【鉄道ルート選択の葛藤】【20卒】西日本旅客鉄道（JR西日本）の冬インターン体験記（理系/総合職運輸）No.5209（京都大学大学院/男性）（2019/4/10公開）

JR西日本の総合職運輸系統の仕事への理解を深めたかった。運輸系統の大まかな仕事内容は各社でほとんど違いはないが、事業範囲や在来線・新幹線、安全への想いなど、細かい部分では異なる部分が多いため、自分のイメージをより明確にしたかった。

ESのみでの選考なので、ESはしっかり書きました。特に、JR他社と異なる点をホームページなどを参照して記述しました。

エントリーシート

仮想の地図を与えられ、鉄道を通すならA・Bルートどちらがいいかグループで考えよ

1日目にやったこと

JR西日本全体・運輸系統の仕事の説明を午前中にしてくださった。お昼は社員の方が各テーブルに一人ずつついて、雑談をした。午後はグループワークと発表、その後座談会が行われた。

審査はなかった。

なし

運輸系統は、専門性がないが故に、また、各系統をまとめるトータルコーディネーターであるため、コミュニケーション能力が必要になるとのお話しがあった。特に、現場の乗務員などのマネジメントに携わっている社員の方のこの言葉は、とても印象的でした。

午後のグループワークの際は、メンバーが8人おり、また各々の知識の量なども異なるため難しかった。特に運輸系統は、専門分野が特になく、様々な専攻の方が参加する。最初のコンセプト決めを早めに終わらせなくては、詳細を設定する時間が無くなるため、ある程度の妥協なども必要であった。

JR東日本と比較して、首都圏という強力な経営基盤を持っていないこと、また、JR東海と比較して、東海道新幹線という圧倒的な看板商品を持っていないことから、小さな経営努力や地方創生への想いを感じることができた。また、関西私鉄との競合に勝つための各社員の想いも知ることができた。

まずはやはり運輸系統の大まかな仕事を頭に入れておくことで、具体的な質問を社員の座談会でできる。また、JR他社との違いについて勉強しておくと、よりJR西日本の強みを理解することができると思う。

総合職運輸系統は働く社員が少ないため、ジョブローテーションにより社員の方々は様々な業務を経験している。6人ほどの社員の方が参加しているため、運輸系統で携わる可能性のある業務のほとんどの内容を知ることができる。入社した際のキャリアパスや仕事内容を知るうえで本当に良い機会であると思います。

鉄道会社の総合職運輸系統の仕事は、なかなか想像したりホームページを見るだけでは理解できません。実際に多くの社員の話を聞くことで初めてその全体像や業務内容の細かい部分が見えてきます。そういう部分で、参加していない他の学生と差がついたと感じました。

JR西日本の社員の方々は、もちろん業務に対しての真剣な姿勢、頭の良さを感じることができましたし、なによりとても人間力があると思いました。働くうえで同期や社風を重視しているため、この会社で働きたいと強く思えました。また、業務内容をより深く知ることができたため、具体的な働くイメージができたのも、志望度が上がった大きな理由の一つです。

インターンシップに参加した学生の一部に、参加後に連絡がありリクルーターがつきます。本選考を早期に始めることができるため、参加していない他の学生と比較してとても有利になると思います。

インターンシップの際に連絡先を紙に書いて提出します。その後、社員の方から連絡がきて、本選考が始まります。連絡が来ていない学生もいたため、必ず全員が来る保障はありません。

まだ業界研究も行っていなかったため、あまり絞ってはなく、様々な業界を見ていました。具体的には、鉄道業界、ガス電気業界、エネルギー業界、プラントエンジニアリング業界です。インフラ業界に興味があったため、インフラに関わる業界は全て見ていました。企業としては、業界トップ、もしくはトップに近い企業は全て見ていました。

私は当時、社会インフラに携わることでより良い社会を創る一助になりたいと考えていました。その中で特に、何か構造物を造り裏で支えるよりも、直接人々と接することで、より支えている実感によりやりがいを感じることができると思いました。そういう意味で、鉄道業界の運輸系統は、社員の方のお話しを聞くとぴったりであり、運輸系統を志望するようになりました。