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大正製薬株式会社 報酬UP

【医療革新の力】【20卒】大正製薬の研究職の本選考体験記 No.6980(慶應義塾大学大学院/男性)(2019/6/25公開)

大正製薬株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。

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2020卒大正製薬株式会社のレポート

公開日:2019年6月25日

選考概要

年度
  • 2020年度
結果
  • 内定辞退
職種
  • 研究職

投稿者

大学
  • 慶應義塾大学大学院
インターン
  • 未登録
内定先
入社予定

選考フロー

企業研究

大正製薬は、ある国内の医薬品メーカーの中でも特にOTC医薬品の開発に注力しているという点でオリジナリティがある。そのような会社であることを踏まえて、医療用医薬品とOTC医薬品の2つの領域どちらに自分が関わりたいのか明確にし、その理由をこたえられるようにしておくことがもっとも大切だと感じた。実際に面接でもその点に関して複数回聞かれた。具体的に、企業ホームページを熟読したり、IR情報などを読むことで企業としての方向性を理解し志望理由に組み込むようにした。また、企業説明会だけでなく、選考の途中にも複数回にわたって社員の方々と話をする機会を設けていただいたので、その場を有効に利用することでよりよい企業研究ができたように感じる。

志望動機

御社で私が身に付けてきた有機合成の知識や技術を生かしながら研究開発を行い、人々の健康に貢献したいと考えたからです。化学の力を結集し、感染症などの世界中に数多くする患者を救う薬を開発することは、有機化学を学んでいる者の究極の目標でありそこに大きなやりがいがあると感じました。また多くの製薬会社がある中で貴社は、OTC医薬品から医療用医薬品まで多岐にわたって事業を展開し、それら製品を通して予防から治療まで多くの生活者を支えていることに強い魅力を感じます。またそのように製品が多岐にわっている中でも、研究所は一つの場所に集約されており、そのことで幅広い知見と視野の元で優れた研究が行えるのではないかと考えました。

説明会・セミナー

時間
- -
実施時期
2019年03月

エントリーシート 通過

実施時期
2019年03月
通知方法
メール
通知期間
1週間以上

ESの内容・テーマ

志望動機/研究課題/自覚している性格/学生時代で一番印象に残っていること 小学生,中学生、高校生 それぞれについて

ES対策で行ったこと

研究室内の友人や先輩に複数回の添削をお願いし、より良いものにしようと心掛けた。研究概要の提出が求められるが、早めから準備することを心掛けた。

WEBテスト 通過

実施時期
2019年04月
通知方法
メール
通知期間
1週間以上

WEBテスト対策で行ったこと

英語のSPIが求められるので、それについての対策を行った。

WEBテストの内容・科目

言語、非言語、性格診断、英語

1次面接 通過

実施時期
2019年05月
形式
学生1 面接官4
面接時間
30分
面接官の肩書
研究リーダークラス
通知方法
メール
通知期間
1週間以内

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

主に研究について詳しく聞かれる面接であったので、研究内容のまとめ方のわかりやすさ、伝え方、研究への熱意などが評価されているように感じます。

面接の雰囲気

非常に穏やかな雰囲気だった。こちらの返答に対してかならず相槌を打ってくれるなど、非常にやりやすい面接だった。

1次面接で聞かれた質問と回答

他の企業と比較して、なぜ当社で医療用医薬品を扱いたいと考えたのか。

御社の、医療用医薬品とOTC医薬品の二つの大きな事業がバランスよく行われていることに魅力を感じたからです。多くの製薬会社は、どちらか一方の分野に強みをもち注力してる場合が多いです。しかし御社は、主に予防を目指すOTC医薬品事業と、治療を目指す医療用医薬品二つがともに主力事業として成り立ち、人々の健康を総合的にサポートできるのではないかと考え、ぜひともそのような環境下で研究活動に携わりたいと考えました。また研究所が一つに集約されていることで、たとえ医療用医薬品に携わっていたとしてもOTC医薬品の研究者とのコミュニケーションをとることができ、視野を広く持ちながら有意義な研究活動を行えるのではないかと考えました。

研究を行う上で心掛けていることはありますか、また教授とはどのようにコミュニケーションをとっていますか。

自分に厳しくということを常に心がけています。もちろん自分を律し、勉強や実験を数多くこなすというのはもちろんなのですが、この姿勢が欠如していると、たとえばある実験結果のデータを見るのでも、自分に都合よく解釈してしまい誤った結論を導き出してしまう可能性があります。御社のような人々の健康にかかわるような研究をするにあたっては、特にそのような自分への厳しさや高い倫理観が必要なのではないかと考えています。
また、教授とは週に1回は必ずディスカッションをするように心がけています。たとえ壁にぶつかってないときでも積極的に会話をすることで、多様なアイディアを得たり、研究へのモチベーションを保つことに役立っていると考えています。

2次面接 通過

実施時期
2019年05月
形式
学生3 面接官2
面接時間
20分
面接官の肩書
不明
通知方法
メール
通知期間
1週間以内

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

集団面接でありながらも非常にトリッキーな質問が複数飛んでくるため、他の人と被らないというオリジナリティーを出しつつ的確に素早くこたえるという頭の回転を見られていると感じた。

面接の雰囲気

非常にピリピリとした緊張を感じるような雰囲気でした。質問も聞きなれないようなものが多くかなり神経をすり減らしました。

2次面接で聞かれた質問と回答

論文のデータに誤りがあると感じたり、再現性が取れないと思った時にはどう行動しますか?

