- Q. 志望動機
- A.
株式会社トーハンの本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2020卒株式会社トーハンのレポート
公開日:2019年7月10日
選考概要
- 年度
-
- 2020年度
- 結果
-
- 内定辞退
- 職種
-
- 総合職
投稿者
選考フロー
企業研究
出版業界には課題がたくさんあると言われているが、具体的にどのような問題があり、それに対して各出版社や出版商社がどんな解決策を投じているかを知る必要があります。トーハンでは説明会の時や最終面接の前の説明会で出版業界を取り巻く現状について詳しくレクチャーしてくれるのでそれを参考にすると良いと思います。また、出版商社すなわち取次に関しては、就職活動を始める前はその職種自体知らない学生が多いので、説明会や社員座談会を通じて勉強していけば良いと感じた。私自身は、出版取次の仕事がはっきりと思い浮かべられなかったので、取次の人が書いているエッセイを1冊購入して読み、頭の中で働くイメージを膨らませていました。
志望動機
私がトーハンを志望した理由は、純粋に本が好きで、本を通じて多くの人の人生を豊かにしたいと考えているからです。もともと出版社に興味があったのですが、出版社でのアルバイトを経験するうちに、本を実際に作る仕事ではなく、好きな本をたくさんの人に読んでもらう工夫をしたり、様々な場面で本を用いて課題を解決したいと考えるようになりました。そんな中、トーハンの取次の仕事を知り、やりたいことが実現できると感じました。具体的には、書店の市場開発の仕事に興味があります。地方と都市の書店の質の格差をなくすため、ニーズがあるところにしっかりと良質の書店を作っていきたいと思っています。また、下火になっている出版業界だからこそ、熱意のある学生が集まって来ていると感じました。
説明会・セミナー
- 時間
- - -
- 実施時期
- 2019年03月
WEBテスト 通過
- 実施時期
- 2019年04月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
WEBテスト対策で行ったこと
マイナビ、リクナビで提供されている模擬テストを受けてみた。
WEBテストの内容・科目
言語、非言語、性格診断
1次面接 通過
- 実施時期
- 2019年04月
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 20分
- 面接官の肩書
- 人事
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
志望動機などを聞かれなかったので、学生の人となりを見ているように感じました。何かトラブルがあった時にどう対処するかなど、詳しく話せるようにしておくといいです。
面接の雰囲気
大きい部屋に簡易的な壁で仕切られていくつかのブースに分かれていました。面接官と学生の席がとても離れていて、声が聞きづらかったです。面接官は温和な方でした。
1次面接で聞かれた質問と回答
学生時代頑張ったことは何ですか。
私が学生時代打ち込んだことは、部活動での活動です。その中でも、夏合宿のリーダーとして部員との共同生活の中で、みんなが楽しく過ごせるように工夫しながら計画、運営を頑張りました。キャンプ場や宿の予約や安全なルートの確認、部員の管理や予算の計算などやるべきことが多くあり大変でしたが、他の部員と協力しながらやり遂げました。また、合宿中には長年問題視していた男女の体力差による部内不調和を緩和させることに努めました。
また、そのほかでは出版社のアルバイトとしてスポーツ誌やエッセイ本の編集作業の手伝いをしていました。雑誌や書籍の出来上がっていく様子を知るのは面白く、最後に作った雑誌に私の名前が載ったのを見てとてもやりがいを感じました。
あなたの部活動での頑張りは割合でいうと何パーセントですか。
70パーセントだと思います。そのように考えた理由は、部活動でやめてしまった部員を止めることができなかったので、全ての部員にとって居心地の良い部活ではなかったということがわかったからです。私はその部員とも仲が良かったのですが、部活内で揉め事が起こった際、議論を重ねましたがうまくことを収めることができませんでした。その結果居づらくなってしまった部員がいたのはとても残念で、私が何か行動することで変わっていたのではないかと思うことがあります。今もしその当時をやり直すとしたら、ただみんなで部室に集まって議論するのではなく、合宿や楽しいイベントの中で話し合う時間を作り、雰囲気を先に改善させようと思います。
2次面接 通過
- 実施時期
- 2019年05月
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 20分
- 面接官の肩書
- 人事部長
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 1週間以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
出版業界を志すに当たっての本気度を確認されたように思えました。また、その他にはどのような企業を受けているか、トーハンの志望度なども聞かれましたが、正直に答えて大丈夫でした。
面接の雰囲気
面接官の第一印象は穏やかな感じで話しやすかった。1次面接とは違い個室だったので声も通りやすく、話やすかった。
2次面接で聞かれた質問と回答
なぜ低迷している今、出版業界を目指すのですか。
まず一番の理由は本が好きだからです。小さい頃からいろいろなことを教えてくれ、世の中の可能性を広げてくれた本という商品を支えたいと考えています。アナログな紙の本からデジタルに移行している時代ですが、やはり紙の本がこれから消えていってしまうということではなく、売り方次第で変わってくるのではないかと思っているので、出版業界をもっと盛り上げていきたいと思っています。また、出版業界が下火になっている今だからこそ、本気で出版物が好きで、出版業界を盛り上げたいと考えている学生が集まって来ていると就職活動をしているうちに感じることができたことがあります。そのため、私ものその中で頑張りたいという気持ちが強くなりました。
