就活会議では、Internet Explorer11のサポートを終了いたします。今後はGoogle ChromeやMicrosoft Edgeをご利用ください。
日本イーライリリー株式会社のロゴ写真

日本イーライリリー株式会社 報酬UP

【21卒】日本イーライリリーの薬事職の面接の質問がわかる本選考体験記 No.9010 (2020/7/16公開)

日本イーライリリー株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。

2021卒日本イーライリリー株式会社のレポート

公開日:2020年7月16日

選考概要

年度
  • 2021年度
結果
  • 内定辞退
職種
  • 薬事職

投稿者

選考フロー

企業研究

冬季開催の臨床開発インターンに参加しました。日本イーライリリーも公言している通り、インターン参加者のみ本選考面接に進めます。インターン選考は本選考と同義だと言い聞かせて準備しました。
志望動機・どうしてこの業界でこの企業でこの職種なのか・この職種でしかやりたいことは実現できないのかは確定させていました。
情報源としては、
製薬業界の時事問題や共同で行った事例を確認するために、製薬協ホームページを使用していました。薬の作用機序や会社の取り組みを確認するために会社のプレリリースを読んでいました。
個人的には、マーケットにおける期待値も大切だと思います。イーライリリーの海外市場における時価総額を確認していました。
他社の選考で、SDGsに関わるトピックが取り上げられていたので、ホームページで確認していました。2030年満了で会社側もトピックにしやすいので押さえておいて損はないと思います。「健康に関する課題」だけ見ておけば大丈夫です。

志望動機

私が日本イーライリリーを志望する理由は、この会社で成長したいと思ったからです。私はインターンシップに参加し、日本イーライリリーならではの魅力が2つあると感じました。それは、イーライリリーの世界各国開発拠点を先導する開発力と患者への思いやりです。
私はそれらの両立を可能にしているのは多様な人材の活躍だと考えています。リリーには様々なバックグラウンドを持った社員が自由に意見し、それをみんなが聞いてくれる風土があると感じました。また、社員の方のキャリアコースは様々で、自分の思いを実現できる多様なアサインメントが用意されています。今まで受けてきた会社の中で一番成長できる環境が用意されていると感じました。私も情熱とアイディアを持った社員さんと自由にディスカッションして「世界中の人々のより豊かな人生のため、革新的医薬品に思いやりを込めたい」と思っています。

説明会・セミナー

時間
- -
実施時期
2020年01月

エントリーシート 通過

実施時期
2020年01月
通知方法
メール
通知期間
1週間以内

ESの内容・テーマ

あなたの過去の「リーダーシップ経験」についてご記入ください。その際、所属していた団体や役職があれば内容がわかるようにご記入ください。(10〜600字)

ES対策で行ったこと

製薬業界で働いている先輩にESの添削をしてもらいました。文章の整合性には注意を払っていました。上から読んだ時に矛盾がないように心がけていました。

1次面接 通過

実施時期
2020年02月
形式
学生1 面接官2
面接時間
40分
面接官の肩書
人事課長/5年目の人事
通知方法
電話
通知期間
1週間以内

評価されたと感じたポイントや、注意したことを教えてください。

ESの深堀に対して、丁寧に答えていきました。一問一答ではなく、こちらが主体となってその時どのように考え、どうやって乗り越えたかを時間いっぱいまでお話しする形式でした。面接官は真剣に話を聞いてくれていたので、熱意が伝わったのかもしれません。

