22卒 本選考ES
コンサルタント
22卒 | 国際基督教大学 | 女性
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Q.
ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ社(以下、ケンブリッジ)からコンサルティング依頼を受けました。ケンブリッジの主な収益はコンサルティングサービスですが、書籍の出版もしており、集客のツールとして新たな書籍の出版を検討しています。どのような本をどのように売るとよいか、提案してください。(1000字以内)※前提・これまでケンブリッジの出版した書籍は全10冊あります。
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A.
私は、「ファシリテーション型コンサルティング×オンライン」についての書籍を出版すべきであると考える。実例を取り上げながら読者が実践しやすいものをベースに書いていくとより効果的であるだろう。内容としては、独自のコンサル方法であるフ ァシリテーションという点を中心とする。その中で、貴社の強みを生かしたオンライン上での取組みを書くことで、従来のオフラインベースの書籍と差別化を図る。 貴社のHPから考察すると、現状顧客の8割以上が首都圏に本社を抱える企業であり、コンサル対象に偏りが見られた。貴社は従業員数や支社が少ないため、「世の中の変革をファシリテートしていける存在でありたい」という目標を達成するには、オンラインの顧客を獲得するのが課題だと推測される。その点を解決するために、経験を体系化し書籍にまとめ、貴社のオンラインでのコンサルティングを認知してもらう。それは将来的に、オフラインでは難しかった地方や海外の顧客の集客に繋がるだろう。 また貴社や取り組みをより多くの人に周知してもらうためには、充実した内容のまま、外装を工夫した書籍を出版する必要がある。すでに出版されている書籍の傾向を見ると、タイトルや表紙がわかりやすい本は売れ行きが良い。一方でそうでない本は 、評価が高いのに売れ行きが良くない。その点を踏まえると、今回は分かりやすいタイトルや表紙が適していると言える。その際第三者の評価を添えると信憑性が高くなるので、出版時には実際にコンサルを受けた企業の方から、帯やあとがきのコメント を頂くのも有効である。それによって、ファシリテーション型コンサル×オンラインの説得力が増すと同時に、担当終了後も友好的な関係を築けているという信頼関係の強さも見せることもできるだろう。 売り方としては、紙媒体と電子書籍を出版する。電子書籍については、通常と異なり購入の意思表示から一定の試し読み期間を設定し、期間終了後もなお読みたい人から料金を徴収する。一見すると利益を放棄するようにも思えるが、手に取るきっかけ を与えることで貴社の知名度をあげる効果が見込まれる。そのため、将来的に集客に繫がり利益を生み出すだろう。また本格的な海外進出も視野に入っているため、外国からもアクセスしやすい電子書籍は外国語版も同時に出版すべきである。以上のことを実行すると集客効果が見込まれると考え、貴社への提案とする。 続きを読む