就職活動の軸と最終的に企業を決める方法を教えてください。
直接的にあるいは間接的に「社会問題にアプローチできる事業に携われる」ことを大切にしています。大学で環境問題や社会問題を学んだことが私の中で大きな影響力を持っており、多くの人々が社会問題に興味を持ち考えるきっかけとなる仕事がしたいです。また、「新しい環境に身を置き続けられる」というのも今まで決断時に意識していたことです。様々な人と出会うことで成長できていると感じるので、就職しても、考えること、学ぶことを制限されないようなキャリアを望みます。最終的にまだ企業の優先順位がつけれていないので、いくつかの企業から内定を頂いたら、その中で働いている大学のOBOGの先輩社員の方々にお会いさせていただいて決めようと考えています。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2019年05月
- 形式
- 学生3 面接官5
- 面接時間
- 60分
- 面接官の肩書
- 幹部クラスと副社長
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 1週間以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
新しいアイディアや日々のひらめき、何かに熱中する感性など、人間としての面白さを求められていると感じました。
面接の雰囲気
大きな部屋にお偉いさん方がずらっと並んでいて、とても緊張感のある空間だった。アイスブレイクなどの時間はなく、学生の短い自己PRから始まった。
最終面接で聞かれた質問と回答
最近興奮したことは何ですか。
最近興奮したことは、姪っ子が産まれたことです。兄弟の中で初めて姉が出産を経験し、家族全員でそのイベントを体感しました。産まれたその時ももちろん感動しましたが、赤ちゃんが日々成長していく姿にも感動があります。また、姉とは、これまでの「姉妹」という枠を超えた新しい関係性が産まれたような気がして、新鮮な気持ちで向き合うことができました。今まで会う機会も少なくなかなか身近に感じられずにいた姉の旦那さんともじっくり話す時間ができ、同じ感動を共有したことで分かり合えたと感じました。このように、出産にはそれ自体の感動の他に、出産に関わる人々のつながりを生じさせ、人生をより豊かにしてくれるものだと感じました。
出版業界を盛り上げるために新しいアイディアを出してみてください。
私は現代人のためのスマホ型書籍を考案したいです。本は「読む」ための時間をかけて完結するものですが、時間に余裕の現代人は余暇ができたとき長い時間を費やす読書ではなく、SNSやネットニュースを選んでしまいます。折角本を買っても、積ん読が増えていくのでは書店から人が離れます。そのため書店をより魅力的な場所にすることに加えて、本自体の変革も必要だと考えます。そこで、スマホサイズの本を作り、同時にその本が数冊入るスマホケースを開発し商品化します。単価の安い小さい本を何冊かストックして、読み終えたら新しい本を買うという消費サイクルが出来、書店に人が集まると考えます。このように本離れした人々が書店に戻ってくるのを待つのではなく、現代の流行や生き方にあうように本が形を変えていくことが必要だと思います。以上のことは、貴社が持つ出版社とのネットワークや書店への影響力を用いて実現できると考えています。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
内定通知後も社員座談会などを開いてくれ、学生個人個人に寄り添った対応をしてくれていると感じました。オワハラなどもありませんでした。
内定に必要なことは何だと思うか
やはり出版業界を目指す志の本気度合いがどの程度かを聞かれていると感じました。そのため、今の出版業界の課題や問題点を理解した上で、それに対する解決策を自分なりに考えて提案する力を面接などで発揮できるよう訓練することが必要だと思います。トーハンは全体的に真面目な人が多く、社内の雰囲気もパリッとしているので、雰囲気が自分の性格とマッチしているかも志望する前に確認しておくべきだと思います。出版社落ちの学生が多いように感じました。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
最終面接の前の説明会で聞いたのは、集団の中でその集団をもっとよくするためにどう動いてきたかということがしっかりと説明できる人を合格させたとのことでした。私の場合、「そのエピソードがトーハンの仕事内容に活かせる」というように話したのが良かったのだと思いました。
内定したからこそ分かる選考の注意点
唯一グループワークである最終面接の時、他の学生の喋りがとても立派で羞恥心を抱いてしまったのですが、最後まで自分らしく熱意を持ってエピソードを語ったら大丈夫でした。学生ごとに求められる資質が違うと感じたので自信を持って挑めば良いと思います。
内定後、社員や人事からのフォロー
内定後、内定者の説明会の連絡がありました。
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トーハンの 会社情報
会社名 | 株式会社トーハン |
---|---|
フリガナ | トーハン |
設立日 | 1949年9月 |
資本金 | 45億円 |
従業員数 | 992人 |
売上高 | 3988億2600万円 |
決算月 | 3月 |
代表者 | 川上浩明 |
本社所在地 | 〒162-0813 東京都新宿区東五軒町6番24号 |
平均年齢 | 43.5歳 |
平均給与 | 572万2000円 |
電話番号 | 03-3269-6111 |
URL | https://www.tohan.jp/ |
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