面接の雰囲気

気さくな方でした。ESの内容に基づいて、面接が進んでいきます。かなり深堀されるので準備が必要だと思います。

1次面接で聞かれた質問と回答

あなたの過去の「困難に挑戦し乗り越えた経験」とそこから学んだことについて教えてください。

私は小学校1年生の時からサッカーを続けています。私は高校2年生の夏から3年生の夏の大会まで怪我に悩まされました。オーバートレーニングで太もも裏の肉離れが癖になっていたのです。高校卒業後、再びプレーが出来るように週に3回リハビリに通い続けました。そこで提供されたリハビリメニューと、自分であらかじめ測定しておいた筋肉量のデータを比較しました。自分の筋肉は全体的なパンプアップが必要で、下半身と上半身の筋肉量の差から、体に負荷がかかり肉離れを起こしていると分析しました。ある程度体が動かせるようになった後はジム以外でもトレーニングを行いました。学校がない休み期間は毎日走り込みやアジリティトレーニングを欠かさず行いました。夜寝る前には体のバランスを保つために体幹トレーニングを行いました。また、けが防止のため練習前のストレッチは欠かさず行いました。さらに戦術理解度を補うためにJリーグ、海外のプロサッカーリーグの試合を空いている時間に見るようにしました。そこで気づいたことや学んだことはノートに細かく記録しました。努力の結果、社会人県2部でプレーを再開し、レギュラーとしてチームの1部昇格、天皇杯神奈川県社会人選手権ベスト4、全国クラブ選手権神奈川県大会優勝、全国クラブ選手権関東ベスト8に貢献することができました。セルフリーダーシップの精神で物事に取り組む大切さに気づいた瞬間でした。

リーダーシップ経験はありますか?エピソードがあれば聞かせてください。

私が研究している細胞性粘菌ではCRISPR-Cas9を用いた遺伝子編集の成功例がほとんどありません。従来法では時間がかかり、形質変換効率も低いことが報告されています。そこでCRISPR-Cas9 systemを研究室に導入することを目的にチームを立ち上げ、そのリーダーとして活動してきました。
私がやったことは2つあります。1つ目は共同研究を締結したことです。私は自分の研究室だけでは分子生物学的知識に限界があると考え、CRISPR-Cas 9を用いた遺伝子編集に成功している大学の研究室に連絡し厳正な審議を重ね共同研究にこぎつけました。2つ目は、情報共有の円滑化です。2週間に1回報告会を開催し、会議を取りまとめました。会議では研究室で購入する必要がある備品・試薬、作製した変異体の扱い、両方の大学で用いている培地・細菌株の違いの確認、また、それぞれの実験進捗状況とこれからの計画を綿密に確認しました。これらの努力の結果、CRISPR-Cas 9 systemを研究室に導入することができ、プロジェクトの成功に貢献することができました。

インターン

実施時期
2020年02月

最終面接 通過

実施時期
2020年02月
形式
学生1 面接官2
面接時間
60分
面接官の肩書
薬事部部長/臨床開発部部長
通知方法
電話
通知期間
1週間以上

評価されたと感じたポイントや、注意したことを教えてください。

内定をいただいた際に面接のフィードバックをいただきました。
面接の時の対応可能範囲が広く、準備が行き届いていると言われました。準備段階においてのセンスが光っているとお言葉いただきました。
私は心配性で面接のたびに就活会議などで過去の質問内容を確認し、予想問答集を作成していました。徹底的な準備は論理性という形で人に伝わります。妥協せずに準備することを強くお勧めします。

面接の雰囲気

アイスブレイクはありませんでした。名前を名乗り、挨拶した後すぐに面接に入りました。志望動機等は聞かれませんでした。インターンの深堀のみで1時間みっちり使い切りました。

最終面接で聞かれた質問と回答

インターンを振り返ってください。議論の流れを交えながらお話ししてください。

私のグループの課題は市販後の情報提供の課題を想像し、我々ができる患者さん中心のイケてる情報提供でした。まず最初に患者の求めている情報は何かを書き出していったのですが、ここがミスでした。患者さんが求めているのは情報なのかそれともデバイスなのかツールなのかソリューションなのかを共有できずに議論を進めたことで、議論が行ったり来たりしました。意見が共有できていないと考えてホワイトボードとポストイットの使用を促しました。チームの意見の傾向から見えてきた現状の課題はアトピー患者は年齢によってニーズが変化し、過剰な情報の中から個人の特性に合わせた適切な情報を選べていないことでした。市販後初期の安全性情報の集め方の工夫とCMやSNS戦略としてありなのかどうかを5分間の社員質問で聞きました。また、薬品の長期使用に対する不安払拭のために何か工夫をしているのか聞きました。
出切った意見をまとめ、私の班は、4つのソリューションを提供することで年齢に合わせた薬の適正使用と市販後の不安払拭に貢献したいと考えました。4つのサービスをマトリックス分析によってメーカーのコスト、患者へのインパクト、実現可能度の3つの観点から考察し、事業の優先順位を決定しました。事業案の詳細に関してはインターンでお話しした通りですので、個別の質問にてお話ししようと思います。