まずは自分の考え方や実験操作に誤りがないか、徹底的に疑い検証します。確かに近年、研究不正が多く取り上げられ話題とはなっていますが、やはり論文とはある程度格式があり洗練されたものであると考えていますので、まずはそちらを疑うよりも自分の方に問題があるのではないかと考えます。その際、第三者の目というのが非常に大切になってくると考えます。自分ひとりの考えでは解釈等に誤りが生じる可能性があるので、教授、研究室内の同期等にその論文を読んでもらったり、実験操作を見てもらうなどより客観的に評価してもらう必要があると考えます。さらにその上で自分が正しい、論文が誤っているという結論に至ったのならば、きちんと訂正し報告しようと考えます。

多くの職種がある中で研究をやりたいと考えた理由を教えてください。

私が在学中に学び身に付けてきた化学の知識を生かせるとともに、新規な技術や価値を生み出すことに魅力を感じたからです。現在、世界中には、様々な疾患を抱え特効薬を望む患者が数多くいます。それら患者のため、革新的で有用な医薬品を届けることは、医薬先進国である日本の中でも高い研究開発力を有する御社の使命であり、同時に私のような製薬業界を目指すものの目標でもあります。しかしそのためには潤沢な研究開発費の創出が必要不可欠です。そこで私は御社で研究職として活動し、需要が非常に多く望まれる医薬品の効率的合成法を開発し、国内の薬価改定やグローバルでの競争に勝ち残れる、優れた医薬品を生み出していきたいと考えております。

最終面接 通過

実施時期
2019年05月
形式
学生4 面接官5
面接時間
30分
面接官の肩書
役員
通知方法
電話
通知期間
3日以内

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

研究者としての心構え、倫理観などの質問が多く、一企業人、一研究者としての人間性を強く見られていると感じた。

面接の雰囲気

役員の方々が複数人の面接で非常に緊張感があった。しかしその中でも、事前に同じグループ面接に参加する学生同士でコミュニケーションをとる時間を設けてくれるなど、学生への細やかな気遣いが感じられた。

最終面接で聞かれた質問と回答

学生と社会人の研究の違いは何だと考えますか。

私は、学生と企業の研究ではそれに対する目的意識が最も異なると考えています。学生時代の研究は主に自己研鑽のためという意味合いが強いと考えます。実際私は、教授の指導のもと研究室で今まで精力的に、現在の研究分野に関する知識、実験技術、またさらには人とのかかわり、業務遂行能力を身に付けてきました。一方、社会に出て企業において研究をするにあたっては、その成果がものを売ることに直結しなくてはなりません。そしてその製品が広く社会に役立つものであることが必要です。それを達成するためにも社会に出てからの研究は、いかに自身が学生時代に身に付けてきたものを企業に還元するか、アウトプットしていくかということが強く求められているように感じます。

学生時代に最も頑張ったことを教えてください。

困難であってもあきらめずに努力を続け、ラクロス部として活動しレギュラーを獲得しました。私は大学に入学した時、新たなことにチャレンジしようと考え今まで全く経験したことのなかったラクロス部に入部を決意しました。経験者の割合が多く、入部当初は多くの苦労があったり、劣等感を感じることもしばしばあり、何度もあきらめて辞めようと考えることがありました。しかし、引退するまでに選手に選ばれ大会に出場するという具体的な目標を定めることで、自らの向上心を保ち、その達成を目指し毎日登校前に一人で欠かさずに練習を行いました。その結果、最終的に目標としていたレギュラー入りを果たし、大きな成功体験を得ることができました。

内定者のアドバイス

内定後の企業のスタンス

内定を頂いた後も就活を続けさせてくれ、一週間くらいの猶予があった。内定後に研究所見学を行ってくれ、しっかりと考える機会があった。

内定に必要なことは何だと思うか

エントリーシートで多くの人が落選するという話を聞きました。学生時代に頑張ってきたことをA4 1枚にまとめるという項目があるのですが、なるべくオリジナリティーが出るように作成したほうがいいと感じます。
1次面接の技術面接で自信をもって発表できるように日々全力で研究に取り組んでください。
また、3回の面接での質問は多くが全く予想していなかったものであり、日ごろからいろいろなタイプの質問に答えられtるように練習しておくといいと感じました。

内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか

日々、いかに真摯に研究をおこなってきたか、努力してきたかが大切だと思います。面接を通して、技術面接だけでなく、2次面接、最終面接の随所で研究への取り組み方、倫理観、熱意などの質問をされました。適当にやっている人は絶対にばれます。

内定したからこそ分かる選考の注意点

ES通過率は低いと思います。周りの人も多く落ちていました。一方、ES通過後は技術面接がしっかりしていれば、最終選考にはそれなりに多くの人が進めます。最終で役員に向けて以下にアピールできるかが大切だと思います。

内定後、社員や人事からのフォロー

自分は参加しなかったが、内定者向けの研究所見学会があった。

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大正製薬の 会社情報

基本データ
会社名 大正製薬株式会社
フリガナ タイショウセイヤク
設立日 1928年5月
資本金 298億3700万円
従業員数 2,885人
※連結:9,195人
売上高 2819億8000万円
※連結(2021年3月期)
代表者 上原 茂
本社所在地 〒171-0033 東京都豊島区高田3丁目24番1号
電話番号 03-3985-1111
URL https://www.taisho.co.jp/
NOKIZAL ID: 1130587

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