22卒 本選考ES
技術系
22卒 | 金沢大学大学院 | 女性
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Q.
研究内容
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A.
化学の分野でらせん高分子の合成法に関して研究を行っています。らせん高分子とは、DNAのようにらせん状に小さな分子がいくつも繋がった大きな分子のことです。化学が大きく進歩した現在でも、らせん高分子を作ることがしばしば困難であるという課題があります。そこで、私は触媒の種類や量の検討を行うことで、より効率的にらせん高分子を作るための新しい合成法を開発することに成功しました。 続きを読む
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Q.
ADEKAを志望した理由
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A.
「衣・食・住」という生活に身近な製品の素材開発を通して世界中の人々の生活を豊かにしたいからです。貴社は化学品と食品の事業領域において、100年以上に渡って固有の基盤技術を培っておられます。さらに、化学品と食品のみならず、より幅広い事業のグローバル展開を進めている姿勢に魅力を感じました。私は、現在らせん高分子の合成法開発を行っていますが、将来は高分子を単に作るのみならず、豊かな暮らしに貢献する製品に利用できる素材として機能性樹脂の開発を行いたいと考えました。また、若手でも責任のある仕事を任せていただけるという社風のもとであれば、高い目標に向かって努力し続け周囲から信頼される社員になりたいという思いを実現できると確信しています。貴社に入社後は、常に目標を掲げ、高分子合成の知識と研究活動で培った粘り強さを生かすことで、人々の生活に影響を与える新たな価値を持った素材を開発したいです。 続きを読む
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Q.
当社の2つの経営理念のうち、より共感するものはどちらですか。また、あなたはそれについてどのように貢献していきたいと考えていますか。
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A.
「新しい潮流の変化に鋭敏であり続けるアグレッシブな先進企業を目指す」という経営理念により共感します。時代とともに変化していく市場のニーズを的確に捉え、新たに求められる製品をいち早く開発することで、素材メーカーの牽引役となると考えるためです。この理念を達成するためには、顧客の真のニーズに合った製品を開発する必要があるため、貴社で取り組まれているような研究・開発・営業間の情報交換が重要であると考えます。部門を超えて協力関係を深めるためには、相手の価値観を理解し、自分の考えを分かりやすく伝えることが求められると考えます。私は、研究室での後輩の指導において、相手の立場に立って考え、説明する順序を工夫することや理由も含めて説明することを心がけたところ、スムーズな理解をしてもらうことができました。この経験を生かすことで、この理念達成に貢献したいと思っています。 続きを読む
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Q.
現在あなたが所属している学科(専攻)を選んだ理由と、そこで学んだことをどのように当社で生かしていきたいか教えてください。
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A.
全ての製品は化学によって生み出された材料によって作られているため、化学を学ぶことでより高機能な製品の開発に携われると考えたからです。幼少期に紙を材料とした工作では作れる物に限界があると気付き、材料の重要さを実感しました。この経験から、モノづくりの上流である材料開発に興味を持ち、化学を専攻しました。研究活動を通して、課題解決を行うためには細かな観察や論理的な考察、他者との議論が必要であることを学びました。また、二ヶ月間で新たなテーマで研究を始め、学会のポスター発表の準備を行うという経験をしました。この経験から、限られた時間で成果を出すには、論理的な考察から導いた優先順位に従って物事を進めることの大切さを実感しました。素材を提供するだけではなく、顧客と密接な信頼関係を築き、一人一人のご要望を大切にしている貴社において、最適な課題解決策を迅速に提供できる研究開発者を目指したいと思っております。 続きを読む
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Q.
学生時代に打ち込んだこと
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A.
研究活動です。私の取り組んでいるテーマは先行研究があまり無く、参考文献が少ないという課題がありました。そこで、次の二点を実践しました。一つ目は、観察や考察を十分に行うことです。挙動の違いを観察することで、課題解決に繋がることがありました。例えば、微細な色変化を数分刻みに記録することで、目的の高分子を最適に合成できる条件を見つけることが出来ました。また、十分な考察を実験直後に行うことで、数多くの条件検討を論理的な考えに基づいた優先順位をつけて行うことができました。二つ目は、指導教員と議論を頻繁に行うことです。他者との話し合いを通して、実験結果を多角的に捉えることができました。例えば、議論を重ねることで、得られた実験結果から古くから信じられていた事例を覆す発見を見出しました。これら二点を実践した結果、学術的に新たな発見をすることができ、一年間の研究成果をまとめて論文を投稿することができました。 続きを読む