22卒 本選考ES
ビジネス職
22卒 | 東京外国語大学 | 女性
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Q.
成功体験や失敗体験を交えて、あなたが今までで最も頑張ったことを書いてください。成果は問いません。(字数指定なし)
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A.
所属する大学華道部の会計係として、前任者が一時12万円を立て替える程深刻化していた部費枯渇の解決に取り組んだ事。係引き継ぎ時に初めてこの問題を知り、このまま立て替えや臨時徴収等に頼る事は会計である自分の作業は楽だが、一度の徴収での部員負担を増加させ、更には次期会計にこの問題も引き継がせる事になると考え解決に取り組んだ。まず原因分析を行い、1留学へ行く部員が多く在籍状況把握が曖昧2全体の15%以上が集金日を忘れている3花代等毎月の支出額丁度を徴収している為花の価格変動等に対応できないという3つの課題を発見した。これらの課題を解決する為に、課題1に対しては部長のみが所持していた部員名簿の共有、2に対しては3度にわたる集金連絡のリマインド導入、3に対しては部費値上げを伴う徴収体制の変更という施策を打ち出した。その結果、名簿共有については快く部長の協力を得られた一方で、リマインドについては依然として部員の10%が徴収日に遅れており、徴収体制についても部費値上げの必要性を疑問視する声が多く上がった。ここで、これらの施策失敗の原因は問題意識が共有されておらず、部員一人一人がこの問題に対して当事者意識を持てていない事にあると考え、部員一人一人と対話を行い現在の枯渇状況を共有・今後の計画とその効果について伝えた。その一方で、自身がゼミで学ぶ平和構築学における紛争解決手法をを応用し、自身の提案だけでなく相手のニーズも汲んだ合意点を探った。部員に昨年までの会計活動で改善してほしい点について聞き取りを行った結果、毎月の部費とは別に歓迎会費等が徴収される事への不満が多くあった。そこで、今年以降は値上げの代わりに追加徴収は撤廃することを約束した。この様に論理性と相手へ寄り添う事の双方を大切にして行動した結果、最終的には部費値上げに反対していた部員達からもその必要性の理解が得られたばかりか、当事者意識を持って積極的に協力してくれるようになった。具体的には、リマインドにより集金日を忘れる人はゼロになり、休部の予定がある人も自分から連絡してくれるようになった。そして、一番の課題であった部費値上げによる徴収体制の転換も実現できた結果、年度末には歓迎会費等に使える部費10万円の用意を達成した。 続きを読む