18卒 インターンES
総合職
18卒 | 青山学院大学 | 男性
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Q.
下記研究成果のニュースを読んで、それを元に将来のビジネスプランを考案し、社内の部署のメンバーに提案をしてください。ただし、あなたは1週間前に部内で大きなミスを侵してしまったという状況にあるとします。 記事: トラウマになった出来事の記憶と、トラウマとは直接関連がない場所や事柄とを結びつける脳の働きを記憶の汎化と呼び、その現象による恐怖反応からPTSD患者は日常生活に困難を感じます。PTSDは治療期間が長く医療体制も不十分なため、予防治療の開発が重視されながら、研究は症状発言後のものが中心でトラウマ直後のケアに不明点が大井とされます。つくばの教授らグループでは、マウスに電気刺激を与えることにより汎化の条件を検討した結果、トラウマ学習直後の6時間以内に汎化が生じやすいことを明らかにしました。さらにこの時間内にPTSDモデルマウスが慣れ親しんだ場所におかれると、学習した場所ではないにかかわらず、その場所に特に汎化がおこりやすいことが判明しました。この研究はトラウマ直後の症状に関する重要な脳内メカニズムの存在を示した点で画期的で、PTSD患者に対してトラウマ直後から積極的にケアすることで、その後の汎化の予防につながる可能性が示されました。 この研究成果を用いて、ビジネスを考案せよ
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A.
ビジネスプラン 製品のユーザー…たった今、あるいは6時間以内にトラウマ体験をした人 ビジネスの対象…警察関係(事件や事故などの当事者を対象に)、救急病院、軍関係 ボトルネック(技術以外)…“直近でトラウマ体験をした人”の外部からの発見・判別手段、物理的外傷などに比べてトラウマ早期治療の緊急性への理解がない、治療するにあたっての人材リソース不足 手法:トラウマ体験を負ってから汎化が起きるまでの6時間以内に、トラウマ体験者の日常生活とトラウマとの紐づけを、回避させる製品を提供する。ただし、使用に関して本人の意思が重要なのはもちろんだが、本人以外の医療的使用についての法的整備も課題となってくる可能性が高い。 案①:直近でトラウマ体験をしたと思われる相手向けに有効な、VR視聴覚装置を提供する。その装置では、ユーザーの日常生活圏とまったく異なる風景(外国の景色や人工的な立体空間)を6時間流し続けることで、本人の恐怖体験を日常生活とかけ離れたものと紐づけさせる。専門医の監督のもと、安全に使用してもらう。メリットは複数人に同時に使用でき、個別カウンセリングなどに比べて人的コストが比較的低いことと、トラウマのパターンやトラウマ体験者の生活圏をデータとして蓄積しておくことで、それからなるべく遠いものを見せることができること。 案②:患者を即沈静化させる薬(疑似的に失神させる)を作る。トラウマを負った人の安全が確保されている状況において、トラウマ発生から6時間以内に適用することで、日常生活に関連した汎化を半強制的に防ぐ。ただしボトルネックがあり、効果は実証しないとわからない上、関連する法整備も必要になりそうな点。 案③:“トラウマを負ったときに聞く曲”や“トラウマを負ったときに嗅ぐ香り”を作り、トラウマ体験者に集中的に使用してもらう。汎化が起きる対象をあらかじめ限定することで、日常生活への支障を最小限にする。斬新な製品だが技術的優位性がないので、初期のマーケットペネトレーションが重要になる。メリットは生産コストの低さと導入のしやすさ。 案④:トラウマチェッカーという機械を提供する。ビジネスプラン全体のボトルネックを解消する魔法のアイテム。トラウマ体験当事者と思われる人物の生理的反応をチェックすることで、トラウマ状態にあるかどうかを確かめて、早期治療対象者を判別する。 続きを読む