【銀行業界の未来】【20卒】りそな銀行の夏インターン体験記（文系/総合職）No.6361（慶應義塾大学/男性）（2019/6/24公開）

そもそも自分がりそな銀行ユーザーであり、サービスの質の高さを実感していたため、興味があった。日系の銀行で唯一フルラインの信託業務を備えるりそな銀行ならではの特徴をつかむためにはインターンシップに参加することが望ましいと思ったから応募した。

このインターンシップで初めてエントリーシートを書き、初めてWEBテストを受けたため、市販の参考書に目を通す程度の対策だった。

「りそな銀行理解ゲーム」と銀行業務に関連した新規事業立案

1日目にやったこと

銀行業界とりそな銀行に関する説明会とグループワークが中心だった。人事部の社員が挨拶をした後、各々6名程度の各グループ内で自己紹介をし、社員座談会と銀行業務体感ワークを行った。

2日目にやったこと

初日に行った銀行業務体感ワークの延長線上で、新規事業の立案に関するグループワークを行った。基本的に学生に任せられており、家庭の段階でフィードバックをもらう機会は少なかった。

3日目にやったこと

2日目のグループワークの成果を模造紙に落とし込み、隣接した他の班に対して5分程度でプレゼンをした。投票はその規模内で学生のみで行われ、それぞれ社員からフィードバックをもらった。

人事部社員

クリアファイル等りそな銀行関連のグッズ

クライアントの情報をすべて洗い出し、数多の選択肢の中から優先順位を定めてソリューションを提供していくことで利益を得ていくことはどこの企業でもできることだが、それがクライアントにとって本当にベストな選択であるのかを寄り添って考えることがりそなの強みという言葉が印象的だった。

広いカンファレンスホールに多くの学生が集い、それに対して人事部採用担当の社員は数名であったため、社員の方々と交流をする機会が少なく、捕まえることに苦労した。また発表が模造紙に手書きという形式だったため、事前に構成を入念に練る必要があり、苦労した。

メガバンクと地方銀行の間に位置するりそな銀行ならではのよさを発見できた。相手のニーズに対して自分のアイディアで解決を図る仕事や、自分自身が商品となって地域の人々との信頼関係を構築して社会の基盤を支える仕事が裁量をもってできるということを学んだ。

銀行が展開するビジネスとまでは言わずとも社会の中でお金がどのように循環しているのかをイメージできているとよい。

ビデオや座談会、グループワーク等を通じてなんとなく日々の業務を知ることはできたが、一般論や言葉だけの説明が多く、同じ就活生と話す時間の方が圧倒的に多かったため、結局実際にオフィスで働く自分というところまでイメージを広げることができなかった。

比較的に就職活動の早い段階で接点を持つことができたということに加えて、そもそもこの企業に対する理解度が高かったことが自信になった。その結果、インターンシップ中のグループワークでも議論を推進することができ、社員からのフィードバックで好評をいただいたから。

メガバンクに追い付け追い越せの方針ではなく、自分たちの個性を打ち出していくことで地域に密着していくという方針を前面に打ち出していたことがとても魅力に感じたと同時に自身の価値観と合致するものであったから。また学生に対するホスピタリティに優れていたから。

直接的に有利に働く（優秀者は一部選考をスキップ等）ことはないが、本選考のエントリーシートに「インターンシップ参加者」と記載されるようなので、少なからず有利に働くと感じた。

インターンシップ参加前は業界、業種を特に絞ることなく漠然と自分に馴染みのある企業や見知った身近な企業を漠然と見ていた。ただ潜在意識下で人気企業や大企業のみを志望する傾向にあった。具体的には三菱商事、伊藤忠といった商社や、三菱地所、三井不動産といった不動産等、事業規模が大きく、ある程度の安定性を持った企業である。

あまり大企業らしくない風土を体感できるインターンシップに参加したことによって、潜在意識下で人気企業や大企業のみを志望する傾向にあった私にとっては、就職活動における自身の視野を広げる助けとなった。それと同時にそれまで特に興味のなかった金融業界にも興味が湧き、本選考でも受験をするに至った。ただ全体的に大きな変化はなかった。