今までに失敗した経験とそこから学んだことを教えてください

私は自分の実験結果を人に伝えるのが苦手でした。決定的だったのは卒業研究発表会です。質疑応答で相手の質問に正確に答えることができず、実験結果に見合った評価を受けることができませんでした。
課題を克服するために、様々な参考書を読み自分の伝え方を分析した結果、私の説明は結論と根拠の意味が繋がっていないと分析しました。根拠に自信がないから無駄な情報を付け加え、かえって話をわかりづらくしているのです。これを解決するために、普段から「1分」で話すことを心がけました。「1分」で話すには結論をはっきりさせ、そこに3つ程度の根拠をつなげて簡潔に話す必要があります。発表中は自分の頑張ったことや不要な接続詞、横文字などは使わずに短く、言い切ることを心がけました。それらの努力の結果、1年間で3つの学会に参加し、口頭発表で若手優秀賞にノミネートされました。伝え方次第で自分の表現できる幅は広がっていくと実感できた瞬間でした。

内定者のアドバイス

内定後の企業のスタンス

内定後2ヶ月は待ってくれました。近況確認の電話はかかってきますが、正直に対応していれば、納得のいくまで就活を続けさせてくれます。

内定に必要なことは何だと思いますか?

私は薬事職での内定でした。薬事職では論理性が求められます。しかし、面接において、私含めた全員がとっさに論理的かつ矛盾のない回答を返せるわけではありません。ではどこで論理性に差が出てくるのかと考えた時に、私は面接前の準備で差が出ると考えています。
過去何年分の既出質問を確認したか、それに対しての回答を用意できたか、そこに自分の言いたいことを織り交ぜることはできたかで差が出ると個人的には思います。もちろん論理的な回答を用意するためには就活サイトだけではなく企業研究もする必要があります。徹底的な準備は論理性という形で人に伝わると思いますので、皆さんも妥協せず頑張ってください。

内定が出る人と出ない人の違いは何だと思いますか?

マッチングだと思います。内定が出ている人と出ていない人でどちらが優秀なのかという議論はナンセンスで、内定者の性格や考え方が企業とマッチングしていたと理解しています。
そういう意味では、面接は自分を知ってもらえる数少ない機会ですので、なるべく自分を正しく理解していただけるように準備は怠りませんでした。

内定したからこそ分かる選考の注意点はなんですか?

面接の難易度は業界屈指だと感じました。ES、インターンの深堀対策は徹底的にするべきだと思います。
事前説明会への参加がインターン選考への応募条件で、インターン参加が本選考面接への応募条件ですので、実質事前説明会に参加しないと本選考へ参加できません。事前説明会参加申し込み日程などはまめにチェックしておくことをお勧めします。

一覧に戻る
※掲載されている情報は、あくまでも投稿者による当時の経験談です。最新の情報とは異なる場合があります。また、就職活動においては、選考フローや選考内容が人によって異なる場合がありえます。本情報は、あくまでも一個人の経験談、一つの結果として、参考としていただけますと幸いです。
※当サイトでは品質の高い情報を提供できるよう努めておりますが、掲載されている情報の真偽や正確性につきまして、当サイトは責任を負いかねます。コンテンツの投稿ガイドラインに関しては 投稿ガイドライン をご参照ください。なお、問題のあるコンテンツを見つけた場合は、各コンテンツの「問題のあるコンテンツを報告」のリンクから報告をお願いいたします。

日本イーライリリー株式会社の選考体験記

メーカー (化学・石油)の他の選考体験記を見る

日本イーライリリーの 会社情報

基本データ
会社名 日本イーライリリー株式会社
設立日 1975年11月
資本金 127億7300万円
従業員数 3,400人
売上高 1845億6500万円
決算月 12月
代表者 シモーネ・トムセン
本社所在地 〒651-0086 兵庫県神戸市中央区磯上通5丁目1番28号
電話番号 078-242-9071
URL https://www.lilly.com/jp/
NOKIZAL ID: 1130404

日本イーライリリーの 選考対策