17卒 本選考ES
技術職
17卒 | 東京理科大学大学院 | 男性
-
Q.
志望動機・自己PR(1000文字以内)
-
A.
まず、志望動機についてですが、私は幼い頃に見た幻想的な風景写真に感動し、写真は単にその場にある光景を記録するだけではなく人の心を惹きつける力があると強く意識するようになりました。現在はスマートフォン等のカメラも高性能化し、私の大好きな美しい写真を撮れる一眼レフカメラ全体の需要も少なくなってきている事が残念でなりませんでした。そこで私は他にはない付加価値のあるカメラを作ることで、減少している需要を取り戻したいです。貴社のα7をはじめとするミラーレス一眼レフカメラには他のカメラにはない魅力があり、その魅力的なカメラの製作に携わりたいと考えています。具体的には現状のCMOSセンサーよりも低ノイズのものを作り出し、貴社のカメラを暗所撮影という点でさらに強くしたいと考えたため志望しました。次に自己PRですが、結果を得るために困難な問題に直面してもあきらめずに取り組むことができます。私が研究している試料は3年間で1度も実験に成功しておらず原因も不明でした。外部の実験施設で行われる時間が限られた実験であり結果を出すチャンスは少なく、次は絶対に結果を出そうと強く決意しました。私は視野を広げることで現状を打開できると考え、複数の異なる研究の記録を調べました。問題の発生から解決へと向かったプロセスを調べ自分の実験との共通点を探し失敗の原因を考察し、研究室のメンバーとディスカッションを繰り返すという試行錯誤を1ヶ月間土日も休まず行いました。そこから実験失敗の大きな原因を「試料の取り付け方」と「試料の大きさ」にあると判断し、改善することで初めて実験を成功させることができました。現在は採取した実験データからモデル化を行い学会発表も行いました。このように私は結果のために全力で取り組み、努力することができます。以上のように私は貴社での現在のCMOSセンサーよりも低ノイズのものを作る意欲があり、同時にその目標達成のために努力を惜しまず取り組み続けることができます。 続きを読む
-
Q.
卒論内容(500文字以内)
-
A.
小惑星探査機「はやぶさ」のラジエータである「放射率可変素子」に実際に応用されている物質の研究を行っています。私がこのテーマを選んだ理由は人類史上最も地球から離れた場所へのミッションを達成した宇宙機である「はやぶさ」の製作に携れることはとても名誉なことだと考えたからです。通常、性能向上のためには組成を少しずつ変えた試料を大量に用意し次々と測定することで性能の良い組成を探していますがこの方法では大変非効率的です。そこで、私は物質中に存在する電子の状態を調べることで、『現段階の性能は何に起因しているのか』という根本にある要因の解明を試みています。この研究は3年間で1度も実験に成功しておらず、ディスカッションを繰り返しても原因は不明でした。私は視野を広げることで現状を打開できると考え、複数の異なる研究の記録を調べました。問題の発生から解決へと向かったプロセスを調べ、自分の実験との共通点を探し失敗の原因を考察しました。そこから実験失敗の原因を『試料の取り付け方』と『試料の大きさ』にあると判断し、改善することで実験を成功させ世界初のデータを得ることができました。 続きを読む
-
Q.
修論内容(500文字以内)
-
A.
学部生時代に引き続き、小惑星探査機「はやぶさ」のラジエータである「放射率可変素子」に実際に応用されている物質の研究を行っています。この実験は外部施設で行われるため時間が限られ、さらに共同実験者もいるために修士1年の時に与えられた時間は36時間だけでした。私は学部生時代に成功させた実験を礎として、効率的な実験計画を立て速やかに実験を行うことによりモデル化に十分なデータを採取しようと考えました。複数の種類がある試料をあらかじめ準備し、起こりうる様々な状況を想定し対応策を思案しました。そして、実験は不眠不休のまま36時間連続で行われ「実験装置が途中で止まる」というトラブルが発生しつつも、入念に準備した計画のおかげで無事に用意した全ての種類について温度変化の測定を終えることができました。しかし、採取したデータの温度変化、組成変化を比較しましたが法則性は見出せませんでした。試行錯誤した結果として、電気伝導度についてデータを並び替えると法則性があることを発見しモデル化に成功しました。今後はこの結果から「はやぶさ」の性能向上に指針を与えることが目標です。 続きを読む