【未来の高速道路を創る】【19卒】阪神高速道路の冬インターン体験記（理系/技術系総合職）No.3300（京都大学大学院/男性）（2018/9/13公開）

関西圏の経済を物流面から支える高速道路インフラを管理するこの会社の業務を、現場見学や業務体験によって知りたいという思いから、参加しました。また、実際に現場で働く社員の方のお話を聞くことで、阪神高速道路が抱える問題や課題を明白に認識し、その中で自分の取り組みたい仕事を描いてみようと思ったからです。

エントリーシートの内容のみでインターンシップの参加の可否が決まるので、とにかく参加動機を分かりやすく書くことを心掛けました。例えば、参加動機を一言で一文目に書き、そこから自分の土木工学の研究分野や経験に論理的に結び付けて参加動機をさらに掘り下げるようにしました。

阪神高速16号線大阪港線の車線増幅工事の現場見学。 フレッシュアップ工事のため8日間、阪神高速のあるエリアを通行止めにする際、社内外の対応として必要なことを6人1つのグループで発表。

1日目にやったこと

阪神高速16号線大阪港線の建設現場を見学した上で、高速道路のフレッシュアップ工事のためある区間を8日間通行止めにする際、社内外に対してどのような対応をとるべきか提案するというグループワークに取り組みました。グループワークは1時間ほどと時間制約が厳しく、その中でグループで必要な対応をまとめていきました。発表は質疑応答を含め1グループ10分ほどで、最後に社員の方からフィードバックをいただいた。

人事の中堅社員

なし

私たちのグループでは、社内外に必要な対応を広報、他企業、地域社会という三つのカテゴリーに分けて、付箋紙で意見を書いていき、最後にそれらを分類するスタイルをとっていたため、他のグループよりも円滑に議論を進めることができていたという好意的なフィードバックをもらうことができました。

高速道路の建設現場の見学で見聞きした事を基に、グループワークでは更新工事の際に、社内外に取るべき対応を議論することが難しかったです。厳しい時間制約の下、初対面の学生たちと、有効と思われる案をまとめていき、発表するまでにチームの統率力や伸び伸びと意見を言い合えるような雰囲気作りが難しいことだと感じました。

高速道路の建設一つにおいても、いかに多くの社内外での協議が必要なのかをグループワークで学ぶことができ、良い経験となりました。その中で、高速道路の土木技術者として働く苦労も垣間見ることができました。また、建設現場の見学では、阪神高速道路の社員はゼネコンやコンサルなど様々な企業を統率して指揮をするリーダーシップが必要とされるということも学べたため、良かったです。

インターンシップの参加前には、会社説明会や企業のホームページで企業理解や取り組んでいる事業への知識をしっかり深めた上で、現場見学やグループワークに臨むと、より積極的な姿勢で様々な知識を吸収できると思います。

ヘルメットを被って阪神高速道路の建設現場を見学するという機会は、インターンシップの参加以外ではほとんど考えられない経験なので、土木技術に関心のある学生としては、大変良い経験となったからです。また、グループワークでは必要な社内外の協議の多さを認識することができ、実際に働く側になって、自分がどのように振る舞えばよいのか意識することができたからです。

インターンシップの現場見学やグループワークは充実していたものの、阪神高速道路が求める人物像や必要な能力・資質に関しては、本選考の説明会まで一切発表しないという企業側の対応から、インターンシップが本選考の内定に直結するとは感じませんでした。ただ、間接的に企業理解にはつながると思います。

現場見学やグループワークでは、説明やフィードバックをくださった社員の方の対応が好意的だと感じたため、志望度が上がりました。また、人事の社員だけでなく現場の入社1年目の社員の方も懇切丁寧に現場の説明をしていただいたことから、人当たりの良さそうな方の多い企業だと感じました。

本選考では、インターンシップに参加した際の感想や学んだことを質問されたため、(インターンシップでの経験や感想を上手く伝えることができれば)多少本選考では有利になるのではないかと感じました。

土木工学を専攻している経緯から、鉄道や高速道路などの社会インフラの企業に就職しようと考えていました。また、関西圏に住んでいることから、西日本高速道路や西日本旅客鉄道、阪神高速道路、近鉄グループホールディングス、阪急阪神ホールディングス、京阪ホールディングスなどの関西圏の社会インフラの管理を行う企業を志望しようと考えていました。

鉄道と高速道路という社会インフラに関心をもっていましたが、本インターンシップに参加することで、物流面から都市圏の経済活動に貢献することのできる高速道路会社での業務に関心をもち、志望度が上がりました。中でも、阪神高速道路株式会社は都市圏の高速道路の運用・維持管理に集中できることも、魅力的だと感じ、就職活動では阪神高速を第一志望としていました。