20卒 本選考ES
研究開発職
20卒 | 九州大学大学院 | 男性
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Q.
志望動機(500字以内)
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A.
「農産加工品の美味しさは、その原料によって7割が決まる」という信念に共感し、貴社が実際に果物の育種なども行なっていることに魅力を感じたからです。所属していた学生農業団体で、農家の方がこだわって作られた野菜は同じ野菜の中でもやはり美味しいという経験を何度もしました。それはもちろん、自分たちが作る野菜をどう食べたら一番美味しくなるのかを農家の方が知っておられるからでもあります。逆に作るものが先に決まっている場合は、どのような原料を作ればいいのかを考えて栽培することが完成品の美味しさに最も寄与できると考えます。そのように原料の栽培から商品開発や生産まで一貫している会社はあまりありません。さらにただ原料にこだわるだけではなく、残りの3割でも加工技術の追求に注力して低糖度ジャムの開発や果物への加熱量の削減などを通して美味しさを追求されているのは貴社だけだと考えました。また私は50年先もおいしいものが食べ続けられる社会を望んでおり、食品ロスの削減が重要であると考えます。貴社のグループレポートで、様々な部署の方が自身の仕事で食品ロスの削減を始め社会にどう貢献できるか考えておられたことが素敵でした。 続きを読む
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Q.
入社してやりたいこと(500字以内)
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A.
研究で身につけた植物の凍結耐性に関する知識を生かし、果物の育種や加工技術の研究などに携わることで食品ロスの削減に貢献したいです。大学でレタスの研究を行う中で、様々なストレスを受けてもたくましく生きようとする植物の力強さや可能性に魅了されるとともに、農産物の品種改良や一次処理に興味を持ちました。低温障害や低温による食感の変化を防ぐことで、果物を冷蔵よりも低い温度帯であるパーシャルフリージング温度帯でも流通可能にできれば、消費期限の延長が考えられます。さらに冷凍状態での流通まで可能になれば、原料の獲れたての味、香り、栄養価を維持させることや、微生物の増殖抑制による安全性の向上につながります。貴社がより注力していかれるフルーツ・プレパレーションの開発に際しても、砂糖の含有量がより少ない状態で果物の解凍後の食感の劣化を抑えることができれば新たな用途開発につなげることができると考えます。また今後はゲノム編集食品の流通に伴い、同技術を用いた育種法の発展が予想されます。低温下で果物に不利な応答を引き起こす遺伝子を欠損させても果物の冷凍耐性が向上すると考えられるので、そのような研究にも挑戦したいです。 続きを読む
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Q.
自己PR(500字以内)
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A.
課題に対して、自らすぐ行動できることが私の強みです。着手が早いほど行動意欲が削がれず、課題解決に早く到達できることを多々経験してきました。研究で1年半かけて作った遺伝子組換えレタスの数百個の種が全て発芽しない課題に直面しました。周りに植物に詳しい人がいなかったので、すぐに他研究室の先生や農家の方などに連絡をとりました。助言が得られ次第解決策を十個ほどに整理し、着手や実現までにかかる時間などの観点から優先度が高い順に試しました。結果約4千粒中1粒だけが発芽し、研究を続行できました。後々種が未成熟だったこと、未成熟な種は発芽能があっても寿命が極端に短いことが分かりました。このときは分からないことを一人で考え行動を止めず、すぐ行動してよかったと改めて実感しました。また目標達成のための課題に対してもすぐ行動します。現在は研究を英語論文として世に出す目標があり、実験効率と英語能力の向上のためその日の実験は時間まで計画する、結果を英語でもまとめる努力をすぐ始めました。結果実験を並行できる能力や英語で学会発表をする機会を得られ、目標達成に近づけました。スピード感が大事な仕事でもこの強みを生かします。 続きを読む