【鉄の鋳造、新たな挑戦】【21卒】ＪＦＥスチールの冬インターン体験記（理系/技術職）No.9938（東北大学大学院/女性）（2020/7/21公開）

秋に開催された合同の企業説明会のときに企業の規模や工場見学の交通費を全額負担してくれる点に興味を持ち、インターンシップにエントリーしていました。すると冬に5 dayインターンシップの案内が来て、素材業界に興味があったため応募しました。交通費や宿泊費が全額負担であったことも応募理由の一つです。

選考はESのみでした。企業ホームページの情報を参考にしながらESの内容を考えました。ESでどこが見られているのかはわかりませんでしたが、参加学生の大学を見てみるとある程度の学歴フィルターもあると思います。

鉄の鋳造過程での品質向上

前半にやったこと

１日目は製鉄所の見学をさせていただき、転炉や圧延過程を間近で見ることができ製鉄所のスケールの大きさを実感しました。２日目からはテーマを担当して下さる部署に分かれて実験を行いました。事故対策が徹底されており学生は実験装置には触らずに見ているだけという方針でした。

後半にやったこと

最終日には担当していただいた部署の方数名の前で成果のプレゼンを行いました。とはいっても堅苦しいものではなく、和やかな雰囲気でした。最終日の午後はインターンシップ生全員が集まって数名のグループを作り、まとめの発表を行いました。夜には学生全員と社員の方も交えて懇親会を開いていただきました。

部署の部長

なし

上司に従うことも大切ではあるけれど、時には自分の考えを主張することも大切というお話を聞いたことです。上司の言うことを聞くだけではなく上司と対等に話し合える環境で働きたいと思うようになりました。

一人で実験を行うことはなかったため、実験の進め方に関して困ったことは特にありませんでした。しかし、地道で待ち時間が多い実験だったため眠気に耐えるのが大変でした。また、人によっても異なるとは思いますが私の場合は５日間毎日何らかの飲み会の予定があったため、疲れが取れませんでした。

鉄鋼メーカーの技術職が実際にどのような仕事を行っているのかを理解できたことです。技術職とはいっても研究所配属と現場配属では業務が全く異なることが分かりました。今回受け入れていただいた研究所では基本的には朝から夕方までの決まった時間に働くことになりますが、現場では３交代制で夜中にシフトが入る場合もあります。自分には現場での働き方は合わないと感じました。

実験を進めていくうえで自分のアイディアを採用していただいた部分もあったため、普段から自分で考えながら行動することが大切だと思います。テーマの専門的な内容については、初日に社員の方が丁寧に説明して下さるので知識がなくても大丈夫です。

インターンシップに参加する前に、鉄鋼メーカーの女性社員が少ないことを不安に感じていました。実際にインターンシップに参加してみても女性社員の少なさは感じましたが、女性だからと言って特別扱いされることもなく男性と同じように働いている姿を見て不安が解消されました。また、製鉄所では過酷な環境下で働くことになりますが、研究所配属であればずっと製鉄所で仕事をするわけではないのでその点でも働けそうと思いました。

社員の方が、インターンシップに参加した人は期間中に余程のことをやらかさなければほぼ入社できると言っていたからです。自分はJFEスチールに自由応募でESを提出しましたがESの時点で落選したため、これは推薦を出すことが前提の話だと思います。いくらインターンシップに参加しても推薦応募でなければ落ちます。

一つ目の理由は製鉄所のスケールの大きさに感動したからです。巨大な鉄の板を作っているのに、その品質はミクロレベルで制御されているという点に魅力を感じました。二つ目の理由は社員の方の人柄です。インターンシップの中で、人事の方、お世話になった部署の方、OBの方など様々な方とお話しする機会がありましたが、気さくな方が多かったため楽しい時間を過ごすことができ、こんな社員の方々と一緒に働きたいと思いました。

自分が、インターンシップに参加後にESを提出した結果落選したためです。この会社では、インターンシップへの参加よりも学校推薦の取得が重要です。本当に入りたい人は絶対に推薦枠を取ってください。

インターンシップ参加前は、社会のインフラを支えることができる仕事に興味がありました。そのため、石油などのエネルギー業界のインターンシップに応募していました。少し視野を広げてみると、金属などの素材メーカーも建築物や自動車などの素材として用いられてインフラを支えているため素材メーカーにも興味を持ち始めていました。

製鉄所でのインターンシップを通してそのスケールの大きさに惹かれ、大きなプラントで働きたいという気持ちが強くなりました。これが、本選考で大きな工場を持つ鉄・非鉄メーカーにエントリーするきっかけになりました。また、入社する企業を選ぶうえで人柄を重視したいと考えるようになりました。このインターンシップで関わった社員の方、学生の性格が自分に合っていて居心地が良かったため、自分に合った居心地の良い環境で働くことの重要性を感じました。