や目的、現状の問題点など簡潔に伝わるように努め、建設的な議論を進められるようにしました。2つ目は、同じ分野の研究者の文献を探し、自分の実験に取り入れたことです。文献を読むことで、その実験に対する理解をより深めることができると考えこの方法を取りました。結果として、効率的に研究を進めることができ、これまでに目標の一つであったRNAを介してIRSと結合するタンパク質を取得するための実験系の確立に成功しており、現在質量分析の専門家と協力してタンパク質の解析を行っています。 続きを読む
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Q.
今までの自分を振り返って、自分らしさが発揮できたエピソードについて記載ください。※記入時に改行はしないでください400文字以下
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A.
大学の部活で、可能性がある限り決して諦めないという自分らしさを発揮しました。私は大学時代、全国大会優勝を目標として躰道部に入部しました。しかし2年生の時、医師から選手としては続けられないと言われる大怪我を経験しました。全国大会の出場メンバーに選ばれるかもしれないというタイミングだったため、ショックが大きく、部活を辞めることも考えました。しかし、一度やると決めたことを諦めることへの悔しさと、目標に向けて頑張る部員の力になりたいという2つの想いを原動力として、マネージャーとして部員をサポートしながら厳しいリハビリを続けました。そして1年後に復帰することができ、その後は怪我で遅れをとってしまった悔しさをバネにして、人一倍熱を入れて練習に取り組みました。結果として最終学年の時に、リーダーを務めた競技でチームを日本一に導くことができました。 続きを読む
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Q.
臨床開発職としてどのような役割を担いたいですか?また、その理由も記載ください。※記入時に改行はしないでください400文字以下
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A.
臨床開発職として様々な立場の人を繋ぎ、円滑に臨床試験を進める役割を担いたいです。臨床試験は製薬企業だけでなく、病院やCROなど様々な役割の人が関わる業務であるため、時には価値観や考え方の違いなどで意見が対立することもあると思います。しかしそのような意見の違いを乗り越え、多様な意見を取り入れることで、新薬の価値を最大限高めることができる臨床試験を実施できると考えています。私は私は大学時代の部活で幹部を務め、指導者と部員を繋ぐ役割を担っていました。時には双方の意見が異なることがありましたが、個々の考え方や性格を理解した上で話し合いを進めることで、チームをまとめることができたという経験があります。この経験で培った力を発揮して、貴社の臨床開発職として様々な立場の人を一つにまとめ協力することで、新薬の開発という大きな目標を成し遂げたいと考えています。 続きを読む