20卒 本選考ES
技術職
20卒 | 北九州市立大学大学院 | 男性
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Q.
研究テーマ
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A.
6配位ケイ素化合物の合成と光物性の評価 続きを読む
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Q.
研究内容(400)
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A.
ケイ素は通常、他の元素と4本の結合をつくります。ある条件では6本の結合をつくります。これを6配位ケイ素と表現します。6配位ケイ素は、通常のケイ素と異なる性質を示しますが、報告例が少ないため、基礎物性の解析、特に発光特性に興味が持たれます。私はケイ素まわりを剛直にし、かつ適切に電子を供与/受容する構造をデザインすることで、6配位ケイ素の合成に成功しました。現在はその構造解析をおこなっており、単結晶X線構造解析によって確かに6配位ケイ素ができていることを確認しました。より具体的な構造としては、正八面体の重心にケイ素を置き、6つの頂点に2つの窒素、2つの炭素および2つのフッ素が結合した構造でした。剛直な構造とケイ素の特性に基づいて、本研究で合成した6配位ケイ素は、青-黄色の発光を示しました。今後は、発光特性に着目したより詳細な解析をおこない、発光材料としての有用性を検討します。 続きを読む
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Q.
学業以外で力を入れて取り組んだこと
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A.
学部時代に所属した研究室で大学祭の模擬店を運営したこと。 続きを読む
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Q.
その内容(400)
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A.
私はこれを責任者として取り仕切りました。模擬店の計画が立ち上がった当初、私は学部4年生でした。先輩方に指示命令は出しづらかったこと、また同期の参加意識が低かったことが重なり、計画はなかなか進行しませんでした。そんな時、先輩に相談したら好きにやってみろと言われました。そこで私は、計画を見直して各項目に班とその責任者を設け、各人に主体性を持たせることを図りました。項目は材料・機材の手配、運搬・搬入、調理、配膳、広報、会計など、できる限り細かく振り分け、各人に必ず一つの責任がともなうようにしました。その結果、各人に責任感が高まり、人任せにならなくなりました。必然的に積極性が向上し、意思疎通が円滑にできるようになりました。大学祭当日、いくつかアクシデントが生じましたが、各人が十分に連携できていたため、大きなトラブルもない円滑な営業ができました。 続きを読む
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Q.
あなたが最も輝いたエピソード(600)
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A.
私は学部生から今まで、研究に尽力してきました。その中でも特に、主体性をもって取り組んでいる点は、先輩や先生方とのディスカッションです。これを毎日続けています。これを通じてPDCAサイクルの重要性、その中でもPとAにおける入念な計画、情報共有、討論の重要性を学びました。その結果として、研究内容で示したような今までにない新規有機化合物(6-配位ケイ素化合物)の合成に成功しました。研究では条件検討や再現性の確認など同じ作業を繰り返すことが多く、それらの作業は地味で単調な作業になることがほとんどです。研究開始当初、私は右も左もわからない状況で先輩や先生に与えられた指示に対して受け身となり、淡々とこなすだけでした。そのため研究は全く進展しませんでした。ある時、実験条件のわずかな違いが、実験結果に大きく影響を与えました。この原因を考察して先輩、先生に報告し、ディスカッションを通じて条件を洗い直し、考えうる条件(50通り以上)を一気に試行した結果、研究が一気に進展しました。これを機に、毎日の実験でどんな小さな違いも見逃さずに記録し、それを考察し、先輩や先生と毎日ディスカッションし、次の条件を洗い出すというサイクルを組み立てました。その結果、研究内容で示したような報告例の少ない化合物種(6-配位ケイ素化合物)の合成に至りました。 続きを読む
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Q.
重要視する軸(150)
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A.
私が入社企業を決定するにあたり、重要視する軸は“プラント事業に携われるかどうか“という点です。 続きを読む
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Q.
その軸が重要だと思う理由(400)
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A.
組織やチームで一つのプロジェクトに取り組み、それを達成することで、生活基盤や産業の発展に貢献できる“プラントエンジニアリング“業界で仕事がしたいと考えたからです。学生時代は学業や研究以外にも幅広い活動を行ってきました。その中でも組織を通じて新しい事を企画、遂行し、結果を残すという一連の仕組みをマネジメントすることにやりがいを感じていました。学部時代には所属していた研究室において大学祭で模擬店を出店しました。私はこれを責任者として取り仕切りました。自らの考案した企画が実際に実行され、人に感謝されることにも感動を覚え、仕事でもその達成感を味わいたいと思うようになりました。また、工学技術を集結させたプラントエンジニアリング業界で私がこれまでに学んだ化学工学と基礎化学の幅広い知識を最大限に活かすことで多面的なアプローチができると考えたため”プラント事業に携われるかどうか”を重要視しています。 続きを読む
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Q.
活躍したい部門を選んだ理由や、水イングでやりたいことを具体的に(600~800)
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A.
私はプラント事業の計画から運転、さらにその先の事業運営まで、一貫して事業に関われる設計部門で働きたいと考えています。これまでの研究生活で、私は「入念な計画と実験」「その試行錯誤の楽しさ」「その末の研究結果に大きな達成感があること」を学びました。この経験から、事業推進の最上流に位置し、包括的に関わることができる設計部門に興味を持ちました。これまで、さまざまなプラントエンジニアリング会社の説明を聞きましたが、大手のプラントエンジニアリング会社では作業が細分化されており、最初から最後までプラント事業に携わることができそうにありませんでした。しかし、貴社でなら”デザイン・ビルド”形式での事業を通して、プラント事業に一貫して関わることができると思い志望しました。私はこれまでに、化学工学と基礎化学(特に有機合成化学)を学んできました。この経験を最大限に活かすことで、設計においてはマクロとミクロの両視点から、多面的なアプローチをしたいと考えています。また、私は貴社でのプラント事業を通して、人々が安心できる環境の提案と実現をしたいと考えています。水は人の生活や産業の発展に必要不可欠です。その一方で、先進国である日本でさえ、上下水道の普及率が100%を下回ることに衝撃を受けました。また、東日本大震災をはじめとして、近年多発する大規模災害、特に北海道胆振の震災ではライフラインの脆弱性が連日報道されていました。これらをきっかけに、国内の「水インフラ」をとりまく様々な課題の解決に挑戦し、“あたりまえの環境をあたりまえに”したいと考えています。 続きを読む