【未知の都市を創造】【23卒】住友不動産の冬インターン体験記（文系/Winter Internship）No.17260（早稲田大学/男性）（2021/8/11公開）

漠然と総合デベロッパーに興味があったものの、インターン等に参加したことがなく、業界動向や都市開発の違いなどを見定めたいと思ったから。その中でも、住友不動産は３大デベロッパーに属し、六本木や新宿をはじめ、都内に根強いコネクションをもっていることから応募したいと思った。

まず、デベロッパー業界の動きを何も知らなかったため、そこから研究に励んだ。その後、ESや面接対策として就活会議やワンキャリアを扱い、アウトプットしていった。

数少ない対面での面接だったため、より一層人柄が重視されていたように思う。またデベロッパーは、様々な関係者を巻き込みながら、開発案を出す役割なので、そのような経験をアピールすることが大事だと思った。

新宿の土地を利用した新規事業立案

はじめに会社説明を受け、自社ビルの案内がなされた。
午後から課題が与えられ翌日の最後にプレゼンを行った。

施工やテナント運用の難しさ
収益性と社会貢献性のバランスのとり方

新宿の土地を利用した新規事業立案

1日目にやったこと

冒頭に一般的な会社説明が行われた。その後、複数の自社ビルに案内され、竣工までの流れや都市開発の特徴などを教わった。午後からは全体に課題が与えられ、各グループで分析等を行った。

2日目にやったこと

初日に引き続き、議論をブラッシュアップしていった。途中、巡回してくる社員さんに疑問点やわからない点を教わり、ワークをすすめた。プレゼン後は社員さんとの懇親会が開かれ、様々な観点から業界について学んだ。

部長・役員クラスの社員

なし

プレゼン後の全体フィードバックで、利益追求の弱さを言及された。収益性が高いのは、それだけ顧客や社会に大きな付加価値を与えていると自覚しているからだという言葉が印象的だった。

PC作業は基本的に会場のみだったので、とにかく時間に追われていた。グループメンバーと連絡先で繋がり、次の日に行うべき点などを夜な夜な検討した。また、建築や会計といった専門知識も求められてくるワークだったため、初期の知識がある程度あるグループの方がスムーズに話し合いができていたように思う。

全体的に行動力に優れた学生が多く、誰かが仕切るというよりかは、全体で要点をまとめ分担して作業を行っていた。

業界理解だけでなく、施工においていかに長期的な目線で収益性を追求できるかという視点身につけられたのは大きな経験であった。突発的なアイデアではなく、何年スパンで収益を回収していくのかという新規事業の難しさを体感することができた。また、文系であっても建築知識や会計知識は少なくともこの業界には必要だろうなと感じた。

建築系の基礎的な知識を頭に入れておくとよりスムーズにできたように思う。知らない計算式や単語が出てきた際、その度に検索をかけていたため時間を要した。

社会貢献性が高く、自分達の創造性が活かされる憧れの業種である一方で、自分には少し相性があわないなと思ったため。業界の中でも特に、この会社では熱意や根気が重要視される印象を抱き、そこにフィットしないのではと感じた。ただ全体として、社員さんは優秀な方が多く、１つ１つの言葉が的確だった。

全体的に学生レベルも高く、自分と会社との相性をそこまで感じなかったため、自分が本選考を受験しても通過できないだろうと考えたため。特に後者の理由が大きく、社風として根気強さという点が根付いており、業務においても少数精鋭であるため、一層高いレベルで働く必要があると伺い、自分の感覚と乖離が生じた。

理由は上記した点とほとんど合致するが、主に社風とマッチしなかった点にある。比較的収入の高い業界であるが、それに見合った努力や仕事量をこなしていることを知り、参加前との差が生じた。ただ、現場レベルの業務体験をしたことによって、業界におけるやりがいは理解することができた。

参加者向けの社員懇親会が開かれていたため。複数の社員と本音で会話できるため、未参加の学生と比較すると優位になると感じる。また、業務や社風にまで踏み込めるインターンであるため、自分の適性とのマッチングを図るいい場である。

当時はインフラや金融など幅広い業界をみていて、中でも自分の創造したい思いを形として表現できるデベロッパー業界に憧れた。業界の中でも、東京で最も多くのビル開発を展開し、高い収益を維持し続けているこの企業に関心を抱いた。
業界と自分との相性確認や、各デベロッパー会社の特長を掴みたいと思い、インターンに参加したいと考えた。

地道さと貪欲さを武器に高い収益性を維持している企業であると認識していたが、自分が想像していた以上にその熱意さを企業から感じた。また業務に関しても、非常に社会規模の大きいプロジェクトが多く、キャリアの幅も広いように感じた。社員さんは優秀さがにじみ出ており、実際に話してみても、会社の利益追求の強さが感じられた。
これまでは漠然と、自分もやりたい業務で就職先を決めようと考えていたが、長く働く上で自分と企業の相性の重要性を実感した。